御在所岳
    1212m
(三重)


2005年6月12日 晴れ

藤内沢から、馬の背尾根上部、犬星の滝、三ツ口谷。

旧料金所P7:00〜小屋テストストン、前尾根テストストン、一壁の上一周〜(藤内沢)〜朝陽台(11:30〜12:00)〜鎌ケ岳13:30〜カズラ谷分岐13:45〜キララ分岐14:00〜長石谷入り口14:15〜犬星の滝、滝上部14:30〜(長石尾根)〜三ツ口三叉路14:50〜三ツ口大滝15:00〜ダム15:20〜P15:30

登山口にウツギが咲き乱れている。夏は来ぬ。
昨日の雨が朝方まで残ったのか落ち葉が濡れている。
裏道に抜けると大岩にKさん。岩に取り付く練習。大きなザックが置いてある。マットが入っているのかな?
小屋でテストストン。夏靴が柔らかいので歩きにくい。
小屋裏にササユリの蕾が大きい。二週間後かな?タツナミソウも。
前尾根下テストストン。その下の抱かえる岩に登る。ここは三回目。
テストストンは左端を四・五回。アイゼンの穴に水もあるし夏靴では滑る。


一壁に行く。すでに山岳会の人がいてクライミング中。
我々は左から一壁の上へ。古いハーケンがいくつも落ちていた。新しいのと替えたらしい。
国見尾根やヤシオ尾根が濃い緑に包まれている。やはり初夏。ヤマツツジが所々に赤い。
前尾根が渋滞している。みな大きいザックを背負って次々クライミング。ここから見るとあんな急な所をよく行くよと思う。
今日は絶好の登山日和。



一周するとKさんが準備中。
その後右のほうのオーバーハングルートを行く。落石。大きい岩がはがれた。
こんな事もあるんだと驚く。
又降りて行くとOさん。もう中尾根も行ったらしい。ハーネスもヘルメットも板に付いてすっかりクライマー。すごい。尊敬する。
降りて藤内沢を行く。前尾根フランケ下もクライミングしていた。若者がアブミを二個使いこなして垂直の壁を登って行った。



緑の藤内沢を詰める。三ルンゼの下ではやっとイワカガミ。ここは遅くまで雪があったから。
夏道の奥又尾根を行く。柵手前の岩を歩く。緩やか。
朝陽台で食事。
その後ベニ、サラサドウダンを楽しんで峠道を下りる。いつ見ても峠道から見る鎌ケ岳は格好いい。峠まで四十分。さらに五十分で鎌ケ岳。御在所岳から一時間半で鎌ケ岳山頂へ。今日は体が軽い。
鎌ケ岳はベニドウダンが多かった。




ガレの上の超気持いい岩に乗る。ここから見る御在所岳と雨乞岳の緑が美しい。風がさわやか。気分は最高。
雨乞岳を望む谷に大きい白い花があちこちに。あれは多分ホオの木の花。花期がとても短く数日だとか・・・


曇ってきたので休まず馬の背へ。犬星の滝からの記憶が曖昧だから・・・
十五分でカズラ谷分岐。この辺り馬の背尾根でもホオの木の花。白く大きく十五センチほどもある。
私の好きな白はげ。さらに十五分でキララ分岐。草原。さらに十五分で三岳寺分岐。手前は急坂だった。
そこから左に長石谷へ。十分で谷に下りる。
滝の右をジグザグ上がり滝の上へ。こんなジグザグだったんだ。沢の中を五分。たったの五分?随分遠く感じたが・・・
倒れた木があったりしてとても荒れている。
小さい沢が数箇所流れこんでいるが本流を行く。
たしか小滝があったが・・・あった。その左を巻く。左下に沢を見ながら滝の上を行く。
右岸に目印白い布。尾根に上がる。
二分で黄色いテープ。尾根に沿って登る。ここもジグザグした道。踏み跡はある。ヌタバを右に見て長石尾根と出会う。
鎌ケ岳に戻る感じで三叉路へ。滝上の沢から二十分。
谷に下りると木に黄色のペンキ印。そこから渡渉を右に左に二・三回。滝があるところは左側を高巻いている。三口大滝。ここまで二十分。水が少ない。
滝手前は何回通っても傾斜がきつく危ない。ここからは小滝が続いてダムへ。サラサはもう咲いていない。
代わりにモリアオガエルの卵。野球のボールほどの白い泡が木に。水辺にはもうおたまじゃくし。
スカイラインに出て山の家へ。庭には紗羅双樹の蕾が一杯。ナルコユリかの蕾も。
去年9月にTさんに教えてもらった道。9ヶ月ぶりにやっと復習できた。よかった。覚えていた。
初めては随分遠く感じたけど二回目の今日はそうでもなかった。
鎌ケ岳山頂から下りるのに二時間コース。他に無いんじゃないかな。



2005年6月11日 雨 中道往復 

今日梅入りしたらしい。駐車場には誰もいない。小雨だから傘をさして歩く。こんな日は静かで風情があっていい。植物も生き生きしている。
登山口にエゴノキ。白い花びらが道を白くする程。
そして卯の花。卵型の丸い蕾がなんともかわいい。
登山道に入るとコアジサイ。うすむらさきがおとなしい。雨に濡れてしっとりしている。
栂の新芽は薄緑。コアブラ躑躅の雨のしずくが美しい。
地蔵岩上でハライドの谷にガスがくるくる巻いて上昇した。美しくてしばらく見とれた。立ち岩辺りでササユリの葉を見つける。


キレットの上あたりから登山道はサラサドウダンづくし。雨に濡れて美しい。道はサラサドウダンとシロヤシオのじゅうたん。
テラス手前、両サイドに満開のサラサ。花が咲いて初めてこんなにサラサドウダンの木が多いと知る。
スカートのすそのフリルのような花びらが赤い物とそうでないクリーム色のものがある。
花が多くて木全体がベージュに見える。ベニドウダンは木が赤く見えるほど。
ツクバネウツギの白い花も赤いがくがアクセントになって梅雨空に映える。


富士見岩北側の谷にもやはり多い。ここはたしかアカヤシオもシロヤシオも多かった。
中道の最後まで残雪があるところでは、やっとイワカガミとタテヤマリンドウが咲き出していた。
富士見岩の上にササユリの蕾。朝陽台へも朝陽台もサラサドウダンが咲き乱れている。
遊歩道に出るとガスがかかってきた。
ケルン左でタニウツギが咲き始め。蕾の濃いピンクが鮮やか。登山口あたりとでは一ヶ月ほども違うようだ。
望湖台までの道もドウダン。白い小さい花タンナサワフタギも咲き出していた。よく見るとリョウブの木にも蕾がついている。
ここでもサラサドウダンのじゅうたんを歩く。
望湖台は何も見えない。ただガスの中。一等三角点の周りも満開のサラサ。


帰りスカイラインで蒼いアジサイに見惚れる。濃い蒼。小雨の中アジサイだけがしっとりと美しかった。

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