雨乞岳
     1238m
(滋賀)

AMAGOIDAKE

2011年10月23日 くもりときどきはれ

武平峠P7:15〜沢谷峠〜郡界尾根〜三人山8:30〜東雨乞岳9:30〜雨乞岳(9:45〜10:15)東雨乞岳10:30〜郡界尾根〜沢谷峠11:50〜P12:30

中道の駐車場に停めるとT尾さんから電話。雨乞岳へのお誘いでした。スカイラインが武平峠まで部分開通?


丁度トンネル付近の紅葉が綺麗。トンネル上が崩れそうなのか?ブルーシートがかけてある。

トンネルの中を歩いて、滋賀県へ抜ける。

柿の葉みたいな大きさでよく目立つ黄葉は「シラキ」と教えてくれる人がいる。遠路、土岐から見えた鈴の音カップルさん。

沢谷峠から尾根道に出ると左手に鎌ヶ岳と鎌尾根が大きく見えて来た。
春と間違えて、新芽が出ている木がある。

木々の隙間からは赤や黄色に染まった黄葉が目に飛び込んで来る。



三人山。
白い林!しらかばみたい・・・沢谷の源流を見て三人山山頂へ。
この尾根に降った雨は、進行方向に向かって右手は愛知川へ。左手は野洲川へ。そして琵琶湖で合流するとか。雨粒のロマンですね・・・

数年前とは違う、O山さんの案内板がかかっていた。



茶色の落ち葉が敷き詰められた登山道。それだけで秋の風情が漂っていい気分。さらに、所々、今落ちたばかりの赤いカエデや黄色のシロモジの葉が宝石のようにちりばめられている。次々現れる色鮮やか落ち葉にルンルン。

緩やかな上り下りが続く道。

シャクナゲの木も多い。

地質が藤原岳や御池岳などに似て滑りやすい。


急登が終わって、もう東雨乞岳かなと思ったけどまだまだ・・・時々、笹原に埋もれる。皆さん、背が高いので問題ないけど、小さい私は笹が覆いかぶさって来て前が見えない。必死に濡れた笹の中でもがく・・・

鎌ヶ岳、御在所が背後に見えて来た。ちょっと方向がわからなくなる・・・
山頂少し手前でスミレ、センブリ、リンドウと秋の花が迎えてくれた!
見過ごしそうな楚々とした花に、秋を感じる・・・


センブリはリンドウ科の花だそうです。傍に本物のリンドウが咲いているのはなぜ?

やっと東雨乞岳山頂。
周囲にイブネ、釈迦岳などの山をぐるり望む。滋賀県の山も。
露払いをした相方はずぶぬれ。四番目の私もタイツが濡れて寒い。カッパのズボンをはく。



風邪気味のTさんは大丈夫でしょうか?体も足も重そうですが・・・
「同じ所を降りるのはつまらないから、杉峠から降りる」そうです。

本峰へ向かう。
ここからも所どころ、笹が覆いかぶさって来る。数年、通行止めだった為、あまり人が入っていないからだろう。


雨乞岳山頂。
セブンマウンテンの標識がなくなった。替わりに、いろんな手作り案内板があって楽しい。

何年ぶりかな?ここに立つのは。初めて朝明からこの山に来た日に思いを巡らす。あの日は死にそうにえらくて遠かった。今日の郡界尾根は最短ルート?二時間半で着きました。

東に東雨乞岳と御在所を望む。丸みをおびた笹原の稜線と歩いてきた登山道がくっきり。なだらかさが優しくていい。



ここでランチ。Tさん、生姜葛湯であったまって下さい。梅干しオニギリ、クリームパン、リンゴ、ブドウ。

やっぱりちょっと熱もあるようで、ここから引き返すことにします。帰りは、笹原のササをかきわけて降ります。


東雨乞山頂。
御在所が正面にどーんと。


イブネがはっきり見えてきた。相方は何年か前に歩いた下重谷を見つけたようだ。


ここで雨乞岳とお別れ。足元にセンブリの蕾が可愛い!
朝とは違う角度で日の光が森に入って来る。頭の上で輝く黄葉にいい気分。



相当降りた。このあたりでトラバース。鎌ヶ岳が見えて来た。北面の黄葉が鮮やかだ。



武平峠。
やっぱり鎌ヶ岳が綺麗。御在所を見上げれば、峠道にも日が射して黄葉が青空に映える。今日の峠道もよかったでしょう。

トンネルの上の色づいた木々を見上げて、その中を潜り抜ける・・・


駐車場へ到着。

五時間ほどで雨乞岳往復できたなんて・・・大満足!
皆さんありがとうございました。Tさん、風邪早く治して下さい。

スカイラインを降って行くと下はまだまだ緑。武平峠辺りが今日の一番でした。

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