御在所

        1212m (三重)
GOZAISYO

2008年2月2日 晴れ

P7:15〜(中道)〜御在所9:20〜望湖台10:15〜鎌ケ岳12:00〜(長石谷)〜P14:15

雪はどんなだろう?ふかふか雪遊びした先週より随分融けてしまったようだが・・・。新雪は数センチ。山は薄化粧している・・・。
Oさんは本谷に行きたいようだが、先週の柔らかい雪を思うと・・・。もっとしまっていれば楽しいと思うけど・・・。

今日は遠望が利いて、御嶽山、白山、中央の白い峰もはっきりわかる。恵那さんの右をずっと辿ると富士山らしきとんがりも・・・。


これは何の足跡だろう。つめがくっきり。カモシカかな?こんな高所にいるのは力のある若い鹿だそうだ。
又カモシカは牛の仲間だって!知らなかった。そういえばおっとりした性格・・・。納得する。


富士見岩。
釈迦岳の左上に藤原、御池岳、霊仙が白い。ずっと遠くの南の山もくっきり見える。仙ケ岳、御所平、さらにその後方の青山高原なども・・・。
足元には今来た雪化粧の中道尾根。この景色何時見てもいい。
しばし樹氷の彼方の蒼い大地と蒼い山並みに魅了される。空気が澄んでいると山はことのほか美しい。


望湖台。
雪庇尾根はどうかな?尾根とまではいかないけど新雪の下に沈み込まない硬い雪。辺りは樹氷林。数年前にはじめて見た時は林じゃなかったと思うけど・・・。
今日は雨乞岳、イブネなどの白い峰がくっきり見える。記念碑の尾根は樹氷に包まれ優しく丸っこい。
Oさんは一番前の岩へ。滑り落ちないで・・・。

  
記念碑へ。
新雪を蹴って歩く心地よさはなんともいえない。

あずまやへ。
風がなく暖か。手袋もいらない。丸でひなたぼっこ!
遠く朝陽台の雨量レーダと伊勢湾、手前には満開の白い氷の花、足元には雪原。もうこれ以上何もいらない。

鎌ケ岳手前。
落ちた岩の下へ進むと柔らかい雪に登れなくなった。戻ってスタンスのある左岩からもう一度。山頂岩にエビノシッポができていた。

鎌ケ岳。
到着するや否や先週ご一緒したT尾さん。今日は長石谷から三ツ口谷へ。山頂直前の雪が多かったそうだ。
樹氷が見事。大岩越しに望む蒼い雨乞岳、御在所。白と蒼の世界。蒼と言うより紺色か藍色。その深い色に惹かれる・・・。

御嶽山地獄谷のひだもくっきりわかる。乗鞍や中央も。
こんな日なら御嶽山も宝剣も凍えることなく楽しく歩けるだろう。

樹氷やエビノシッポもできて冷え込んだはずなのに、風もなく気温が高い。二月にもこんな春のような日がある。まだまだ天気の事も山の事もよくわからない・・・。

いつか二段になっていた雪棚の下段に降りて見る。笹についた柔らかい雪は登りかえすのに一苦労。こんな雪ならはまり込んだら出られないよ。以前一度降りたことがある東急斜面は陰も形もない。できていなかった。


降りは長石谷から。
岳峠までの下りが楽しい。岩が雪に隠れてしまって「ここはどこ?」と思うような雪原。雪は膝くらいまである。まっすぐガレ下へ進んだトレースもあるが我々は普通に峠へ。

岳峠。
鎌ケ岳を見上げる。岩と雪と樹氷に魅せられる。

長石谷。
結構雪がある。柔らかく少し重い雪。


犬星の滝。
凍っていた。全面でなく滝横の部分凍結。綺麗でしばらくたたずむ。

一メートルの滝。
いつも絶えることのない綺麗な流れに見とれる。そんなに雪や雨の量が多いとは思えない鎌ケ岳だけど・・・。

雪はあっても暖かくて冬をまったく感じなかった今日の山。このまま春になってしまうのかな・・・。

         トップメニューへ
inserted by FC2 system