大日ケ岳
1709m(岐阜)

DAINICHIGADAKE

2004年4月11日 晴れ K・Hさん 夫と4人

自宅3:30〜ウィングヒルズスキー場6:00〜大日ケ岳(9:30〜10:45)〜スキー場14:00〜美人の湯白鳥〜自宅17:30

スキー場入り口の駐車場に車を置く。わかんやアイゼンはつけずにスキー場の中を行く。
リフト乗り場手前辺りから能郷白山、荒島岳が霞んで見え始めた。
尾根に出るとはるか彼方に大日ケ岳が望め、今から行く縦走が大変長いルートだとわかった。しかもピークをいくつも越えるようだ。

柔らかい春の雪なので前を行く夫は、体重がかかって度々雪にはまりこんだ。「健脚コースだな」と言っているもののへこたれる様子はない。
くずれ落ちそうな大きな雪庇の上を行くと南極かどこかにいる気分。さらにアップダウンを繰り返してきつい登りが続く。
きわめつけはニセピークの登り。両側とも切れ落ちた所はすべり落ちないように一歩一歩ゆっくり慎重に行った

何となく開けていい感じがしたら「鎌ケ峰」と書かれている。そこにはワイドなパノラマが広がっていた。
西に毘沙門岳、荒島岳、野伏ケ岳から薙刀山、願教寺山、北には別山、白山が望めた。さらにここから望む大日ケ岳は長大なすそを広げた堂々とした山容だった。

山頂手前下のカールのような所にカモシカがこちらを見ていた。


大日ケ岳山頂は、春霞の白山を眼前に広々として開放的だった。
名前のとおりで、大日如来が降り立ったと伝えられているのも納得できるスケールの大きさだった。
スキーやボードでダイナランドやひるがの高原から登ってくる人がほとんどで、彼らも又この360度の雄大な眺めに感動していた。
帰りはわかんをつけて下り、スキー場の中はすべり下りた。

残雪のこの時期、急登と平坦を繰り返すダイナミックなルートだけに、我々のルートからは2組の登山者だけだった。
今日の春山縦走は体力が消耗する難易度の高い尾根歩きだったが、日帰りでこんな充実した山歩きが出来てとても良かった。

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