御在所岳
    1212m
(三重)


2006年12月16日 晴れ

温泉最奥P 7:00〜(中道)〜朝陽台〜望湖台9:40〜峠〜鎌ケ岳11:25〜白はげ12:35〜犬星の滝13:00〜(長石尾根)〜(三ツ口谷)13:45〜P14:15

千草あたりで朝焼けが綺麗。
駐車場にテント。車が数台。
少し雲がかかってきて、鮮やかな赤は望めなかった。
風は余りなく暑い。気温が相当高いようだ。スパッツもいらないがとるのも面倒なのでそのまま行く。



おばれ岩上の岩は右から。

地蔵岩。
久しぶり。すっかり忘れて怖くて登れない。膝をついてしまった。

「ひじを曲げると疲れる。伸ばす。」何度も聞いているのにできない。頭にも足を押し付けられない。跳び箱のようにまたぐのも怖い。あーあゼロに戻った・・・。
半年前はできたんだからできるはず。その時は、恐怖感なしだった・・・。いろいろ思っても体は言うことをきかない・・・。やっとできた。晴れているので前尾根のピース岩が見えた。やっぱりここは最高だけど・・・。自分のふがいなさに落ち込む・・・。
頭に押し付け上り下り練習二回。

キレット。
うろこ雲みたいな雲と青空。気温も高くてまったく秋の風情。12月とはとても思えない。暖かい。
凹各部。
久しぶり。最初の一歩が乗りこめない。最後に左上の木の枝を持って。
富士見岩。
周囲の山は霞んでいる。なんとなく春の山みたい。
テラス上で薄氷。背の低い霜柱。ここだけちょっと冬気分。
ガレを行く。氷がついている。空に向うような富士見尾根を仰ぐ。今年もここ登れるかな?この尾根、登るの好きなんだけど・・・。
山頂でK君。半年振り。彼もケガで少し休んでいたとか・・・。

望湖台。何にも色のない殺風景な景色の中に一本杉だけが目にとまる。
武平峠へ。


御岳神社からの尾根には一面の苔。美しい。薄緑の杉苔、しだ苔?など。
今まで(今年後半は歩いてないけど)他の物に目がいって気がつかなかったのかな?それとも苔やシダ類はこの季節に綺麗なのかな?
振り向けば記念碑あたりの緑も綺麗。こちらは優しい笹の薄緑。
鎌ケ岳へ。

峠で軽く食事。止まると寒い。冷えてくる。
ここにも又雪が積もってあの壁出来るかな?
体が冷えたのと、体重が増えたのとで上りが苦しい。喘ぎながら進む。
又雪を想定しながら行くと去年間違えて真っ直ぐ行ってしまったところがすぐわかった。しっかり頭に入れる。それは展望台の手前。
三ツ口のガレ場で美しい苔の彼方に鎌ケ岳山頂の岩峰を望む。
そして背後にはすっかり冬の御在所岳。木々が葉を落としたので尾根や谷がより立体的。
冬の方が山の凸凹がよくわかる。望湖台のとんがりや記念碑、武平峠への尾根道、私が迷う尾根、雨乞岳や綿向山、イブネの北端などが今日はくっきり鮮明。
馬の背岩手前で左に枝道が何本も。以前の登山道。
鎌ケ岳山頂。
今日は前岩に乗る。右から回りこんで乗って正面から左へ。ここはすんなり乗れた。風もないし最高だ。下界から見るあの三角のてっぺんなんだよねここ。遅いけど今頃気がつく。鈴鹿でこんなパノラマが広がる所は他にないよ。
この岩場がどうなっているのか水量谷付近まで見に行く。谷側は一壁のように切り立っていた。古いハーケンも打ち込まれている。
ここ山頂だけが岩峰になっている。

鎌ケ岳の神殿?は屋根が外れかけて、今度雪が降ったら壊れそうだ。

南は鎌尾根が霞の中に青い。遠くの山が幾重にも重なって連なって山水画のよう。
私はこの蒼さが好き。青色が好きなのは山のこの蒼から来ているのだろうか?
何にもせずにずーっとこのまま蒼い峰を見ていたい。

風が出て来て少し寒くなってきた。ダウンの上着と毛糸の帽子。
鎌尾根の切れ落ちた岩場あたりを行ったり来たりしている人。岩の左側廊下を降りて最終的にこちら鎌ケ岳山頂へ向ってきた。
岳峠から山頂の岩場を仰いで、新しく崩れたガレも見上げて白はげへ。あちこちワイン色で艶やかなイワカガミかイワウチワの葉。まるで鏡のようにピカピカ。生き生きしている。日陰の葉は緑だった。
しばらく行くと私が好きな場所に出る。ぱっと視野が広がってキララ峰から馬の背尾根御在所岳が目に飛び込んでくるところ。眼下には白い砂と岩峰群。なんと素敵なところでしょう。そしてその砂はやはり今日も雪のよう・・・。雪を蹴って?(すっかりその気分)岩に乗る。
この岩は初めて。キララを見下ろす特等席。又お気に入りの岩が増えました。



尾根を少し降りて左に犬星の滝へ。滝左側はどんどん崩れて倒木が何本も。
小休止後、右から巻いて滝を上がる。ジグザグと。ここは多分四回目。
今日は沢を行かずにしばらく山道を歩く。ここで突然、鎌ケ岳山頂で会った人が現れてびっくりする。長石尾根から長石谷に降りるようだ。
すぐ沢に戻って本流を行くと少し広い場所に出て小滝が現れる。



この滝の左を巻いて滝上に。沢を横切ってすぐ右の尾根に。ヌタバを見て長石尾根に出た。ここまで今日は割合近く感じた。慣れたのかな?
尾根をそのまま右折れ。木々がしいたけ原木のような長さに切り倒された鞍部に出る。左折して三ツ口谷へ。ここを降りるのは二回目。降りたところは広くてとても良い感じ。何とかダイラと呼べそう。
青い滝水に見とれ、(人工の?)岩清水が湧き出す石のテーブルで小休止。登山道整備のT富さんらの作業を眺めながら。
風もなく暖かで穏やかな日和。12月に「秋山」の雰囲気を満喫できて幸せ。


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