御在所 

       1212  (三重)

2010年3月6日 雨

P7:45〜(中道)〜朝陽台9:30〜望湖台10:00〜(裏道中道)〜P12:50

先週、スキー場のインストラクターA尾先生から、左足の重心の取り方を意識するように言われた。「立ち姿でも右に乗っている。」と指摘。
左足が前に来た時、腰も意識しよう。くるぶし、膝、腰が直線になるように。子供の頃の左足手術から、無意識に体をかばった姿勢を取っているようだ。
雨のため、景色もないのでゆっくり、矯正散歩しよう。もしかして持病と思っている腰痛も姿勢の悪さからきているのかも・・・。

岩棚。
あたりは墨絵の世界。色がない。雲に埋もれた神秘的な三ツ口谷に見惚れる・・・。
マンサクが雨に濡れている。冬、ぐったりしていたシャクナゲは鮮やかな薄緑色。艶々している。


朝陽台。
若い人が二人。案内板を見て「頂上はここですか?」と聞いてきた。御在所は15年ぶりとか。

そり広場。
残っている雪を歩く。ザラメ雪。

三角点。
さきほどの若い人があずまやで休憩。

望湖台。
何にも見えない。最近、裏道を歩いていないから行ってみよう。


裏道。
ケルンあたりにマンサクみっけ。この木は頂上近くにはないと思っていたのに咲いていた。登山道にザラメ雪数か所。今季最後の雪をザクザク歩く。

国見峠。
周囲の笹が刈られている。掘割道はぬかるみ。
崩壊はP1の上あたりから。削られてむき出しになった岩肌が赤い。積み木のような前尾根の岩壁、いつ崩れてもおかしくない・・・。

前壁を仰ぐ。今年の氷壁はどうだったのかな?

崩壊地う回路の案内板。
北谷はまだ崩れ続けているようだ。以前前壁へ抜ける道があったガレあたりから国見岳側へ高巻いた道が作られていた。はじめて歩く。北谷を見下ろしながら結構高巻く。滝辺りにも巻き道。裏道はずいぶん変わった。



藤内小屋。
Mンベルの小屋が完成していた。4月上旬にお披露目があるとウサギの耳あたりで出合ったM山さんが教えてくれた。
雨が強くなってきた。



裏道から中道。
藪椿がしっとり濡れている。いつの間にか、あちこち淡い緑の・・・。ヤシャブシ!


裾野、温泉街あたりはウグイス色の林になってきた。Gホテルの庭のアシビは満開。窓からちょっと青空がのぞいた。

帰り、千草あたりから山を仰ぐ。まだ、真綿のような雲が蒼い山肌にまとわりついていた。





2010年3月7日 小雨

P10:00〜(中道)〜朝陽台12:00〜(中道)〜P13:20

昨日の夕方は滝雲。夜には星空だった。なのに、今朝も雨模様。天気のことはさっぱりわからない・・・。
千草から見上げる御在所は、中道の尾根から鎌ケ岳まで霧に埋もれている。尾根を境に北谷側にはまったく雲がない面白い現象だ。

駐車場でいきなり、怒鳴られた。「こんなにあいているのに○○○○!」
そのおじさんの声に足がすくんでしまった。謝って、車も停めなおして・・・。


登山者は、このご機嫌斜めおじさんと家族連れ三人。彼らは準備も早いし、足も速い。
雲海に入道ケ岳とキララ峰の山頂部分だけがうかびあがった。どこがどうとはわからない程に。

今日も左足の置き方を考えながら歩く。腰が引けないように。前へ、攻めの姿勢で。

途中、朝のおじさんが降りてきた。なぜか「どうぞ。」と優しかった。体調が悪かったのかも・・・。

朝陽台。
寒くて震える。手がかじかんで真冬。熱いお茶で温まろう。観光客が、数人やってきた。小雨の中、景色もないのですぐあきらめて帰っていく。

午後から天気は回復するかと期待したがどんどん悪くなっている。もう降りよう。


薄くらい林をピンクの椿が彩っている。この花にはわびさびの雰囲気がある。純日本的。雪がよく似あう花・・・。

温泉街手前でキブシ発見。黄色の簪は控えめ・・・。地味で目立たない。自己主張しない奥ゆかしいこの花の雰囲気も気に入っている。山の花はどの花も楚々としてたくましい。そこに惹かれる・・・。

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