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ゲレンデを通って山へ入る。昨日のトレースの上に新雪がある。重い雪。トレースを外れないように歩くが時々ごっそりはまりこむ。又、上から落ちてきた雪が首に入る。冷たーい！
あずまやで案内板が１ｍ以上埋まっている。まるで雪洞みたい。一休み・・・。
雪はどんどん深くなる。道がどこかまったくわからない。後ろから山スキーヤーが二人。「ラッセルご苦労様。」と言って追い越して行った。我々もスノーシューを着けよう。はまり込まずに楽だ。さらに後ろからスノーシューさん、二人。重かった雪が八ケ岳のようにだんだん軽くなってきた。
樹林帯を抜けてぼんやり鉄塔が見える。さらに左前方に二つ目の鉄塔も。辺りはガスッて何も見えない。
ただ先行の山スキーヤーのトレースを辿っているだけだ。目印など何もない広い雪原。今日は赤旗がないのでトレースが消えたらと思うと怖い。方向が全くわからない方向音痴の私・・・。
こんなガスでは危ないよ。「降りよう。」と言っても、何時もながら前に行くことしか頭にない人は聴く耳を持たない。不安で少しも楽しくないのに・・・。
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赤坂山山頂。
右も左もわからない山頂到着。中央分水嶺の案内がある。小さいエビノシッポができている。一瞬だけ下界が晴れた。
好天なら琵琶湖と若狭を見下ろせるビューポイントらしいが・・・。
地元滋賀県の方が「今日は危ないので降りる。」と言った。ずっと後からついて来た人も戻ったようだ。地元の方の意見を尊重して、我々もそうしよう。山は逃げないから又来ればいい。
暗いガスの中を数人登って来た。降りは楽。下の方にトレースが見えると、近道してスノーシュー何処でも歩き。深い柔らかい羽毛布団のような雪にまみれながら雪を泳ぐ。めちゃ楽しい雪遊び。あっという間にあずまやに戻った。
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ここで軽く食事をしよう。
ちょっと青空が広がった。真っ白な峰はどこかアルプスを思わせる。雪庇も大きく見えている。
どんべい、ぜんざい。陽だまりで雪に埋もれてあったかいものを頂けるなんて最高！気温が上がってきて春のよう。お日様は人を幸せにする魔法使い。めっちゃあったか！
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天気が回復して、雪の中に居られるだけで私は十分なのに、縦走したかった人達はちょっと残念そう。又次の楽しみに・・・。
スキー場まで降りると賑やか。チビッ子の歓声がこだまする。リフト券はいらないし、安全だし、子供の雪遊びには最高だ。
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気温が高いので、べたべたした雪にはまり込んで歩く。駐車場は満車だった。
マキノ白谷温泉八王子荘￥５００
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帰りに登山口めぐり。
国境高原スキー場入口からの乗鞍岳。木之本の豪雪の村から横山岳。屋根には１mの雪、おまけに家の一階はどこも板囲み。人々は雪かきに精を出している。生活の中に雪があって、その雪と戦っている。深刻・・・。
雪と遊びたい心はどこかに置いてこなくては、申し訳ないかんじ・・・。滋賀県がこんな豪雪だと初めて知りました。
次回は好天に、高島トレイルの赤坂山から寒風、太谷山と縦走したい！三国の方には岩場もあるらしいのでそれも楽しみ・・・。
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