御在所岳
    1212m
(三重)


2005年7月3日 雨

P7:00〜(中道)〜朝陽台〜望湖台〜(中道)〜P12:00

雨がふっている。いかにも梅雨らしく・・・
傘をさして歩く。ササユリに会いたくて・・・
三角点入り口のササユリ、昨日は蕾だったけど・・・
今日は咲いているだろうか?
あった。淡いピンクの花びらが雨にしっとり美しい。
やはりササユリにはこんな日が似合ってる。




2005年7月2日 くもり時々小雨 

トンネル上P7:00〜(裏道)〜小屋テストストン〜ウサギの耳〜国見峠〜ケルン〜望湖台(ササユリ)〜(峠道)〜武平峠11:00〜鎌ケ岳12:00〜(長石谷)〜登山口13:40〜P14:00




スカイライン裏道登山口から下の川へ降りる。蒼滝の上にいるらしい。
綺麗な滝。愛知川みたい。そこから左に上がり堰堤の上へ。すごく高い。洪水などからこの堰堤ができたのだろう。以前は向こう岸に道があったらしい。今の道を行く。
ログハウスの前の道を戻る感じで行くと、荒れていないしっかりした道。誰か今でも通っていそう。先ほどの堰堤まで続いていた。
小屋テストストンで練習。膝、腕を真っ直ぐ伸ばす。かかとを下げる。足がまっすぐに伸びると疲れない。手も高い所に届き姿勢が良くなり周りもよく見える。
雨がふりそうもないので傘が邪魔になり、ザックの横に。
ウサギの耳手前で右の沢に入る。石の上にボルトがあった。大きい岩の上を行く。
橋を渡って右へ。ウサギの耳。岩の上から見る藤内壁はすごい迫力。自分が知ってる場所の(大して知らないけど)どこから見るより素晴らしかった。ずっとここにいたい気分。


藤内沢の出合でバットレスを仰ぐ。ヤマボウシの少し赤い花びらがちっている。本当は「がく」らしいけど・・・
ガレ場あたりの大きい岩。ここから眺める菰野の町がいい。前壁を仰ぐ。その上にはヤグラ。「私あそこに行ったんだ。」しみじみ感じ入る。前尾根の裾のラインも美しい。
峠から川を渡って左の道幅が広いどのうが積んである道を行く。
振り返るとスキー場の緑が美しい。
ここは冬に感動したところだった。現に一メートル以上土壁がある。冬には自分の足下にも積雪があって、二メートルもの雪壁があるように思った。


鋸岩の上に立って深呼吸。やぐらや前尾根を見下ろせるのがいい。雨にあらわれて山が美しい。鮮やか。あたりの木々はみんな濃い緑。夏色。
いつも行く奥又の尾根も目の前。超気持ちいい。



望湖台にササユリを見に行く。先週緑の蕾だったから咲いているかも?今日はかわいいピンクの蕾。少し咲きかけ。花の先に触れてみる。花びらは固い。しっかりしている。今日の午後にでも咲くのかな?
遊歩道のケルンを越えた辺りでも一輪。



武平峠手前、鎌ケ岳が綺麗に見える岩場で小休止。山頂には雲がかかっている。
谷からの風が気持ちいい。ガスが流れてクルクル形を変えて美しい。見惚れる。その風に乗ってアキアカネガいっぱい上がって来た。スイスイ気持ちよさそう。こんなに多いのは今年初めて。
気温が低いから?涼しいから?
麓で生まれてただひたすら御在所岳目指して飛んでくるのかと思うと胸が熱くなる。
アキアカネに見とれている間にとうとう鎌ケ岳が頭を現した。緑美しい夏の鎌ケ岳。ドラマチックな大自然のショーだった。


峠道でササユリ数本。蕾も。鎌ケ岳への道にも数本。昨日の雷雨で痛めつけられたようなものが多い。
ほとんど目立たない所に一本とか咲いている。群生しているものはない。
去年は数十本見たけど今年は本当に少なかった。か弱そうだからそのうち絶えてしまうんじゃないかと心配になる。
三ツ口のガレに黄色のオトギリソウ。
鎌ケ岳山頂の岩にイワキンバイ。偶然居合わせた方に教えてもらう。
周りにキンレイカ。ショウマ。
涼しいからか虻はいない。少し雨がパラパラ。
背中のザックから傘を取り出す。降りようとすると岩の隙間に白い米躑躅。小さい花をいっぱいつけている。躑躅の仲間で花が一番小さいようだ。
岳峠までギボウシ、ショウマ、ヒヨドリ草が多い。雨は降り続きそうになく傘をしまう。
長石谷に下りるとショウキラン。ミカエリソウの葉が生き生きしていた。花はまだない。
木々に葉が茂り濃緑のシャワーを浴びる。
雨も降ってこないようだし、犬星の滝で小休止。
立ってさくらんぼを食べる。
谷にはイワタバコの葉が多い。花はまだない。葉は岩から出ているように見えるが良く見ると岩の隙間から出ていた。
イワタバコは漢方薬になるらしい。


去年の台風で荒れた沢の上部が明るい。又新しい滝でもできるかも・・・
下の川原でモリアオガエルの卵。木の枝に産み付けている。ちゃんと水辺の上の枝に。
堰堤の鉄階段を上がる。期待したイチヤクソウは見つけられなかった。


登山口にノリウツギの白い花。この花は鈴鹿でよく見る夏の花。
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