御在所 

       1212  (三重)
2010年2月27日 曇りときどきはれ 強風

P7:00〜(三ツ口谷)〜(左俣)8:20〜鎌ケ岳9:50〜御在所三角点11:40〜朝陽台(12:05〜12:25)〜(中道)〜P14:20

風がきつい。もう中道に雪はないし・・・。T尾さん「いつもの反対コースで、左俣を登る。」
雪はどうかな?はまりこむかな?予想がつかない。ダメなら三ツ口に戻って源頭から登ればいいから・・・。
三ツ口谷には水が溢れている。大滝にも水が多い。まき道から登る。落ち葉に足を滑らさないように木の根をしっかり持つ。

ミソサザイやシジュウカラ?のさえずりが谷に響いていた。やっぱり春だ。


左俣。
小滝横にはまだ雪が残っていた。ザラメ雪。谷を見上げると結構白い。この谷にも雪解け水があふれている。シュルンドにはまらないように歩く。端っこの雪をピッケルで削ると、まるでかき氷だった。
さっさと通り過ぎるのはもったいないので登って降りてといっぱい落書きをする。ざらざらした雪を存分に歩こう。調子に乗っていると時々腰まではまりこむ。脱出するのに一苦労。

固い氷ではカッテング練習。
だんだん雪が少なくなってきた。雪がないととても狭い谷だ。登山道ではないから、足元の岩もザレもガラガラと崩れそうで心もとない。枝沢が出てきて、大木への道がわからない。でもすぐいつか夫が滑落したらしい斜面が出てきたので安心。霧の中、前方にしゃくなげ林も見えてきた。稜線へは笹が起きているので藪こぎ。雪がないとこうなる・・・。痛いし足の置場もないし・・・。やっと脱出!


鎌ケ岳山頂。
雪が消えて何にもない山頂でひと休み。今日の左俣を降るのは危ない・・・。先日のC新聞掲載のU美さんのマンサクは何処かな・・・。御在所向けて出発。


展望台。
白い御嶽山、右に中央アルプスの白い峰。富士山はどうかな?よくわからない。
源頭部の残雪が下のほうにちょこっと白い。時々足元にザラメ雪が現れると、うれしくなってぴょんと乗る。

峠。
木々の枝が膨らんできたので山が赤く見える。いつも降っているので、登るのはきつい。
ケルン近く、御嶽神社尾根のザラメ雪をうきうき歩く。記念碑あたりの笹の根っこに申し訳なさそうにちょこっと白く残っていたりする。いじらしい・・・。

一等三角点へ。
記念碑前は雪がなくぬかるんでいた。先週はサクサク雪を歩けたのに、一週間で消えてしまった。



スキー場から朝陽台へ。
青空が広がってきた。雨量レーダーが霧に見え隠れする。何処の山だろうとかと思うほど迫力がある。雪はシャーベット。はまり込みながらべたべたした雪を歩く。

朝陽台。
風が相変わらずきつい。ここでひと休み。温かいコーヒーにホッとする。


高台から北を望む。谷に沿って雲が滝のように流れている。滝雲!そこに光が差し込んで綺麗。光る雲に見とれる。
南を向けばこちらも鎌ケ岳の谷を埋めつくすような雲。

左俣と源頭部にはほんのちょこっと雪。消えるのは時間の問題。今日歩けてよかった・・・。

富士見岩。
山頂から生き物のように雲が動く。空気中の塵とかが強風に飛ばされたからか山や大地がすごく鮮やか。そして近く感じる。

富士見尾根末端の岩場。
相変わらず雲が流れる。スケールのでかい、大自然のショーに魅せられる。恵那山あたり盛り上がった雲がきのこのよう。大地はうす緑の春色絨毯に変わっている。

登山道ではあちこちの岩が雪で緩んだ。ぶつかりあったりしている。こんな岩に挟まれたら大変だ。雪解けの春は危険がいっぱい。



下のテラス。
マンサクの蕾発見。まだ固い。
若者さん独り。今日初めて人に会った・・・。

コブシの岩。
猫柳のような、猫の尻尾のような柔らかな蕾がいっぱい。

キレット。
頭上を見たらちらほら黄色の花弁。マンサク!

地蔵岩。
岩を降りて行くとヒオドシチョウが飛んで来た。北谷側のあちこちがマンサクで黄色い。あたりにコブシの蕾も見つける。
マンサクを谷へ撮りに行ったT尾さんから提供していただいた写真。やっぱりリコーは綺麗!

岩棚。
カメラマン一人。ロープウエイは強風のため、一日中止まっていたようだ。

おばれ岩。
ロープウエイの下で満開のマンサク発見。U美さんの写真はきっとここ。ここならうまく赤いゴンドラが入るよ。
まず咲く。マンサク。山に何も色がない時に、その黄色の花びらはまるで眠りから覚めて伸びをしはじめたみたい。「もう春なの?」
イワカガミやスズカカンアオイ、ショウジョウバカマの葉も生き生きつやつやしている。のんびりぼんやりの私と違って、植物はちゃんと春を知っている。春を感じている。日の光や風がきっと昨日までとは違うのだろう。

屏風岩に日が差してきた。左俣の残雪とマンサク。一日で冬と春を楽しんで得した気分。だけど、やっぱり物足りない。もっと雪歩きたかったよ。あまりにも早すぎる春に、冬をあきらめきれない私だった・・・。

いなべの両ケ池から滝雲を眺める。釈迦岳、竜ケ岳の谷から滝のように雲が流れて美しい・・・。




2010年2月28日 雨のちくもり 強風

P11:40〜中道キレット12:40〜P13:20

朝は土砂降りだったのに、晴れてきたので、11時すぎに家を出る。駐車場に車が数台。風がきついのでどうしよう・・・。キレットまで往復することに決める。そして3月7日までの湯めぐり温泉チケットで、Mロニエへ行こう。¥500 今日はこちらをメインにして・・・。


青空に黄色のマンサク。黄色の花ってなんか元気になる。それに春らしい。
上から単独女性、「八時から二時間で登った。」「雨は大丈夫だったが、風がきつくて吹き飛ばされそうだった。」
単独男性。「風がきついから危ないですよ。気をつけて。」
私はキレットまでだから大丈夫です。たしかに昨日よりずっときつい。「今日はここまで。」ロープウエイも数台動いただけ。

Mロニエは露天、うたせ湯、ヒノキ(調整中)など。温泉で癒されて「今年はシデコブシも早いかも・・・。」と思いながら帰る。ふと日当たりのいい畦道に黄色の花が・・・。車を止めて見に行くとタンポポでした。小さい春みっけ!

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