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くぐり岩。
先行の人はくぐっている。右の岩場から途中まで行くが、その先はふわふわ雪なので滑落しそう。左岸の岩壁をつたってなんとか乗り越える。くぐり岩上もべた雪で歩きにくい。
氷柱ができる岩壁まで来るとちょっとしっとり雪。Oさん等は大黒尾根へ上がっている。
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大黒岩。
尾根には山頂から降ったらしいトレースがあった。思ったより風はなく穏やか。でも何も見えない。尾根を直登する。ここから見下ろす冬の本谷が好き。雪にはまりこみながら、そり広場へ降りる。
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人工の氷ばくが見事。樹氷もでっかい!Tテレビが撮影に来ていた。
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チビッコがそり遊び。よちよち歩きの子が数人泣き叫んでいる。氷点下の世界だもの。手足が冷たく寒く痛いだろう。凍傷になるよ。風邪引くよ。他人の子供のことにはらはらしながら望湖台へ。
夫は遊歩道をスノーシューハイク。浮けなくていいのにわかんのようについ浮けてしまう。その歩き方では疲れるよ。
もなか雪かな?上数センチが氷のようで乗ると大きくひび割れる。三角点からの雪にもそんなにはまりこまずに歩ける。天候はどんどん悪くなっているようだ。
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そり広場に戻って藤内沢を降ることにする。雪はどうかな?積雪が少ないので雪崩れ、滑落に注意しよう。
ロープウエイ利用でアイスクライミングする人のトレースがあった。下からは若い人が数人ヘルメットをつけて登ってきた。「トレースがあって楽だった。」そうだ。3ルンゼはちょこっと凍っていた。その薄い氷をクライミングしている。
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雪崩が怖いので素早く降りる。膝までの雪はしっとりしている。ヌルヌル岩を滑り降りてヤグラ辺りまで一気に駆け下る。そこからは岩に一面の氷が張り付いている。氷をよけ岩に立つことを考えながら前向きに降る。雪が少なくて奥又へは行けない。トレースがない。
枯れ木は階段を後ろ向きに。雪と体の隙間から足元をよく見て次の一歩を置く。体を雪面から離すと安定するのに落ちそうでついへばりついてしまう。
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マイナスの滝下へ来た。滝には誰もいない。もちろんトレースもない。
どう降りようかと一面の氷を見下ろす。すると前の壁からピッケルを氷に打ち付ける大きい音が響いて来た。前尾根かな?下から登ってきたのかな?我々もピッケル二本を氷に差してアイゼンを蹴りこんで後ろ向きに降りる。「あー怖かった!」降りアイスクライミングかな?
さっきの音の人が登ってくるかも・・・。はてな?コオモリの滝へ来ても誰も居ない。前尾根を行った人かな?
滝の降りもたいへん。ピッケル二本を使って、又降りアイスクライミング。「ふー、やっと降りた。」
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藤内滝には大きいツララ。トレースがあるから行ってみよう。ツララを抱かえて降ったその時、足元の雪が少なくてザーアッと崩れる。滝下の渕まで3〜4mはある。止まった。柔らかい雪に足がきまらない。仕方がないのでふわふわ雪のついた壁にピッケルを刺して、体を押し付ける。そっと、へつるように一歩ずつ靜かに足を置いてこわごわ・・・。無事滝下へ到着。雪が緩んで、少なすぎて、怖かったよ。藤内沢は雪が多い時でないと・・・。
前尾根へは誰も行っていない。裏道へ出るとKさんがダブルストックで降りてきた。岩の先生も冬はストックでスノーハイキング。
小屋では数名のボランテイア大工さんが作業中。藤内沢の降りで疲れきった足を励ましながら中道へ抜ける。コオモリ滝のバイルの音はいったいどこから聞こえたんだろうと考えながら・・・。我々のすぐ後で、奥又に入った人がいたのかも・・・。
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