荒島岳
    1524m
(福井)

ARASIMADAKE

2005年3月27日 快晴 無風 

自宅4:30〜羽島〜(東海北陸道)〜白鳥〜(R158)〜勝原(かどはら)スキー場登山口P(7:30〜7:50)〜シャクナゲ平(10:40〜10:50)〜荒島岳山頂(12:10〜13:00)〜リフト終点15:00〜P(15:30〜15:50)〜油坂峠〜白鳥〜(東海北陸道)〜羽島〜自宅18:30


九頭竜ダムに朝もやがかかり幻想的な雰囲気。 158号線和泉村から大野市に入る。左側に勝原スキー場がある。駐車場で地元の福井山岳会の方に会う。ガイドしていただきながら一緒に進む。
スキー場の中をリフト沿いに登る。いきなりの急登。ボードを背負った人が前を行く。スキーで登ったらしい跡がある。
二つ目のリフトから背後に白い峰が目に入る。白山の左手に続く経ケ岳や保月山。特にカールを持ったような経ヶ岳は魅力的な山容だ。さらに左手に大長山、赤兎山、取立山などの白い峰が続く。リフト最終地点で前方に小荒島岳が姿を現す。


大野勝山市街田園風景も開けてきた。ブナ林に入る。木の根近くは丸く雪解けしている。雪面に木々の影が美しい。
少し開けた台地のような所に出ると木々の間から左前方に荒島岳が見えてきた。雪庇が大きく美しい。
急なブナ林を登りきるとシャクナゲ平。大きく荒島岳全景が望める。ここで小休止。
反対側に白山、経ヶ岳などがより近くに迫り綺麗。白山右手に願教寺山、野伏ケ岳、小白山など。山頂まではまだ随分時間がかかりそう。


シャクナゲ平から南の鞍部へ少し下る。ここでアイゼンをつける。今から行く尾根の雪庇がはっきり目に入る。
ここから胸突き八丁の急登となる。一歩一歩慎重に登る。振り返ると今きたシャクナゲ平の向こうに小荒島岳、もやのかかった白山などが一望できる。
右手に部子山(へこさん)、銀杏峰(げなんぽ)の白い山なみ。前方に能郷白山。
雪に埋もれたダケカンバに大きい樹氷がついている。荒島岳の風が創造した鋭いシュカブラが朝日に輝く。美しい



高度が一気に上がった感じがすると少し開けた稜線に出た。
前方に荒島岳山頂。大きく突き出た雪庇や広々した雪の白い稜線が上品でどこかヨーロッパアルプスを思わせる。
そのスケールの大きさと迫力にめまいがしそうだ。さすが百名山。
どこまでも続くシュカブラも鋭く美しい。
雪に埋もれた祠の屋根の一部が見えた。荒島岳山頂だ。
相変わらず一段と白い白山はもやがかかったまま。シュカブラのはるか彼方に聳えている。
周囲360度の白い大パノラマだ。こんな美しい所にいていいのかな私。
山頂雪庇の下で、白山を前方に望みながら食事。風もなく暖かでいかにも春山日和。
荒島岳山頂を堪能する。




帰りは雪壁を滑り降りたり転がったり。子供のように雪原を駆け回る。


シャクナゲ平手前から右へ近道を降りる。ここからスキー場下までは雪がベタベタ。嵌りこみながら春の雪を楽しむ。
春山荒島岳は美しかった。なだらかな白い峰を瞼にしっかり焼き付けて帰途についた。


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