藤内沢(御在所岳)
     1212m
(三重)


2007年1月21日 晴れ

P7:00〜(藤内沢)〜御在所岳12:00〜(鎌ケ岳三ツ口谷源頭部)
〜P13:45

駐車場の水溜りに氷。冷え込んだかな?
藤内沢へ。



小屋でN村さん。今年は御在所岳の水のルートが変わって前壁ルンゼでアイスクライミングができるそうだ。
我々は藤内沢へ行くので今日は見ることはできない。「阿弥陀岳の二月は凍って危ない。一月に行って正解」。とも言った。
アイゼンを出合でつける。
ここで若者が一人沢から降りてきた。「山を随分休んでいたのでマイナス滝あたりが怖くて行けなかった。国見にテントが張ってあるので今日はやめる。」と裏道を登って行った。雪が少なすぎるから今までの経験が生かせないようだ。
藤内滝のツララは?できていないがそのまま登る。水がポタポタ落ちている小さいツララが刺さってきそうで足元も崩れそうで・・・。急いで通過。
廊下。
岩が出ているし雪もあるので、アイゼン前歯でうまく乗れない。
その後の藤内滝上はシュルンドができて崩れそう。ここも怖い。
前尾根フランケ下のビー玉氷が綺麗。マイナス滝の氷はわずか。
奥又の滝へ寄り道。今日の雪はさらさらして足元から崩れそう。一歩一歩確かめながら進んでいつもの岩に到達。この滝の氷も上半分だけ。
久しぶりに見るツルム。懐かしいような感じ。何度見ても孤独で格好いい。この岩から遠く白い御嶽山や乗鞍岳を遠望する。
ツルムと滝の氷にあえていい気分。さて沢に戻ろう。左手雪壁に左手でピッケルを刺す。右斜面に滑落しないように慎重に。左手に力が入らずうまく出来ない。普段左手をいかに使っていないか思い知る。
さらにそこからはそのまま沢の左斜面をトラバース。硬い雪にアイゼンを蹴り込んで直登したりトラバースしたり。
いつのまにかヌルヌル岩を通り越していた。岩は雪の下。見下ろせばほとんど垂直の雪壁。見上げれば三ルンゼアイスクライミングする人達。蹴り込んだ氷が落ちてくる。
我々のアイスは皆に使われて真似事ができない・・・。
そのままアイス横を登り、右手すぐの大岩沿いに遊歩道へ。雪が締まって気持ちいい。この急斜面の登りは今季初めて。



御在所岳山頂。
御嶽山、乗鞍岳に加えて淡いピンクに染まるモルゲンロート白山、能郷白山ものぞめる。
鎌ケ岳の上には不思議な青い雲がたなびいている。雨雲?地震雲?
遊歩道を行く。人工氷ばくが綺麗。



藤内沢で遊びすぎて時間が遅いので鎌ケ岳山頂は踏まず、三ツ口源頭部から谷へ。
雪庇を越えてその後の雪斜面を楽しむ。昨日と同じいい雪。
多分凍っていないだろうと大滝の上も直進。そういえば、今季は鎌ケ岳の滝の氷を見ていない。



翌日、両腕が筋肉痛。ピッケルを持つということは無意識に右手も左手も使う。背筋、腹筋、上腕筋など知らず知らずあちこちの筋肉を鍛えているようだ。
冬の山歩きは全身運動?

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