御在所 

       1212 (三重)
2010年3月11日 くもりのち晴れ

P9:25(中道)〜朝陽台(12:05〜12:30)〜(中道)〜P14:00

新雪。春の雪!
寿亭前から道路にうっすら雪が出てきた。駐車場手前の坂が苦手なので、ログハウス近くに車を置く。

長石谷登山口に一台。上の駐車場にもたったの一台。小雪の降る中、スカイライン道路は除雪車が作業中だった。

中道登山口ですでに新雪8cm。二人ほど歩いたようなトレースがあるが、ほとんどラッセル。新雪を足に感じてうきうきわくわくして歩く。雪ってどうしてこんなに心弾むのだろう?

おばれ岩下のマンサクが白い。


おばれ岩も雪化粧。岩棚手前では膝を超える雪。歩くとボクボクいう雪はしっとりなめらか。超気持ちいい。

パウダーシュガーに包まれた御在所から目が離せない・・・。美しい!

木の幹に剥がれそうな氷が朝日に輝いている。これもベルグラ?

地蔵岩もうす化粧。

キレット。
少し下で年配の夫婦がアイゼンをつける為立ち止っている。「嵐みたいだから。どうしようかと思って。前にもう一人いるらしいけど・・・。」と思案中。先行は3人だった?



下のテラス。
吹き溜まりのしっとり雪は膝上まで。サクサク歩く。今季最高雪質。粉雪まぶした国見尾根にも見とれる。
腰まで埋もれる雪の尾根。なめらかな雪をつっきるように進んでいく。この深さは今季初めて



富士見尾根。
末端の岩場から人が目に入った。後から来た単独男性に追い越され、私は3番手になる。

相変わらず、雪は滑らかで気持ちいい。こんないい雪を今期は味わっていなかった。今日御在所に来てめちゃハッピー!

樹氷ができているよ!朝日に輝く白い木々に魅了される。美しい。
ラッセルさんは手足フル稼働。雪に付いた手の跡でそれがわかる。


富士見岩。
色のない世界。白い風景に見とれる。単独ラッセルは大阪さん。御在所初めてで、雪に埋もれた登山道を歩けるなんてすごい。ちょっと青空がのぞいた。


朝陽台。
夢中で白い写真を撮る。



降りようとするとキレットであった夫婦さんが到着。「青空と樹氷に会えて最高。」と笑顔だった。中道案内板の屋根に氷柱。そこについた樹氷にも見とれてシャッターを押しあう。



雪は降りも朝のまま。しっとりなめらか生クリーム雪。融けていない。
立岩あたり、風紋が綺麗。雪と木の影が作りだす世界に惹きこまれる。吹きぬけた風にも思いを寄せる・・・。
めちゃ気持ちいい、何処でも歩き。もっちりして粘り気のあるような雪にしばらく遊んでもらう。


御在所はまだ粉雪に包まれている。そして下まで白い道は続いた。
登山口で山を仰ぐ。ここでは御在所山頂のあの雪は想像できない。信じられない。まったく別次元の出来事。「私だけ夢を見ていたのかな?」って思う・・・。

まだ足元に雪がまとわりついているようなふわふわしたいい気分。ログハウスまで歩いてやっと現実に戻る。雪に魅了されている誰かには、幸せな雪あそび時間でした。

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