御在所

        1212m (三重)
GOZAISYO

2009年1月25日 快晴 

P〜(スカイライン)〜(裏道)〜(藤内沢)〜三ルンゼ(アイスクライミング)〜朝陽台〜(中道)〜P

駐車場の水溜りに氷が張っている。相等冷え込んだらしい。こんな日はきっと雪はしまって固いだろう。中道を行こうとするとAさんら。「藤内沢を登る。」とお誘い。

北谷。
河原の凍った石に滑って川にはまる。丸木橋も凍っているので慎重に。沢出合でアイゼンをつける。

藤内滝。
氷は先週と同じくらいで成長していない。間をくぐり抜ける。フランケ下のツララははがれ落ちた。気温が高かったから?

ヤグラ下で小休止。
寒くてカッパ上着を着る。ネックウオーマーも。手がかじかむ・・・。鋸岩までの急斜面はさくさく雪。いい雪。楽しくてすいすい登る。上機嫌!


三ルンゼアイスクライミング再び。
今日の○古屋ACCは若い人が多い。持ってきたハーネス、ヘルメットをつけて、ネックウオーマーを目出帽のようにする。ゴーグルは借りて。
まず左の小さい氷で練習。冷え込みが厳しいからか今日は氷が硬い。打ち込んでもちょっとやそっとで刺さらない。すぐ割れる。足のアイゼンもなかなか決まらない。二回昇り降り練習。

前回クライミングした氷へ。

三つのルートで数人がクライミング。狭い場所で隣りの人と接近しすぎ。すぐ横のルートで割れた氷がこちらに飛んでくる。「こわっ。」顔に飛んできたら怪我するよ。ヘルメットに当るように下を向く。決して顔を上げないでおこう。
前回より氷は硬い。バイルを打ち下ろしても決められない。足のアイゼンも刺さりが鈍いが必死でテラスへ。
その後、雪を歩いて終了点手前のカラビナで終了。「テンションかけます。」ぶら下がって真下に降りる感じ。感覚が前回とちょっと違う。

二回目のアイスクライミング終了。
空気が多い氷河や滝の氷は割れにくく、御在所のような沁みだした氷は割れやすいと聞いていた。やはり今日はすぐ割れた。
氷もいつも同じではないと知る。刻々と変わる雪と同様、気温が低ければ硬くてバイルが刺さりにくくなる。

割れ落ちる氷の危険性。
それは鋭利な刃物が頭上から降ってくるのと同じ。今日はそれが怖かった・・・。
朝陽台では青空。陽射しが明るく眩しい。光が、空気が、空が違う!春の気配!
藤内沢大岩からの国見岳を見に行く。ここから見る国見岳は重量感があって好き。

降りは中道から。
富士見岩から尾根のサクサクした硬い雪を降りる。トラバースして中道へ戻ったり、又躑躅林に入ってどこでも歩き。思いきり今日のこの硬い雪を楽しもうとばかりに寄り道。
北谷テラス辺りも道をはずれる。つま先やかかとを蹴りこんで硬い雪を感じてあっちこっち。こんな雪歩きたかったよ。今朝の中道もきっとよかっただろう。宇宙人気分で歩け、富士見尾根直登もできたはず・・・。

おばれ岩で休憩。
上の方で広いテラスを見つける。この岩は陽あたりがよくて居心地がいい。日向ぼっこ?にちょうどいい。まぶしいほどの光が満ち溢れている。雪が融けるよ・・・

青空とさくさく雪に大満足。そこに確かな春の足音が・・・。





2009年2月8日 くもりときどきはれ

岩稜帯の上の氷が見事。雪は昨日と同じサクサク雪。
スキー場を見下ろす遊歩道に「雨氷」ができていた。氷点下5度だと樹氷、0度だと雨氷になる。とても珍しいそうだ。透明氷が朝日にキラキラ輝いて綺麗。他は樹氷もついていないのにここだけ寒かったのかな?

望湖台へあがって記念碑へ。
辺りの雪は昨日のまま。さくさくしてはまらない雪をあずまやへ降りる。雪が硬くて気持ちいい。記念碑の尾根にあがってその斜面に立つ。陽だまりで暖かいのでお茶にする。
望湖台へ行こうとするI藤さん。一緒に三角点に行って中道を降りることに・・・。

歩いて行くとやはり雨氷のできている斜面だけ風がきつい。

硬い岩のような雪は朝のままで融けていない。気温があがっていないようだ。

キレット手前から本谷へ。
ここにはまったく雪がないし風もない。結構急斜面でバランスを取るトレーニングにいい。久しぶりの道を楽しく歩いた。



2009年2月15日 はれ

P7:00〜北谷テラス8:30〜富士見尾根下の岩場9:00〜富士見岩〜望湖台10:00〜P12:30

風がなく穏やか。乾いた硬い岩が気持ちいい。
記念碑の笹の雪を降りる。青空と雪と笹にみとれる・・・。急に鳥の翼のような雲があらわれた。どんどんその翼を広げ飛び立って行った。本の数分の出来事・・・。美しい雲と出会えてよかった・・・。


帰りに藤原岳麓へ。 
          
セツブンソウが咲いていました。土手一面に白い花。楚々とした雰囲気で、華やかさとは無縁。
やはり山の花は雪を割って咲くほうがいい。ここではぬくぬくした環境なので庭の花と言う感じ・・・。
山へ行かず花だけ見せてもらって、それは私の我儘?



2009年2月21日 小雪のちくもり 

P8:00〜(中道)〜朝陽台9:45〜三角点〜ロープウエイ乗り場〜(中道)〜P

今日は数年前に燕岳でお会いした群馬のMさんとご一緒。二人で中道を案内する。生憎天候はイマイチで小雪が降っている。
既に駐車場には新雪10cm。もしかして山頂は20cmあるのでは?と期待する。

そのふかふか粉雪を蹴りながら歩く。手がかじかんで冷たい。
二月というのにマンサクが咲いていた。はやっ。
粉雪の下はアイスバーンで歩きやすい。
富士見岩下のガレで雪面を何かよたよたと・・・。「モグラ?」

一時間45分で到着。
樹氷が見事。暗い冬の空が重苦しい。再び人工氷ばくも登場して真冬の御在所に逆戻り!

そり遊び広場でモンスター樹氷。蔵王みたいでびっくりする。

三角点へ。
ここも樹氷が綺麗。

いつも単独行のMさんから、百名山の体験を聞きながら歩く。ヒグマに出会った話や、人災?洪水のトラブルなど・・・。経験が多いMさんは行動が慎重だ。



感想は「キレットがアルプス的で、御在所は瑞がき山に似た岩の山。天候のいい日にもう一度登りたい・・・。」これから岩登りもされるそうだから次回は是非藤内壁へどうぞ。彼は午後の予定がある為、ロープウエイ山頂駅で別れる。

我々は中道を降る。雪は朝のままたっぷり・・・。山頂でキャンプするという若者等が大きいザックを背負って登って来た。
もう今季は雪をあきらめていたのに、思いもよらず一日中雪道を歩けてよかった。
帰りに千草辺りから仰ぐ御在所は山頂付近が雲に隠れていた。釈迦岳、竜ヶ岳、藤原岳も・・・。たぶん今夜、鈴鹿は雪だろう。


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