一壁

        1212m (三重)
GOZAISYO

2009年9月5日 はれ

裏道P6:50〜一壁(8:30〜13:00)〜P14:30

二週続けてしっかり歩いていないので体が重い。一ヶ月ぶりの御在所。裏道登山道は落ち葉が掃かれ、石が積まれ、木の橋も架け替えられた。岩が割られてあたりが広く明るくなった。整備されて歩きやすい。

小屋に着くと新築用の材木が積まれていた。これらを運ぶ為整備されたようだ。
蒸し暑いからか?虫が顔の周りを飛び回ってうっとしい。


一壁から見る国見尾根はなんとなくどことなく秋の色。山はもう夏の緑ではなかった。

先客が2ルートに取り付いていた。我々は3ルートへ。岩がからからに乾いている。しばらく休んでいたので体がすっかり忘れてしまっている。3回目くらいでやっと思い出して動けるようになった。

2ルート。今日のこの乾いた岩壁は気持いい。登りやすい。二回目、トップ練習する為、カラビナ等を壁に置いてくる。トップは真剣になるからか?やはりせかせか速くなる。

そのうち腕が疲れて力が入らなくなる。最後に左ルートをと思ったが・・・。左ルートから右にも行って独自のルートを組み立てている人がいるのであきらめる。



仕上げは3ルートで。
空が暗くなってきて雨が降り出しそう。「岩壁の途中で雨は絶対嫌だ。」と思ったらめちゃくちゃ速かった。
ところがその後、空は明るくなって再び青空。休んでいた人もまた岩に取り付いた。


ガイドのMさんはこの夏もヨーロッパ滞在40日。帰還後は藤内壁へ。一緒の女性は落ち方が上手い。懸垂下降するようにうまく立って落ちている。壁にぶつかったリ滑ったりすればきっと怪我をするだろうから。
先日もロッククライミングしていた人が足首を骨折してヘリを要請した記事が出ていた・・・。

ハチがいるのか?虫除けスプレーを使っている人。2ルートからスタートしているベテランさん。そしてあちこちのルートで、一人懸垂下降練習中の年配さん。バットレスをノーヘルですいすい登る若者。ちょうどいい込み具合の初秋の藤内壁。


降りは今日も河原を歩く。あちこちにまるで雪のように真っ白の岩。膝を曲げて腰を落としてその白い岩を降る。
振り返る前尾根には陽が差し込んでヤグラがくっきり浮かび上がる。鈴鹿ではないようなどこか日本離れしたような風景・・・。

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