御在所

        1212m (三重)
GOZAISYO

2008年4月12日 くもり時々晴れ

P7:00〜(中道)〜御在所〜望湖台〜(中道)〜P13:00

千草あたりで風がきつく、木が大きく揺れている。今日は寒いかも・・・。
やっとスカイラインが開通。でも駐車場には車三台と思ったより登山者が少ない。
御在所を仰ぐと、本谷の雪は先日の雨ですっかり消えてしまった。

なんとなく膝が痛い。ふくらはぎにも張りを感じる。今日は足と相談しながらゆっくり歩こう。

しばらくすると足元に白い花びら・・・。コブシ?

ロープウエイの見える岩手前でなんだか空がピンクに見える・・・。アカヤシオ!今日会えるとは思っていなかったのでうれしくなる。
近くにはコブシも。おばれ岩下ではマンサクが終わって、替わりにキブシ。



地藏岩。
よく見なければわからないけど所々にコブシの蕾。

下のテラス少し上で残雪のザラメ雪!やっぱり雪道はいい。もっと雪を歩きたいけど季節は春。もう降るわけないよね。名残惜しい・・・。ざらざらした雪を上り降りして残雪遊び。この感覚を足裏で覚えておこう。

ショウジョウバカマがあちこちに。

キレットの見える岩。
左端から右回りでボルダリング。ここでしばらく岩遊び。ざらざらした岩の感触も気持ちいい。

富士見岩ではやっとマンサクが咲き始めていた。登山口辺りと比べると随分遅い。


ちびっ子広場のちょこっと名残雪を歩く。ざくざくと・・・。

旧カモシカセンター横の池に立ち寄る。もしかしたらカタクリが咲いているかも・・・。
池のあちこちに雪が残っていた。カタクリの葉は何にもない。替わりに水芭蕉とザゼンソウ。雪どけとともに目を出したようでまだとても小さい。

望湖台へ。
おんたけ神社の笹原が薄緑。雨乞岳は雲の中。見ている間に風が纏っていた雲を吹き飛ばしてしまった。雨乞の山頂近くには申し訳程度に雪があるだけで、すっかりうす緑の春模様。
冠峰碑そばのタテヤマリンドウも、先週より少し数が増えたようだ。


藤内の大岩。
雪も氷もすっかり消えた。冬の面影は何もない。山はほんのりうす緑。春色・・・。


中道を降り始めるとリボンをつけたツアー登山者が次々と登って来た。きっと雪どけを待ちのぞんでいた人達でしょう。
雪が消えてなにか忘れ物した気分の誰かと大違い・・・。
地蔵岩辺りでコブシや馬酔木の蕾が多い。
登りにはまったく気づかなかったが、ロープウエイの見える岩から登山口にかけ、アカヤシオがとても華やかに咲いている・・・。蕾は色が濃くて可愛い。青い鎌ケ岳や御在所を背景に咲くその花は春らしくていい。

この辺で、三月末に世界遺産のインカ道を歩かれた面の木さんにお会いし、話を伺う。写真も見せてもらう。
さすがに登山道は整備されて大変歩きやすい。足は大丈夫だけど、4000m級の高山に慣れるのが大変。富士山八合目までしか行ったことがない私には未知の世界の話。よほど鍛えてから挑戦しないと・・・。せかせか歩いて高山病なのか気分が悪くなる人が多かったとか。ゆっくり徐々に体を慣らすこと。
それと食べ物・・・。体調を崩さないように注意。スープとパンが一番美味しかったそうだ。
時間にも経済的にも体力にも余裕がなくては歩けないよ。世界遺産なんて!
面の木高原からスタートした山歩き。御在所を経て世界遺産歩きまで進化した?面の木さんご夫婦をあらためて尊敬する・・・。
いつか私も歩きたい!世界遺産人気ナンバーワンのマチュピチュ!


こちらも登りでは全く気づかなかったが、登山口辺りにミツバツツジが咲き始めていた。

また、産毛におおわれた柔らかいうす緑の新芽が花のよう。春の光に初々しく瑞々しく輝くその緑にも心奪われる・・・。

朝とはうらはら。登山口はスカイライン開通を知って繰り出した人の車で溢れていた。
いつの間にか御在所は花の季節を迎えていた。

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