御在所

         (三重)
GOZAISYO

2007年9月2日 霧雨

P10:15〜(本谷)〜御在所カモシカセンター(12:20〜12:40)〜武平峠13:20〜鎌ケ岳(14:10〜14:20)〜(三ツ口谷)〜P15:20

朝の用事で遅い出発。スパッツのみ着ける。
本谷から。岩が濡れてつるつる滑る。

不動滝。
ガスッて神秘的。落ち葉も濡れて滑りやすい。慎重に歩いて滝上へ。

一枚岩。
ヌルヌルしているのでクサリを持つ。この上は雨で地盤が緩んでいそうなので谷を避けて山道から。

大黒滝下へ。
滝も雨に煙っている。バンドのようなところは中ほどから。滝上へ。雨に濡れた岩や木の根が滑りやすいので手がかりを見つけて確実な一歩で。

くぐり岩の右岩。
ここも中ほどを右へ。滑落しないように一歩一歩確かめて。
濡れた岩もよく見ると確かなスタンスがあり、滑らずに歩く事が出来た。

本谷から朝陽台へ。
笹が雨水をたっぷり含んでいる。私が露払い?びしょ濡れになるのを覚悟して・・・。腕も足も全身濡れてしまった・・・。肌寒くて風邪を引きそう・・・。



朝陽台。
誰もいないので通り過ぎる。

カモシカセンター。
ここで上下カッパを着る。
今日は蝶やトンボの標本が並んでいる。アサギマダラもアキアカネも・・・。水谷のりやさん、M山さん。茨餅、巨峰、ナシを一緒に。
そこへランニング姿のK田さん。若いってすごい!今から鎌ケ岳へ行くという彼。我々も行くけど・・・。足が長くて速い彼にすぐ追いつかれるのはわかっている・・・。ひと足お先に・・・。
峠道にミヤマママコナがいっぱい。たしかアルプス東鎌尾根にも似た花が咲いていた。コモノギク、アキノキリンソウなどに秋を感じる・・・。
峠手前でもうK田さんが追いついてきた。はやっ。
この辺りで空気がむっとする。御在所は肌寒かったのに鎌ケ岳は蒸し暑い。カッパ上衣を脱ぐ。

武平峠からの道。
露岩でホツツジ。小さいピンクの花びらが霧雨に濡れて可愛い・・・。水玉に見惚れる。
山頂手前の岩場を楽しく登って大岩、小岩。濡れた岩歩きトレーニング・・・。

鎌ケ岳山頂。
ガスっている。霧雨が降り続いているので、又カッパ上衣を着る。K田さんと一緒に祠前で休憩。草餅。
お盆に北アルプスで会った時は蝶ケ岳長塀尾根から常念、大天井、燕と縦走したとか
日焼けがその後水ぶくれになって大変だったそうだ。出会った時、真っ黒だったもんね。
若いからなんでもないだろうけど、我々なら寝込んでしまう・・・。一度大火傷を負ってN皮膚科に助けてもらった苦い経験がある人?は日焼け止めを手放せない。
おかげさまでその後は肌のトラブルからは開放されている。


トラブルと言えば、K田さんも冬の剣岳で足がつった事があるそうだ。燕岳診療所の医師が「これだけは効きます。」と太鼓判の芍薬甘草湯をプレゼント・・・。お守りに持っているといいよ。薬局なら何処でもあると思うけど・・・。
彼は武平峠から。我々は尾根から降りる。
いつもの草原から三ツ口谷。大滝をパスってダムから山の家前へ。
なんと山頂からぴったし一時間。朝も遅かったし、雨で写真も撮れないし、脇目もふらずさっさと歩くだけだったから?
五分と変わらず、K田さんも降りてきた。峠からと、尾根三ツ口からの降りる時間はほとんど変わらないようだ。





2007年8月18日 晴れ

P7:00〜(中道)〜朝陽台〜望湖台〜(中道)〜P

北鎌の疲れが残っているが二週ほど御在所に来ていないので・・・。
登山者の車が少ない。猛暑が続いているからか、それとも涼しいアルプスとか沢に行っているからか・・・
登山道手前の萩。今が盛り・・・。


快晴。
汗をぬぐいながら歩く。大地では稲が育ち、その濃い緑が美しい。山も大地も深い緑一色に染められている。お盆も過ぎたけど盛夏のような・・・。

可憐な菰野菊が咲きだした。ここに小さい秋を見つけた・・・。

テラス。
ススキも穂を出し始めて、やはり秋の風情が少し漂っている。



望湖台。
下は暑くても望湖台だけは涼しいのではと期待する。ところがまったく風がない。ここもこんなに暑い時もあるんだ・・・。目の前には緑に包まれた雨乞岳がどっしり聳えている。
若者が一人。
少し岩によりかかり休もうとするが暑すぎる・・・。もう早く降りよう。


富士見岩から、鎌ケ岳と、中道の尾根を見下ろす。緑の山並みと、伊勢湾まで続いている緑の絨毯。眩いばかりの光が満ち溢れた若々しい大地・・・。目の前にはいかにも八月らしい風景が広がっていた。
このパノラマを目にするだけで心満たされる・・・。

真夏のように暑い御在所。それでも微かに秋の気配が漂っていた。
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