御在所岳
1212m(三重)


2004年12月30日 くもり 積雪60cm 

温泉最奥P7:00〜(中道)〜朝陽台(10:30〜11:00)〜P12:30


朝、藤原岳から鎌ケ岳まで粉雪に覆われそれは美しい鈴鹿の山並みだった。昨夜の雪でスカイラインも登山口も積雪10cm。
誰も歩いていない雪の上を歩くのって気持ちいい。それもふわふわふかふかさらさらの粉雪。御在所岳でこんなの初めて。まるで八ヶ岳。



キレットでは岩に雪が付いている。手は手袋をしているので素手の感触とは違うし靴も不安定。すべるので慎重に下りる。振り向くとマダラ模様の岩がいつもと違う雰囲気で美しい。
夫は間違えて私の靴を持ってきたので足が痛いと言っている。当然ラッセルは私の役目。
昨年12月21日の大雪で初めてラッセルを体験。忘れられないその場所はキレットの見える岩から案内板のあるところまでだった。
その時偶然お会いした見るからに山男といった身のこなしのTさんと夫と(私)交代でラッセルすること3時間。やっとキレットの上という状態。
用事があってやむを得ず途中で帰ったが心残りで頂上までラッセルしたかったという思いをずっと持ち続けたままだった。
念願かなって今日は2回目のラッセル。雪山に来て雪まみれになって知ったこの快感。この雪の感触。おまけにさらさら粉雪で気分は最高。
ガスってモノクロの世界となった国見岳やハライドあたりを眺めながら雪を蹴る。そのハライドや国見尾根に時々スポットライトがあたって綺麗な雪景色が浮かび上がり冬ならではの幽玄の世界が広がる。



頂上近く鎖場下の吹き溜まりが一番多くて胸のあたりまであった。(私は小さいのです。)それに雪がふわふわなのでもがいてももがいても雪にはまって前に進めない。
やっと岩を見つけてそれに乗る。


3時間30分かかって朝陽台到着。気温マイナス3度。積雪60cmほど。素晴らしい樹氷が迎えてくれた。
時々霧があいて青空が顔を出すと樹氷が一段と輝きを増した。静かで美しい冬の御在所岳だった。
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