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足元の雪が既に1mほどあるので頭を下げて白い木々をくぐる。厳かな気分!
裏道のケルン付近が凍っている。氷は滑ると思い込んで足がすくむが「歩幅を狭くして靴裏を叩きつけるように歩く。」と不思議!歩けた。
ソリ遊びの雪山も凍っている。幼児は転んだらケガしそう・・・。遊歩道にはスキー教室の子供等が作ったらしいカラー雪だるま?が出現。
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望湖台。
小さい雪庇尾根ができていた。そこに光が差し込んで来た。綺麗。樹氷林から見ても美しい。そのできたて雪尾根を登る。めちゃ気持ちいい・・・。
半年ぶりに雨乞岳を望む。岩に立つと足元には小さいエビノシッポ。振り返ると手前の雪庇が白い縁どりになって綺麗な三角点。
記念碑へのどこでも歩きははまり込まない硬い雪。笹原は凍ったように見える。「滑ろうと思っても滑らない氷。」つい腰が引けるが普通に歩いて見ると歩けた。「一回融けてザラメになったのだろう。」こんな雪ははまり込まないから楽しい。
御岳神社の尾根を回りこむと不思議と風がない。雪を踏み固めていると突然ぐさっと一段、落ちたりする。柵からも凍ったトレースに乗って歩くとはやいはやい。
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峠道。
掘割道の縁らしい所を歩くとザラメ雪。そこを選んで歩く。やはりはまらない。
兎の足跡!ちゃんと登山道を歩いているのが可笑しい。兎も楽なのかな?動物のカンで人が歩いているとわかるのかな?野性的なカンがまったく働かない私と正反対。
硬い雪は足裏で岩を感じて?めちゃ気持ちいい。あっという間に峠。
鎌ケ岳への雪壁は小さく、ワカン降り斜面は硬そうなのでつぼ足降り!
スカイラインも望湖台と同じように所々凍っている。ウインドクラストというらしいが・・・。その黒っぽい雪を探して飛ぶ。丸で子供の頃遊んだ「石蹴り」でもしているよう。めちゃ楽しい。
法面工事壁では新雪さくさく。はまり込まない。もっともっとこの雪を感じたくてどこでも歩き。足跡いっぱいになった!
滝辺りはいつかの長石谷のあってもないみたいな粉雪。私にとっては最高の雪。さらに進んで行けば今度は大きくわれる最中雪。先週よりずっと大きい。富士山では二m近くになるらしい。冬の富士山、どんな世界だろう。中高年の山歩きの私なんぞ知る由もない・・・。
土砂崩れ現場の下まで行くと岩が今にも落ちてきそう。その下の新しくできた滝に氷柱ができていた。足元の岩にはビー玉氷。軽く乗ってみて靴で氷のデコボコとツルツルを感じる。
喉が渇いたので氷柱を一本拝借。なんかまろやかでいい・・・。
その先では薄氷が張って今度はスケート!氷の下を水が流れて、氷が生きている!その上を歩くと揺れ動く流れの中にいるよう・・・。
三ツ口ダムあたりで鎌ケ岳へ向かうという人がはまる雪に「こんな所で苦労している・・・。」
降りはめちゃくちゃ楽しかったけど登りでは先が思いやられるよね。
今日のおまけは霙雪!数時間の散歩でいろんな雪に出会えて、御在所さまさま・・・。
「山の歩き方について」
山は体重移動で歩く。それは後ろ足を蹴りださない疲れない歩き方。
Tさんはいつも片足で立って膝が伸びている。もう一方の足は上がっている。雪でも岩でも氷でも・・・。だから体がまっすぐ。姿勢がいい。
私はどんな時も膝を曲げたまま次の一歩を出すいいかげんな歩き方。落ちないように滑らないように踏ん張っている感じ。片足に乗りこんでいるつもりだが確実に乗りこめていない。中途半端。いつも妙に力が入って前かがみ。当然腰がひけてへっぴり腰。疲れる歩き方・・・。
最近やっと雪斜面を登る時は、膝が伸び片足に乗れるようになってきた。ちょっと進歩したかな・・・。
でも岩では「去年の前尾根の写真では膝が曲がって腰が引けていた・・・。」
30回ほどはいたスキーはといえば片足に乗り切れない。体重移動ができないのだ。それに落ちるのが怖いと体が勝手に思うのでなぜか力が入って腰が引ける。「攻めの姿勢で。」「体(腰)をもっと前に。(谷側に)」と何時も言われているけど・・・。
もしかして雪歩きも岩登りもスキーもすべて基本は体重移動?膝を伸ばして片足で立ち、確実に片足に乗りきることが全て?膝が伸びれば腰もまっすぐになると思うけど・・・。山を下るときにドンと体重を乗せて降りる姿勢を覚えたがスキーもそれと同じ?思いきり谷側の足(板)に乗って立つ!イメージではわかるんだけどなかなか体が動かない・・・。
普段の生活でも極力片足立ちを取り入れよっと。体がその重心の取りかたを覚えこむように・・・。
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