御在所岳
    1212m
(三重)


2005年11月5日 快晴 

旧料金所P7:00〜望湖台(9:15〜10:00)〜鎌ケ岳(12:00〜12:20)〜御在所岳富士見台14:00〜P15:00

東の空に朝日が大きくオレンジ色。空気が澄んでいるから?冷え込んだから?



御在所岳が赤く染まる。おばれ岩辺りから少しずつ紅葉がはじまる。ふと鳥が目の前を横切る。茶色と黒の体、羽のどこかが白く、鳴き声はスズメに似ているがちょっと低音。冬鳥かな?
地蔵岩から山頂を見上げると赤や黄色の錦模様。今この辺りがいちばん綺麗なのかな?
今年は台風が来なかったので、葉の色づきがとてもいいらしい。私が知る御在所岳の紅葉の中で最高。数年しか知らないけど・・・。
キレット下、キレット、その上も朝の斜光にシロモジやカエデが輝く。鮮やか。
シロモジが黄色というより黄金色、カエデやヤシオはワイン色でなく深紅。赤い。
御在所岳は赤い紅葉は無いと思い込んでいたけどそうではなかった。今年は赤がより目立ち美しい。



上部テラスから谷を見下ろす。美しい。


今朝の中日新聞一面に出ていた富士見岩。躑躅が赤い。遊歩道もまだあちこちに黄葉が残ってる。きっと山頂は先週最高だったんだろう。

望湖台。
雨乞岳、手前の上水晶谷尾根、国見岳が美しい。イブネ、クラシも山肌が赤い。



峠道を雨乞岳が見える辺りまで降りると御在所岳の南面が綺麗。西方の峠谷も中腹が見事な色に染まっている。
ヤシオやドウダン躑躅の赤、シロモジやカエデの黄色、ヒノキなどの緑。なんという艶やかさ。
上高地と同じオレンジ色のミズナラを見つけうれしくなる。御在所岳のミズナラは茶色と思い込んでいたので・・・。



峠から鎌ケ岳への尾根道も逆光に明るく輝く。展望台まで登ると御在所岳もこちら鎌ケ岳も中腹辺りから峠にかけて最も美しい。壮大な錦模様が広がっている。



鎌ケ岳の(私の)岩に乗って秋色御在所岳、雨乞岳を独り占めする。気分は最高。
鎌尾根も馬の背尾根も黄葉が秋の日に眩しく輝やく。そしてそれが鎌ケ岳の美しい裾模様となっている。パラグライダーがゆったり浮かんでいる。まるで絵を見ているよう・・・。
秋色の陽射しが満ち溢れ黄金色に輝く峰々。なんて穏やかで美しい鈴鹿の山なんだろう。このまま時間が止まったらいいのに。もうずっとここにいたい・・・。


そうだ。こんな気持ちのいい日はもっと歩こう。どこまでも歩いて行きたいと言う訳でもう一度御在所岳まで尾根道を歩くことにする。
午後の光にあでやかなカエデが輝く。
峠道の白い岩峰に、これから冬眠に入るらしいテントウムシがあちこちに。ピカピカした黒い背中に赤い二つ星。フタホシテントウ。岩の隙間でじっと冬を過ごすのかな?
雲ひとつ無い澄んだ蒼空。西に南に鈴鹿の山々が青く連なる。爽やかな秋風を頬に感じ心地良い。一人悦に入る。
この尾根歩きは御在所岳と鎌ケ岳の山を北から南からと立体的に見る事ができて最高。それも今日は艶やかな紅葉・・・。
ウオーキングハイかな?足が重いとか疲れとかはまったく感じない。ただ心も身体も美しい秋山を存分に歩けた満足感と爽快感で満たされるばかりだった。


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