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大岩へ。
手前には崩れそうな脆い岩。慎重に足場を選んで登る。後から登ったTさんはその崩れた岩くずを投げ上げた。下へ落ちると危険だから?
大岩の下にはイワキンバイ。北西の水量谷を見下ろせば土石流らしき跡。木がなぎ倒されている。そういえば先週も南面で崩れていたけど・・・。鎌ケ岳がどんどん崩れていく・・・。
大岩上へ。
上がると目の前の女性が「なんて危ないことを。」という身振り。色々言われるのは苦手なのでさっさと降りる。祠前に紙ふうせんのような実がいっぱい。何の木かな?
南面には風がない。岩場を少し降って休憩。
空にはトンボとイワツバメ。アキアカネは風に乗って移動するのか?又食べ物を追っているのか?空いっぱいに現れる時とまったくいなくなる時がある。
人差し指を空に伸ばすTさん。「この指とーまれ。」なぜかすぐとまる。ザックやボウシにも。とまれるものなら何でもいいのかな?
イワツバメのアクロバット飛行にも見とれる。急降下したり、上昇したり飛び方がとても大胆。逞しい。二回目、巣立ったうちのツバメがなんともひ弱に思える。
お盆には涸沢へ行くというI藤さん等と雑談。もしかしたら会えるかも・・・。暑くて傘を日傘にする。
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尾根から谷へ。
双子のササユリが種をつけていた。この種とユリ根で増えるのかな。ササユリの群生なんて見たことないし・・・。この花いずれ絶えるかもしれない。
草原から三ツ口谷へ。
尾根と谷の間の道。初めて歩いていい気分。三叉路から谷へ。
水があるとすっとする。涼しい。沢沿いに降って大滝横に出る道があるらしいがへつらなければならないそうだ。岩がヌルヌルの今日はやめておこう。
大滝。
赤いペンキの○印がいっぱい。矢印も。滝下の水に手を入れると思ったよりぬるい。
すっと伸びた細い葉の小さな蕾はシュロソウかな?
H山岳会の岩のテーブル付近は別天地。涼しくて気持ちいい。緑の風と水に夏を味わう。
小滝。
滝の横にはダイモンジソウの葉。白い山アジサイが涼しげ・・・。
この滝の水に手を入れると冷たい。大滝下よりずっと。長くはつけていられないほど・・・。こちらは伏流水も含まれているのかも。
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山を仰ぐ。光を浴びて輝く緑に夏の青空が眩しい。梅雨明けかな?
二週間前のショウキランは枯れていた。
湖面に青空とぽっかり雲が映っている。長石尾根も。そこにダイモンジソウ。丸で空に向って咲いているよう。実際は水際で湖面に向って横に伸びているのだけど・・・。
アマゴの稚魚。わずか数センチの体ですばしっこくピチピチ動き回っている。光が当たると横腹の模様がくっきり。
イモリかヤモリかが水中を泳ぐ。水の中では手足は折りたたみ、魚のようにしっぽだけ動かして泳いだ。面白い。その姿だけを見ているとイモリとは気づかない。止まる時にすっと手足を出す。手足は陸上でもそう使うのだろう。
モリアオガエルの卵。
ダム湖におたまじゃくしはいない。卵はちょっと茶色っぽくなった。まだこの中にいるのかな?
今日は御在所夏の植物と生き物観察。一日理科教室というところ・・・。
植物も、水中の生物も生き生きしていた。緑と水が溢れる山には新しい命が育ちはじめ、それぞれ命きらめいている。御在所、夏本番!
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