御在所岳
    1212m
(三重)


2006年6月10日 くもり

旧料金所P7:00〜望湖台11:00〜P13:30

登山口で白のウツギ。ピンクのタニウツギ、赤いヤマツツジ。
ツクバネウツギの赤いガクが小さい花みたい。おばれ岩でヤシオの葉が美しくて見とれる。緑色の中に透き通った葉脈が白い。
岩棚手前で何やら様子が違う。いつも乗っていた岩が崩れ落ちていた。仕方がないのでそのまま上の岩に登る。
小さいコアブラ躑躅が白くて丸くて可愛い。ここもヤシオの葉が美しい。栂の新芽も花みたい。



ガレでササユリのまだ小さい蕾。隣りにはミヤマシキミの実。薄緑。
地蔵岩。
大地を見下ろすと春に濃い緑だった田んぼが既に麦秋。その黄金色と早苗の緑のコントラストが綺麗。
キレット下でも美しいヤシオの葉に見とれる。
そしてここから山頂へと続く尾根を仰ぐ。ここの緑は何と深い色なんでしょう。緑一色の山・・・。
岩棚上でタンナサワフタギの白い花。コアジサイの蕾。ノギランも大きくなっている。先日見たミズナラの丸い玉のような花?も。


下のテラスでサラサドウダン。数えるほどの花。ツクバネウツギ。ヨウラクツツジの花も少しだけ。
富士見岩下の岩場。
鎌ケ岳も国見尾根も山裾から山頂まですっかり夏の色。濃い緑。
このあたりのミズナラの若葉は生き生きしている。


クサリ場下のイワカガミがやっと咲き出していた。階段からの遊歩道にはササユリの蕾がいっぱい。
見ごろは来週かな?

緑に包まれた朝陽台。
カモシカセンター前広場でサラサドウダンの大木。この木だけ鈴なり。スカートのフリルのような花が可愛い。蜂もいっぱいでブンブンとやかましいほど。
通りかかった自然観察指導員の方が「アカモノが咲いていますよ。」と声をかけてくれる。
必死に探して歩くが見つけられない。自分の観察力のなさに落ち込んでいると「望湖台への階段の向こう。」とロープウエイ従業員さんが教えてくれる。やっとご対面。
こんな小さい花だから今まで目にとまらなかったのだろう。目立たないし・・・。草花と思ったらツツジ科の木だそうだ。
そしてベニドウダンの小さい赤い花。気のせいか花数が少ない。
望湖台。
谷も尾根も緑一色。なんて爽やかで鮮やかな緑。


一番前の岩で小休止していると
I山さんとK端さん。
御在所岳の花に詳しい方々で、一緒に「ヒメイチゲ」を捜すことになる。表道から遊歩道へ出るところと冬藤内沢から道なき道を上がるあたりの遊歩道。目を皿のようにして・・・。
「あった。」コンペイトウのような種ができている。葉にはギザギザがある。もし花を知っていたとしても小さ過ぎて私一人ならとても見つけられなかっただろう。五月中頃に白い花をつけるようだ。
帰りにハナヒリノキ。今までこの木をアカモノかもと思っていたが・・・。花期は同じ頃のようだ。


「ヒメイチゲ」と「アカモノ」。今日はこの花々に出会えて幸せ。

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