御在所

        1212m (三重)
GOZAISYO

2008年4月20日 快晴

裏道P7:00〜(裏道)〜名無し岩壁〜(裏道)〜P16:15

四の渡しを越えて北谷へ。川から見上げると一壁を小さくしたような岩。見ただけで「ちょっと私たちには無理。」と思った。
真ん中のクラックなら行けるかも・・・。

ルベルソを使ったトップロープ練習。



左岩。
支点は枯れ木。セカンドは自分の確保を河原の中の岩のボルトでとる。フエースの上半分が難しいらしく中ほどから右のクラックへ逃げる夫。
私、はじめから中ほどのクラック。フエースを行くつもりはまったくない。
真ん中岩からの取り付きから既に行けない。進めないので足を支えてもらって・・・。クラックばかりで進んで上に到達。ロアーダウン。

真ん中岩。
スタンスがしっかりしていて中ほどまで思ったよりスムースに登ったが上部で立ち止まってしまう。前の人のチョークが頼りになる。「右に行くように。」下から声がかかる。ボルトにカラビナをかけ小さいスタンスに足を静かに乗せて右に出る。
手がかりがないので体を外に出してスメヤリング。カラビナをしっかり持って!上の岩まで辿りつく。「やったー。」叫びたくなるような達成感!ロアーダウン。


懸垂下降の仕方、トップがセカンドの確保をどうやるかなど下の岩で教えてもらう。

その後左岩で挑戦。
夫が上で教えてもらいながらセカンドの確保。クラックから私が登る。到着して直ぐに自己ビレイを取る。

次に夫は、はじめて懸垂下降。上にルベルソ、下にシュリンゲで作ったロープと二重にハーネスのループにつながっているので絶対落ちないそうだ。高所が大好きな夫は楽しそう・・・。

いよいよ私。
高所恐怖症は怖くて背中を伸ばせない。ヘッピリ腰!多分、顔も引きつっている・・・。
足は膝あたりで少し曲げて上体を伸ばす。体を岩から離す様に。
右手はそのシュリンゲを持って左手はその下を持つ。少しずつ右手を下げる。「両手を離しても落ちないから大丈夫!」と言われても・・・。こわごわ片方ずつ手を離してみる。落ちない・・・。
中ほどからは岩の上をうまく歩けた。



最後は右端岩。
岩の間に木が生えている。テラスが数箇所あるようだが・・・。
一番手の夫は上部クラックで苦労した。
私も中ほどまではスムーズだったが、そのクラックから動けない。難しい。抱きかかえるように登って、途中で体の向きを右に変える。ようやく到着。

三番手Sさん。
中ほどで岩が落ちる音。持った岩が膝をかすって落ちたとか。幸い怪我はなかった。岩の間に木が生えているような岩は脆いようだ。
一番上のクラックはジャミング。上から見ていると足は膝からかかと、手はひじから手のひらをクラックに入れてそれを楔にして見ている間に登った。めちゃめちゃ速い!
こちらの終了点も枯れ木だった。

稜線をアカヤシオがピンクに彩っている。そよ風が頬をなでる。真っ青な空は直ぐそこに手が届きそう・・・。一年に何日もないような好天にめちゃいい気分。

真ん中岩に戻る。壊れそうな岩に支点が作られていた。この岩が崩れたらと思うと怖かった。懸垂下降で降りるのだが・・・。

夫は下降をはじめる。ロープを二本ともルベルソに通すのに間違えて一本だけ通した。もう一度やり直し。二本通して下降開始。このやり方はバックアップがとってないので絶対手を離してはダメ。離したら落ちる。

次に私。
バックアップを取ってもらって二回目の懸垂下降。やっぱり降りはじめが怖い。足を肩幅に開いて。胸を張って歩くように降りる。無事終了。


ルベルソを使ってのトップロープ練習、懸垂下降、トップのセカンド確保など、覚える事がいっぱい。
一回聞いただけでできるようになったらいいんだけど・・・。
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