御在所岳
    1212m
(三重)


2005年6月18日 晴れときどきくもり
 
裏道トンネル上P7:00〜小屋7:20〜一壁(藤内沢)〜朝陽台(11:00〜11:30)〜鎌ケ岳13:00〜(長石谷)14:30〜P15:00



朝、山頂部分だけが三角に見えて中ほどが雲に被われた鎌ケ岳を仰ぐ。
小屋の裏に緑の房状の花。カエデの一種かな?ササユリの蕾も膨らんでいる。ウサギの耳で前尾根を仰ぐ。卯の花越しに藤内壁がはっきり見える。今日はコアジサイが満開。
テストストンで少し岩が濡れている。
ファイブテンとかいうお揃いの靴を履いた山岳会の人たち。一人の若者が「怖い。」と上がらなかった。ザイルがないから?

我々は左端と中ほどを練習。
一壁に行くと先ほど怖がっていた若者はちゃんとセカンドで確保。うまくザイルワークしていた。ザイルがあればできるということかな?
一壁を一周するとガスがかかってきた。ガスに包まれる藤内壁もまた幻想的。
Kさんもザイルワーク練習中。
藤内沢の岩も濡れている。前尾根から中尾根に行くという人が二人降りてきた。
三ルンゼはイワカガミが多い。奥又尾根の岩を歩く。ここは誰も歩かないから岩肌がガサガサの花崗岩。
でこぼこだから滑らない。気持ちいい。こういうのをフリクションが効くって言うのだろう。


朝陽台で軽く食事。M夫妻に会う。
大黒岩にも人が多い。登山道はあちこちにベニ、サラサドウダン、エゴの花のじゅうたん。散った花を踏みしめて行くととても贅沢な気分。
記念碑下の東屋あたりでアサギマダラを見かける。もう渡ってきたの?
渡り鳥などは体内ホルモンの分泌で渡りをするらしいがこの蝶もそうだろうか?
もうすぐ夏至だし・・・確実に季節は巡って御在所岳は夏だった。
峠道でも躑躅のじゅうたん。期待したササユリは葉も蕾もほとんど見当たらない。



鎌ケ岳山頂の超気持いい岩から、ガス沸きあがる御在所岳を見つめる。雨乞岳を望む谷にホオの木の白い花。
虻の一種か虫が多い。「刺された。」といってる人もいる。
はやくも二匹ほどアキアカネが飛んでいた。
休まずそのまま長石谷に下りる。いきなり登山道にサラサのじゅうたん。踏みつけるのがかわいそうな気がする。この上を歩いて良いのかなと思ってしまう。



谷ではショウキラン。丁度あちこちに咲き出したところ。そうこんな梅雨時に腐葉土のようなところに咲くんだった。このランに会えてよかった。
タツナミソウ、シライトソウも。


でもササユリに会えなかったから少し残念・・・と思っていたら目の前に今朝咲きだしたばかりのササユリ。初々しい。綺麗。清楚。
私の好きな花。幸せな気分になって帰途につく。

   
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