愛知川

         (滋賀)

2008年7月26日 快晴

朝明P7:00〜(朝明渓谷)〜ハト峰〜(白滝谷)〜愛知川9:00〜天狗滝10:00〜七条淵10:00〜ヒロ沢11:00〜大瀞12:00〜大岩(12:30〜12:45)〜タケ谷出合(13:10〜13:30)〜根の平峠(13:50〜14:00)〜(伊勢谷)〜朝明P15:00

七月半ばからずっと猛暑が続いている。今日は愛知川へ行こう。駐車場につくと直ぐ料金徴収に来た。¥500
朝明渓谷をハト峰に向う。西山荘は夏休み中のちびっ子でいっぱいだ。風が通らない登山道を通過する。

ハト峰到着。
背後を振り返れば鹿の親子がじっとこちらを見ている。なんかへんな動物が来たというように。ここからは御在所望湖台を下からのぞむ感じ。御在所がどこか別の山のようだ。鹿親子はヒロ沢のほうへ降って行った。



白滝谷。
去年行ったツメカリ谷。上部へはどこから入ったのだろうか、よくわからない。白滝あたりでモウセンゴケの花が咲いていた。直径八ミリほどの白い小さい花。こんな乾いた山地にも咲くの?どんな土にもちゃんと適応して生きている。なんて強い花だろう・・・。

愛知川。
二時間で到着。ノリウツギが咲いていた。黒と緑のストライプのオニヤンマが飛んでいる。体も目もでかい!
渓流靴、カッパ下、スパッツ、ヘルメットで準備OK。
雨が降らないからか水が少ない。でもなぜか冷たい愛知川の水。清らかな流れに心奪われながら岩を歩く。余り水中に入らないようにしよう。冷えすぎるから。


瀬戸峠から来た若者二人。海に潜るような厚手のウエア。それなら何時間水中にいても大丈夫だね。天狗滝直下まで泳いでいった。


七条淵。
砂利が埋まって浅くなった。膝下で普通に歩ける。去年までは夫の肩くらいまであったけど・・・。川も少しずつ形を変えて行くようだ。きっと数年もすれば又深い淵に戻るのだろう。



滑り台。
エメラルドグリーンに輝いて美しい。惚れ惚れして見ていたら、そこへ上流から若者が来てさっと飛び込み!気持ち良さそう。
若いってそういうことだよね。何も考えずに行動できるって素晴らしい・・・。


ヒロ沢。
青緑の小さい淵に飛び込み。こちらはキャンプの小学生。


大瀞。
もう少し上流の大岩まで行こう。やっと到着。なるべく水中に入らないようにしたのに冷えた。岩が暖かくないので体を温められない。どうして愛知川の水はこんなに冷たいのだろう。雨乞岳の伏流水なのだろうか。
少し曇ってきた。ここからタケ谷へはもう浅瀬を行くばかり。辺りの流れはとても緩やか。



タケ谷出合。
靴を履き替えて根の平峠へ向う。笹が全くない。枯れてしまって周囲が明るい。虻一匹いない。数年前とはまったく違う。ここは何処だろうと思ってしまう。
又鹿が目の前に・・・。きっと朝の子鹿だ。彼らの生活している場所へ勝手に入り込んでいる私たち。何度も脅かしてごめんね・・・。
伊勢谷を川まで往復した女性一人。「愛知川にヒルがいた。」幸い被害はなかったそうだ。

根の平峠。
余りに明るいのでびっくり。笹はまったく見られない。四方八方からの風通しがよくなった。御在所への尾根道の笹も枯れている。涼風が心地いいのでいつになく大休み。座り込んでしまった・・・。
伊勢谷を降りる。たしかいつもじめじめしていたのに水が枯れ乾いている谷道。朝明まで降りるとやはり蒸し暑かった・・・。
川まで二時間、川の遡行四時間、戻るのに一時間半。
下界の暑さを忘れる別天地、夏の愛知川。約7時間の山歩きだった。

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