御在所岳
    1212m
(三重)


2005年10月15日 くもり時々小雨 中道往復

朝駐車場に車が二台。
小雨が降ったりやんだり。傘をさして行く。岩が濡れているので足裏に神経を注いで岩を掴むように歩く。こんな日も意識すれば岩を歩く練習になる。
ガスがキララから湧き上がり美しい。コアブラ躑躅か?ワイン色の葉が雨にぬれ輝いている。ガスの中、地蔵岩が浮かぶ。幻想的。
先日パニックになった岩を見上げる。滑って怖かったよ。今日は行かない。木の階段を上がってその上のキレットを見下ろす岩へ。
藤内からのガスが白い。
上部テラスからワイワイ沢辺りがガスの中ほんのり紅葉しているのがわかる。
富士見岩に来るとサッとガスがあいて大黒岩が現れた。本谷も少し秋色になっている。
遊歩道の階段を少し上がるとシロモジが黄色くなっていた。
屋根つきの休憩所にAさん夫婦。来週赤岳から阿弥陀に行くとか。今年は精力的にアルプスに入られた様子。インドアも始めたとか。
ちょっと煽られ気味。休憩していたら寒くなってフリースを着る。
ガスがあいて行くようなので望湖台まで行くことにする。


雨乞岳山頂はガスに包まれたまま。いつもの岩に乗る。地獄谷あたりを見下ろすと少し落ち着いたワイン色。御在所岳の紅葉が始まった。枯れたような葉も見られるけど・・・。
今年の紅葉はどうなのかな?季節にメリハリがなかったけど・・・。
遊歩道のアシビにはいっぱい実が付いている。来年の花芽も。



富士見岩に戻ると鎌ケ岳にベールのような雲。その下のクサリ場からは丸で墨絵の様な世界。立ち止まって見とれる。どんどん天気が回復しているようだ。
上部テラス上の岩にイワカガミが季節を間違えて咲いていた。そのテラスからはガスがあいて色づき始めたワイワイ沢あたりを見下ろせた。いい色になるのはやはり十月末かな?


キレットまで戻るとハライド辺りが美しい。ここでも雨上がりの山と空の美しさに見とれる。岩にもたれて、しばらく呆然と谷を見つめる。
ワイン色のコアブラ躑躅や米躑躅の葉が雨に濡れている。花の様。今まで気がつかなかったけど赤い木の実も多い。


駐車場でOさん。この悪天候の中、藤内沢から鎌ケ岳長石谷を歩いたとか。若いってなんて素晴らしいんでしょう!そのパワーに圧倒される。
深まりつつある秋を感じながら、雨上がりの山の美しさに魅了された今日の御在所岳だった。山はこれからいい秋色になる・・・。
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