御在所 

       1212 (三重)
                      菰野町田光のシデコブシ

2010年3月21日 くもりのちときどきはれ

P7:45〜(中道)〜朝陽台9:30〜(中道)〜P10:55

東京や千葉で強風が吹き荒れている。菰野町は朝は弱い雨で9時から回復の予報。いつもより一時間ほど遅いスタート。

登山口で四人組さん、あちこちデジカメで記念写真「お先に。」

ふと目の前にピンクの花が・・・。ショウジョウバカマのお出迎え。



今日も左足を意識して歩く。腰がひけないようにとかいろいろ考えて動いていると、背中が痛くなってきた。

岩登りの基本は「なめるように足を置く。膝を伸ばす。かかとを下げる。岩に立つ。」だったと独り言を言いながら歩く。
そして気づく。一番はじめに教えてもらった「どーんと片足に乗りきって立つ。」これに尽きるということに。それが未だに左足ができていないのだ。岩場、木の階段、雪道どこでも、右足で立っているのだ。
そうとわかれば思い切り左に乗っていこう。きっとバランスのとれた姿勢になれるだろうから。岩に乗り込む時も意識して左足を出す。

山は黄砂でもやっとしている。

キレットの見える岩。
ここのコブシはどうかな?まだ固い蕾。

下のテラス。
先週一輪だけ咲いていたマンサクはいっぱい花をつけていた。


富士見岩。
黄砂で何も見えない。ロープウエイの従業員さんが遊歩道の点検中。「嵐はもう夜の間に過ぎたと思われるけど、天気が回復する時にまた風が強くなるかも。」と話してくれた。

朝陽台。
雪も消えたし、御嶽神社や望湖台もぼんやりしてつまらない。暗くて雨が降ってきそうだし・・・



姿勢の矯正をしながら降りよう。ここぞと思う肝心な一歩は必ず左足から出す。そして思い切りどーんと乗ってみる。今まで取ったことのない姿勢だ。無意識にいつも右足で乗っていたから。
スキーが、私に、体の左右のバランスの悪さを教えてくれた。普通の人にとっては意識するようなことではないけど・・・。

富士見尾根末端の岩場。
Hさんら数人と立ち話・・・。直ぐ下には、登山口で会った四人組さん。みんな天候と相談してゆっくり山歩き。ちょっと御在所がにぎやかになった。
小雪がぱらついてきた。



地蔵岩。
写真を頼まれる。カシオは液晶画面が綺麗で見やすい。

直ぐ下からK田さんが走ってきた。しなやかな足取りで春風のように駆けぬけて行った。若いって素晴らしい!

登山口でキブシが揺れていた。
駐車場に戻るとどの車も砂漠に居るみたい。黄砂の仕業でした。



Gホテルの庭には満開のアシビに交じってミツバツツジ!

先週蕾だったハクモクレンは白い妖精。

菰野町田光ではシデコブシが咲き始めていた。




淡いピンクが可愛い・・・。地面は湿地だけどぬかるみではない。雪解け水がさらさら流れる小川。この花は、こんなきれいな水辺に咲くんだ。
今日開いたばかりのようで、ほとんど蕾。咲いたものは数えるほど。山のコブシはまだだったけど、それよりちょっと早く咲くのかな?

折りたたまれたはなびらがぐーんと伸びをしていた。よく見るとあちこち花弁に小さな虫もいる。
足元には色鮮やかなショウジョウバカマ。


花は人を幸せにしてくれる魔法使い。山で花に出会えたときほどうれしいことはないから・・・。「厳しい冬を乗り越えてようこそ・・・。」と愛おしくなる。

可憐で華やかなシデコブシに春を告げられ、しばしその美しさに魅せられました。

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