一壁

        1212m (三重)
GOZAISYO

2008年5月18日 くもり

一壁に行ってみよう。初心者ルートを見てこよう。
風薫る五月。昨日の前尾根が新緑に包まれている。青空にバットレスやツルムも格好いい。


「一番簡単な所を何度も練習すればうまくなる。」と誰かさんが言っていた。そうかもしれない。そう信じて・・・。


一ルート。
一壁の最も左端ルート。先行の年配者と若い人のペアを良く見ておく。
足元に確保地点。ボルトにヌンチャクを二本かけてシュリンゲで流動分散。そこに安全菅つきカラビナ。メインロープにインクノットでつながって自己確保。落ちる方向に足を前後に開く。ビレイ地点が体の後ろに来るように。

岩の隙間を上る。一番上のスラブ岩が難しい。立ち上がって終了点。
一壁下に降りるのが怖いので滑落しないように慎重に。事始めのルートで三本練習。

二ルート、三ルートは混んでいる。山岳会が大勢。ダイレクトコースを楽しそうにクライミングする中高年パワーに圧倒される。

急にガスが流れて曇ってきた。朝の青空がうそみたい。雨が降り出しそう。岩が濡れると滑って危ないので・・・。あっという間に皆帰り支度。
練習したくても天気に左右されるから、なかなか岩登りも大変だ。上達には時間がかかる・・・。
ウサギの耳近くのスラブ岩で岩稜歩き。降りはどうしても腰が引ける。もっと前へ。
「一日に前尾根三回から五回できるようにならないと・・・。」とN村さん。山が大きいのだから最もな話。でもそんなのいつになることやら。人生の残り時間が少ない人には厳しすぎる課題。
北岳への道は甘くないのです・・・。

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