御在所 

       1212 (三重)
2010年12月25日 はれ

P7:00〜(中道)〜朝陽台8:40〜望湖台9:15〜武平峠〜鎌ヶ岳10:40〜(三ツ口源頭部)〜P13:20

御在所のモルゲンロート、綺麗です。
鎌ヶ岳も山頂だけが白く、樹氷のベールを纏っている。

岩稜帯手前のP7丸岩似の岩。
左足に乗れない。雪があると体が固くなって重心のことまで考えられない。



富士見尾根。
頭の上からツララが突き刺さりそう。
今日の霜柱はとてもきゃしゃ。繊細。
上のテラスからはまたまた先週と同じ氷道。何ともならないところは藤内側の尾根に上がる。一人軽アイゼンをつけた人が降りて来た。


富士見岩。
大黒岩がうっすら雪化粧。


朝陽台
青空に樹氷が綺麗。広場は氷の世界!

ガチガチに固い人工の雪野原を歩く。ここだけ白い世界。私も白に染まる・・・めちゃハイな気分!


しぜん学校の温度計がマイナス6度を示している。アップルパンを頂く。ここからの遊歩道は強風に押し返されそう。前の人を風よけにする。黙って勝手にそうしてごめんなさい。


望湖台。
振り返ると白い三角点が美しい。ちょうど、杉峠の向こう側に町が見える。記念碑のはるかかなたにも滋賀県の町が・・・空気が澄んでいる証拠。

ケルンあたりの遊歩道から見ると、アゼリアと三角点の中ほどの樹氷が特に白い。さっき写真を撮ったあたりか・・・
きっと、風向や風力によっても、樹氷のでき方が違うのだろう。風の通り道か?


三ツ口源頭部。
雲の流れが速くて岩壁がぐんぐん迫ってくる。この威圧感、ドキドキ感、残念ながら写真ではうまく現わせない。人間の目にはかなわない・・・




鎌ヶ岳。
誰もいない。南に行って風をよける。蒼い山並みを前にして一休み。
この特別席の背後は初めて知ったけど崖だった・・・
クリームパン、フルーティな紅茶。
やっと一人登山者が現れた。スキー用のストックを持った人。


私は今日もアイゼンワーク。岩が多い三ツ口谷を降ろう。

雪のない源頭部。
その後の岩場も、高げた履いて歩きにくい。がちゃがちゃ。雪がないと感じが違う。あっという間に左俣出合。

以前の道へ。
日陰尾根から崩れた谷に真っ白な氷。雪みたい。

今日はクリスマス。鎌ヶ岳の神様が私の為に用意してくれたみたいです、ラッキー。

足を反動で戻すくらいの蹴り方で、力任せに蹴らない。ちょっと心細くてそれでは思い切り立てない。氷でも岩でもやっぱり一点に立つんだ。
アイゼン一本で立つ。難しい!

ここからの日陰尾根へは次回の楽しみにしよう。本当は行ってみたいが、岩場のアイゼンワークもしたい・・・一度に、両方は無理。

回りこんで降りて行くと滝が凍っていた。水と氷に魅了される。ツララいっぱい。「一角獣」とか言って遊んでいる人がいる。鍾乳洞の鍾乳石みたいに地面側が盛り上がったのも見つける。どうやってできたのか?

大滝上のすべり台を降りる。こわごわ・・・


なんと目の前に氷のカーテン。お見事!

大滝も雪のよう。真っ白。
クリスタルな輝き。自然はなんて美しいものを作り出すのでしょう。
綺麗な氷に出会って、ルンルン心弾みます・・・



H山岳会さんの積み上げた石垣あたりで、コブシの花芽も見つける。

足が疲れて、一番下の滝へ降るあたりで転んでしまった。アイゼンをはずすのも、手で持つのも面倒で、そのままでいたけど・・・もうアイゼンを外そう。

三ツ口ダムからは下界が綺麗。後片付けの為、綺麗に洗ってザックにくくりつける。ザックの白いテープみたいなのは飾りでなくてこうやって使えると知る。又一つ賢くなった。すぐ忘れるけど・・・



極寒の冬は体に金属を身につけると凍ったそうだ。金属製の時計ベルトはダメで革製に替えたとか。だから結婚指輪も絶対ダメ。いつも外に出ている顔は強いのか?なぜかメガネは良かったそうだ。先週の雪の前尾根体験から少しわかる気がする。きっとロープも凍るから、切れる(折れる)こともあるのだろう。雪山は厳しいのだ。その雪山に登る為に岩登りがあるのだとか。なるほどそうだったのか・・・

車に戻ると、御在所は澄みきった冬空に堂々と聳えていた。くっきりはっきり。それは天に向かって岩肌を誇るような精悍な顔つきの御在所だった。


         トップメニューへ
inserted by FC2 system