御在所

        1212m (三重)
GOZAISYO

2008年1月6日 晴れ

P9:00〜(中道)〜御在所〜旧カモシカセンター〜(本谷)〜P

八ヶ岳から帰ったばかりで朝ゆっくりスタート。
中道でAさん。長靴で身軽。走って降りて行った。雪は二日に降ったそうだ。
残っている雪を楽しむように歩く。


四日市のY川さん。女性。先ほど一人で駐車場へ上がってきてさっと歩き始めたと夫がびっくりした人。余りに行動が素早いので・・・。
それに身のこなしが柔らか。岩棚上の岩場もなんのその。

話すうちに百名山は92座。西穂から奥穂も平気だった。そのうち海外の山の名前も出てくる。エベレストのトレッキング、ニュージーランド、台湾、ヨーロッパなどなど・・・。
一人の時はツアーで何処へでも行く。中高年女性の鏡みたいな方だ。


キレット。
知り合いからいただいた干し芋を齧りながら話す。公園で散歩中に骨折して足首にボルトが入っているそうだ。山では神経を使うが下界ではうっかり?その足の為、早めにアイゼンをつけている。

澄んだ青空がl綺麗。周囲の薄化粧の山に見とれる。釈迦岳の左に藤原や御池岳が白い。



旧カモシカセンターで今日から3月末くらいまで作品展が開かれる。私の「八ヶ岳」三枚は、日本画「青滝」の下に展示されていた。
新年早々強烈な刺激をいただいたY川さんにも写真を見てもらって別れる。今年は残る北海道などの山に行くと百名山達成だとか。表情が明るくとても若々しい。山は人を元気にする・・・。


降りは本谷から。
朝陽台直下は残雪に気をつけて両手で笹を分け慎重に。谷に降りるまでの雪が結構多い。Sさん等がギャラリーから手を振っている。
この辺りはさくさく雪。いつもできる岩の氷ばくが今年はない。谷には思ったより雪があるので昨年末よりは降りやすい。
楽しく歩くのもほんのつかの間、今日も難関はやはりくぐり岩。雪が融けて上部よりぐっと減ってしまった。中途半端な雪にトレースはくぐり岩の中へ行っている。
我々は左の岩壁沿いにクライムダウンで降り大黒尾根側の滝を下る。融けた雪にあちこち濡れる・・・。

大黒滝。
下部にちょこっと氷。その下、バンドのような所は左端の木を降る。雪がほとんどない一枚岩は左端を前向きに。

   
谷下から白い鉄塔を仰ぐ。今日の本谷は残雪期アイゼンワークトレーニングといったところだった。
雪、もっと降らないかな・・・。




2008年1月19日 晴れ

P10:00〜(中道)〜御在所〜(中道)〜P

朝の用事で遅くなった。土曜日なのに駐車場には車がいっぱいで置けない。戻って一の谷茶屋下へ。既に一台駐車してあるその横へ。「お隣さん」は帰り出られるかな?とちょっと声をかける。私と同年代の女性お一人。

中道を行く。暑い。手袋も何にも入らない。とても一月の山とは思えない。
富士見岩下の岩場からは残雪と氷を歩く。上のテラスで「お隣さん」に追いつく・・・
何時の間に追い越されたのだろう?「はしごのところで。」そこからは一緒に進む。


白山の右に白い峰。「鷲ケ岳やひるが野辺りですよね。」そう思うけど自信がない・・・。御嶽山も望めるがなんとなく春霞のようにもやっとしている。全く雪がない。

氷壁。
「先週と同じ。」ようだから靴で乗る。

朝陽台の大岩にも一緒に乗る。

旧カモシカセンターで写真を見て望湖台へ。今日は琵琶湖が見える。少し頂に雪を被った比良?の山も。
ちょっと風が冷たいけど岩の上で食事。これってとても1月の山とは思えない情景。茨餅の葉が「桜餅みたいで美味しい。」と・・・。三重県だけの食べ物なのか、県外の人にはとても珍しいようだった。

「お隣さん」は一人で剣岳に行った経験もある行動派の女性だった。同年代なのでしょってる物も私とよく似ている。それを忘れたくて山に来るそうだ。皆、色んな思いで御在所に登っているんだな・・・。でも山が好きなのは誰も同じ。

降りは氷が危険なので朝陽台でアイゼンをつける。ガチガチと氷をアイゼンでとらえる。気持いい。
静かに山を楽しむことが好きな「お隣さん」。なんか山に対する思いも楽しみ方も良く似ていて自分を見ているようで可笑しかった。夏にはご主人とアルプスへも・・・。
今日出会えたのもきっと何かのご縁ですね。「ありがとうございました。」の挨拶をして別れた。
一月半ばなのに全く雪がない、春のような御在所だった。
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