御在所

        1212m (三重)
GOZAISYO

2008年6月14日 晴れのちくもり

P7:00〜(中道)〜朝陽台9:00〜望湖台9:40〜鎌ケ岳11:20〜白はげ12:35〜犬星の滝12:55〜小滝13:05〜(長石尾根)〜三ツ口ダム13:45〜P14:00

天気がいいので車が多い。既に端っこしか空いていない。ササユリはどうかな?藤内小屋が見えるザレはまだだった。

キレット。
「踵が上がるのは力が入りすぎ。もっと力を抜く。力を入れずに楽に歩くには膝に乗る。骨に乗る感じで。そうすると疲れない。」何度も聞いているが力の抜き方がよくわからない・・・。

凹角部。
まっすぐでなくて「後ろの壁も使って。」手も足も全身でクラックに入り込む?体を横にする感じかな・・・。

下のテラス。
ギザギザハートの岩の上に前尾根チムニーの外を行く人が見える。つるっとした岩で何も手がかり足がかりがない所だ。ここからチムニーが見えるとは知らなかった・・・。



上のテラス。
見下ろせば下のテラスが目に入る。下からA葉さん。山でお会いするのは久しぶり。奥さんは既に引退されてお孫さん育ての人生・・・。
山は少しも変わらないけど山に来る人は少しずつ変わっていく。どこかに毎週来ている人もいるけど・・・。

朝陽台。
サラサドウダンやベニドウダン。なんとなく木や葉に元気がない。幹は鹿にかじられて痛々しい。
表道降り口あたりで白いサラサを見上げる。清楚でいいけど目立たない。



望湖台。
山がくっきりはっきり見える。緑の雨乞。見下ろす谷には白い大きい朴木の花。御岳神社辺りの笹もちょっと元気がない。笹は60年に一度枯れるらしいけどそうなのかな?
久しぶりに青空を仰ぐ。空が青いと心まで晴れやかになる・・・。

記念碑。
望湖台から見える一本杉の上水晶尾根道を見に行く。記念碑の後方に赤テープがあり踏み跡がはっきりしている。笹も低いので笹分けも楽そうだ。上水晶、地獄谷から望湖台に入らず直進するとその尾根に取り付けるそうだ。

展望台。
鮮やかな緑の御在所も久しぶり。アブがあたりを飛び回る。




鎌ケ岳。
手前から大岩小岩。楽しく登って大岩の上に立つと下に人がいっぱい。その群集に「何だかんだ・・・。」といわれさっさと降りる。こういうの苦手・・・。
南に行っても足の置き場もないほどの人。周りの山は緑が鮮やか。岳峠からも人がどんどん登って来る。いつもながら鎌ケ岳は人気がある。


岳峠。
山頂を見上げると白い花崗岩に緑のあしらい。とても夏らしい。
滋賀県側から涼しい風が吹いて来て気持ちいい・・・。ここで日傘をさして一休みする。

犬星の滝から尾根への道、イマイチ自信がない。
白はげから滝へ。滝下の倒木が綺麗に片付けられていた。釜跡から登り始める。二回ほどジグザグ登って犬星の滝上の沢へ。主流を遡行して小滝へ到着。ここまでは順調。
この後が問題・・・。
滝左手を巻いてすぐ右岸の大杉辺りへ渡る。微かな踏み跡があちこちにあるのでどういっていいのやら。きっと冬にどこでも降りるのでこうなるのだろう。こんもりした杉林が目印。右手に現れる沢沿いに尾根を登る。この辺りからははっきりした道となり迷うことはない。

右前方にヌタバが現れた。イモリかヤモリかがいる。尾根道に合流。
右に折れて長石尾根を進む。谷からの風がめちゃ爽やか。鞍部から左に折れて三ツ口谷へ。この降り道も気分がいい。


堰堤下の、冬、雪を駆け下る斜面にはコアジサイがいっぱい咲いていた。ダムに降りると、何処からともなく吹いてくるそよ風に漣が起きて緑の湖面が揺れる。水面の青空が白く彩られていく・・・。つぎつぎ繰り広げられる水と風の芸術にしばし見とれる。

淵にはモリアオガエルの白い泡卵が産みつけられていた。ソフトボールくらいの卵の下には乾いた土はなく浅瀬。水のことをちゃんと考えて産み付けているのに恐れ入る。それに一匹であんなに大きい卵を産むのかな?そうならすごいエネルギッシュ。やはりカエルも体張って生きている。命つないでいる・・・。


ダム下でササユリ一輪。まだ蕾。花開くには数日かかりそう。
緑の風が吹き抜ける御在所鎌ケ岳はまったく初夏。その風が梅雨時とは思えないほど爽やか。六月もずっとこんなだったらいいな。


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