御在所 

       1212 (三重)
2011年1月22日 くもりのちはれ

P7:25〜(中道)〜朝陽台・ギャラリー(9:10〜9:50)〜(中道)〜P10:30

Gホテル少し上のカーブで止まっている車に、もうちょっとでぶつかりそうになる。道路にいつ雪が出てくるか不安なのでやんわり追い越す。
蔵之助で、その車に一の谷茶屋への道を聞かれ「まっすぐですよ」と答え、後からついて行く。

ここからも道に雪はないがサイドは雪。対向できないよ。駐車場も除雪してない・・・降りようかなと思ってもたもたしていると、先ほどの方が車を入れてくれるそうだ。出られないと困るから、前後に車を動かして雪面を固くしてもらう。いい方に会えてよかった!

S倶楽部というネットつながり山の会とか。お誘いを頂く。(家に帰ってからネットを見たが、どう進んでいいのかわからなかった)

今日は一人なので行ける所まで行こう、無理はしないで。

朝方降った新雪がある。気持ちいいサクサクした雪。

おばれ岩手前で一人追いついてきた。「雪山に慣れてないので、アイゼンをどうするか迷っている」という緑区さん。少し話すと、なんと先週も、私の前を歩いていたらしい。


岩棚。
すぐ前のおじいさんを追い越す。御嶽山は見えない。あたりの景色もぼんやりとしている。雪は、はまり込まない雪で歩きやすい。

キレット。
北谷側から楽しく。緑区さんも一緒にきて、普通に雪と岩を登り降りしている。


富士見岩。
鎌ヶ岳が見えなくなった。あたりの樹氷は小さい。大黒岩がこんもりと綿帽子を被っている。しまった雪だったし、山のことを話しながら来たのでアッという間に着いた。


朝陽台まで誰も歩いていない雪を歩く。やったね!今日も御在所の神様からのプレゼントを有難く頂く。

ギャラリーを案内すると、山頂駅でMガイドさんがロープウエイから降りてきた。三ルンゼの氷が大きいそうだ。

一壁でお世話になったTまさんも、知り合いを連れていた。たしか夏は藤内の岩壁を駆け回って見えた。冬はこうやって普通に氷を登る・・・

そうか、これが今時の山岳会の山行スタイル。雪山やアイスを登る為に夏に岩登り。そして冬は、アイスクライミングに集中する為に、ロープウエイで行動する。なるほどね。

掲示板には気温マイナス6度。風は13Mと書かれていた。
パン一個。


降りもアイゼンなしで行こう。緑区さんも「この雪ならいいかも」と言ってつけなかった。

藤内沢上部の氷を見に行くと、丁度、遊歩道から、Tまさんが降りて行く所だった。

後日、U美さんの電話で知ったが、この日、三ルンゼの氷壁は大賑わいだったそうだ。そして1月25日C日新聞の写真がこの日のもの。(U美さん撮影)透明氷がでかかった・・・

この辺りは、御在所北斜面だからか?樹氷が大きい。木が「重いよ」と言ってそう。コテコテについている。少し薄日が差してきた。


目の前に、粉雪の国見岳が美しい。

誰も歩いていないガレの斜面をサクサク降る。気持いい。ふわふわでも、ねばった雪でもない、サックリした雪。


岩棚まで降りると青空が広がった。今、私の目の前にあるのはただ青と白と黒い岩の世界。身も心もその色に染まってルンルン気分。

あちこち道を外れて雪遊び。緑区さんも滑らないし、歩きやすい、面白いとトレースをはずれている。


結局、彼は行きも帰りもアイゼンなし。そして「40分で降りた。はやーい。一人で不安だったけど、ガイドしてもらってよかった」

私も今まで出会った人に色んな事を教えてもらった。だから順送り、恩返し。次の人に私の知っていることを伝えましょう。


おばれ岩下で登ってきた若い人が「雪まみれ!」と叫んだ。二人とも腰やザックにまで雪がついて、はしゃいだのがバレバレでした!


岩が雪に隠れてしまったこと、ラッセルするほどの新雪がなかったこと、平らで固い雪道だったことなどから?登り降りがめちゃ楽、めちゃ速かった。

やっぱり雪の御在所はいい!

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