御在所 

       1212 (三重)

2010年7月11日 雨

P6:40〜(中道)〜朝陽台8:30〜望湖台9:00〜(中道)〜P10:40

ガスって何も見えない登山道を歩く。
本谷からひんやりした霧が湧きあがってくる。

望湖台。
それまで暗かった空が一瞬だけあいた。アキアカネはいない。こんな日は木の葉などに隠れているのかな?
記念碑からあずまやへ回るとネジキの白い花が目に飛び込んできた。透明感ある白・・・
オダマキの葉を見つける。きっと蕾のうちに、又鹿に食べられるのだろう・・・

今度は緑の濃淡苔。綺麗!

登山口。
ススキが生き生き伸びて、野イチゴが実をつけていた。




2010年7月19日 晴れ

P7:00〜(中道)〜朝陽台8:50〜望湖台〜(中道)〜P12:30

先日放送の「ためしてガッテン」流、疲れない登り方で行く。歌を歌いながら。
地蔵岩で夏の雲が湧き上がる。蜘蛛の糸には銀色の宝石がちりばめられていた。

キレットの見える岩。
コブシのグーの実が大きくなった。

少し前を歩いていた人が梯子の方へ降ろうとしている。「岩を登るのか下から巻くのかわからずぐるぐる回っていたら方向が分からなくなった。こっちが登りと思いこんでしまった」道迷いは思い込みからかな?自分が方向音痴なので平気で反対に行ってしまう人のことがよくわかる。

北谷テラス。
エゾハルゼミが一斉に鳴きはじめる。



朝陽台。
ぶつかりそうにトンボが飛んでいる。御嶽神社やスキー場のみどりが綺麗だ。


ございしょ自然学校。
「オニヤンマの羽化が始まっています」と言って水芭蕉の池に案内してくれるMさん。
「池から上がったヤゴは、地面から一メートルくらいの幹に登り、羽化する。お腹の中ほどに突起があるからこれはオス。羽が乾いたらすぐ飛び立つよ。後30分くらいで」「おどかしたり、木をゆすったりしないように」

大きな目だから見えているだろうけど、人が近づいてもびくともしない。乾くまで動けないのだろう。


望湖台。
御嶽神社に夏の雲がもくもく。ひんやりした谷風が吹き上げてくるので、汗がすーっと引いていった。涼しい!

目の前に真緑の雨乞岳、地獄谷、上水晶の尾根。谷からはエゾハル蝉の大合唱。ここは、緑の山と蝉の声だけの世界。他には何もない。



国見岳の尾根から雲が湧き上がる。琵琶湖ものぞいている。
どっかと腰をおろして、御在所の夏を独り占めする。めちゃ贅沢!もう動きたくない。
ツマグロヒョウモンチョウ。
オトギリソウ、キンレイカ。

ミズバショウ池に戻ると、オニヤンマはもう飛び立ったあとだった。
広場ではチビッ子がトンボを追いかけている。


次々人が登ってくる中道。
衣類に血がついた人がきた。ヒルかと思ったがちょっと違う。転んで岩角で怪我?
救急車の音がロープウエイ乗り場あたりから聞こえてきた。頂上に近いので歩いて、その後ロープウエイで降るようだ。

しばらくして、ハイキングの若い女性が、躓いて頭から転んだ。
どこでもだれでもその可能性はある。無理やあせりは禁物。痛い目をしたくないので、怪我しないように歩く。

98名山達成の神奈川さん夫婦。三重県へようこそ。
ビデオであちこち撮影。大黒岩など、ガスって見えないので残念そう。次回は是非、天候のいい日に来てください。

富士見尾根末端の岩場でKさん等。
ザックがでかい。「登攀道具は持っているけど、今日は歩く」



地蔵岩。
ここでヒグラシの合唱。悲しいような鳴き声に耳を澄ます。聞いているうちに、こちらまで切なくなってくる。
夏山に生きる虫たちの逞しさに、励まされ、癒される。夏は生物の「命」を感じる時間かもしれない・・・



ガッテン流疲れない登り方は、よくわからなかった。自分の歩き方とあまり変わらないということかな?


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