五竜岳・唐松岳
    2814m
富山2696m
(富山・長野)

KARAMATUDAKE

2005年9月22日 

自宅22:00〜羽島(名神)(中央道)(長野自動車道)豊科〜(R147)〜白馬五竜スキー場P2:30(仮眠)
渋滞なしで到着。駐車場に車は5・6台。

2005年9月23日 晴れ時々曇り

起床6:00〜テレキャビンとリフト(8:15〜8:30)〜(遠見尾根)〜五竜岳唐松岳遠見尾根分岐点12:30〜唐松岳14:50(テント泊)

テレキャビン¥860×2
リフト¥300×2
テント幕営¥500×2
夕食は小屋で。¥2000×2


今回も縦走なのでザックを軽くする為食事は小屋で。
お茶500ml四本。スポーツ飲料500ml二本。アミノ酸ゼリー。

テレキャビン始発は八時十五分から。遅いが仕方がないので待つ。
乗り場でザックの重量を測る。夫十五キロ。私十二キロ。私の十二キロは最高。今日はマットも自分で持っているから。
六人乗りテレキャビンから二人用リフトに乗りかえ。
しばらくするとアサギマダラが一頭ヒラヒラと。九月末なのにまだここ北アルプスにアサギマダラがいる。驚きだった。御在所岳にはもうとっくにいないのに・・・。
歩き出すと遠見尾根は少し紅葉が始まっている。真っ赤なナナカマドの実が青空に映えて美しい。
地蔵の頭で五竜岳から唐松岳を遠望。オオカメノキの赤い実も綺麗。空気が澄んで山が美しい。
気温が高い。十五度。風もない。このあたりでなんとなく頭痛。今日は早めにバファリンを飲んでおく。


大遠見山あたりから尾根は緩やかに右にカーブしている。
目の前に五竜岳がどんどん迫ってくる。武田菱の雪形が残る黒い岩が大きく見えてくると感動で胸がいっぱいになった。
雪がつくときっと綺麗だろうな。その時期に私に来れる訳ないけど・・・。
重量感ある五竜岳を前に言葉もない。とても神々しい。
尾根最後の登り白岳へ。左の高所に五竜山荘が見えてきた。ガスが立ち込めてきた。上りきったところがたぶん白岳。降りて行くと左に小屋から五竜岳、右に唐松岳の遠見尾根分岐点。
本当は五竜岳に行きたいが往復すると一時間半はかかる。
テレキャビンの始発が遅すぎてそこで一時間半のロス。それがなかったら行けたけど・・・。
ガスがかかって天気もよくないし、唐松岳までの稜線は慎重に歩きたいし、台風十七号の動きも気になるし・・・。早く行動したい。
という事で五竜岳山頂は今回は断念。



ガスに包まれ唐松岳に向う。緑のハイマツと真っ赤に紅葉したウラシマツツジの登山道。なだらかなトレッキングコースで歩きやすい。
ところどころにハッとするほど美しい紅葉。時々ガスがあいて唐松岳が姿を見せる。
淡いピンクのシラタマの実が足元に可愛い。
ずっと憧れていた後立山の稜線を私は今歩いている。一歩一歩確かめるように味わって歩こう。
「今」は二度とないのだから。こんな素敵な所を歩けて幸せ。



うっとりした気分でいると前方に大きい峰が現れた。ハイマツに被われた赤茶けた岩の峰。
地図に「目」が描かれている。通過に注意を要する所だ。
ここは穂高岳?と錯覚するような岩稜歩きになった。慌てず慎重に一歩一歩登る。



乗り越すと唐松岳頂上山荘が見えてきた。左手斜面にテント場も。ガスがあいて唐松岳が姿を現した。それは白と緑の美しい山だった。
西方に欅平に降りるルートもある。
テント設営後、山頂に向う。右手下に不帰ノ嶮の険しい谷が目に入る。
雪渓も残っている。


山頂からは雲海に浮かぶ黒いシルエットの剣岳、明日歩く予定の不帰ノ嶮、不帰キレット、天狗の大下り、今歩いてきた五竜岳からの稜線が美しい。
不帰ノ嶮はガスの中、その険しい岩肌が見え隠れする。神秘的で魅力的。


小屋へ戻る。新館ができたばかりの様で人が多い。白馬大雪渓の土砂崩れでこちらへ人が多く入ったらしい。
食堂で夕食。五時二十分から。
サトイモ、さつまいも、ハンバーグ二個、ワラビ、キンピラ牛蒡など。それにご飯と味噌汁。容器はホイルなど環境に優しい使い捨て。今日はいつになく食欲がある。

明日のお茶、500ml¥500×4本=¥2000
ポカリスエット缶245ml¥400×2本=¥800
水は無料。

テントは10張りほどと少ない。
風が全くない。静か。気温が高く夏の様。シェラフもいらないほど。もちろんカイロもいらない。
八月中旬に痛めた右足裏。大丈夫のようだ。今日はリハビリになっているのかな?テープを張り替える。


明日は不帰ノ嶮を歩くのだ。名前を聞いただけでも怖いけど・・・。
私に行けるかな?

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