御在所 

       1212 (三重)
2011年3月27日 晴れのち曇り 一時小雪

P8:00〜(中道)〜朝陽台10:00〜望湖台10:30〜記念碑10:40〜(中道)〜P12:00

Gホテルあたりからのぞむ御在所、粉雪被っている!二、三日寒かったからね。道に雪が出て来たので、ログハウス手前に駐車する。


温泉最奥駐車場で見上げると、今朝方の雪みたい。樹氷もできているよ。気分が弾む・・・多分、今季最後。幸せなことに、この冬は毎週雪を歩きました。

スカイラインに数台。もう、こちらの駐車場にも停められるようだ。

気温が低いので、登山口からサクサクした冬の雪。モノクロの御在所に見とれながら新雪を歩く。足元の雪はいい、彼方の山もいい。


日本ガイド協会の名入りジャケットを着た年配ガイドさん、「一人?」「今日の雪では裏道は危ないから、この中道を降りた方がいいですよ」と声をかけてくれる。親切にありがとうございます。

おばれ岩。
青空が広がってきた。光があたると、白い峰が銀色。めっちゃ綺麗。こんな御在所に会えることってそう何回もないよ。ハッピー!

ウエイトトレーニングさんが降りて来た。「新雪あるけど大したことないよ」と中道の情報をくれる。


地蔵岩。
マンサクの枝越しに、薄化粧釈迦岳。綺麗綺麗・・・

鋭く尖った雪庇。岩から沁み出した水でできた氷柱。すごーい!
次々繰り広げられる素敵なシーン。やっぱり自然は素晴らしい芸術家!
ますます、うきうき、ルンルン気分。

新雪ってどうしてこんなに魅力なんだろう。国見も鎌ヶ岳もキララも何処もかしこもいつもよりずっと美しい。美しすぎる・・



富士見尾根末端の岩稜帯。
半袖Tシャツの若い女の子に追い越される。

とげとげ樹氷が現れた。白い木々と白い峰に一人歓声を上げる。やったね。大地はほんのり薄緑、春の色。足もとのいい雪はどんどん深くなる。サクサク雪からカタクリ雪。水分が少ない真冬のしっとり雪。気持ちいい。



富士見岩。
本谷も鎌ヶ岳も真っ白。朝陽台も樹氷に包まれ真冬の様子。お見事、白い御在所!


遊歩道。
木々の新芽には極め細かい樹氷。その繊細な氷の花に見入る。
白い世界に身を置くとどうしてこんなに気分がいいんだろう。清々しい、心が洗われる、自然と同化して、自分も白いように錯覚する・・・


朝陽台。
今日の観光客は、めっちゃラッキー。もうすぐ四月と言うのに全くの冬景色なのだから。


ケルン。
裏道から登山者が来た。一瞬、ここは何処だろうと思うほど、峠にかけて白い峰。白い山肌が続いている。


チビッ子そり広場。
下界からは想像できないだろう。こんな深い雪の御在所岳を。真冬に寒くて泣いていたチビッ子達、今日だったら空いているし、楽しいよ。
でも、手がかじかんできた。しぜん学校前でマイナス5度。やっぱり今日は真冬だ。毛糸の帽子、ネックウオーマー。手袋も、二重の冬用手袋に替える。


真っ白の冬道雪道を望湖台へと歩く。キュツキュツ、ボクボクと足元の雪がなく。
雪に消えた階段はただの坂道。ひたすら登って行くと、上から先程の半袖さんが降りて来た。彼女も大はしゃぎ。小雪が舞ってきた。


望湖台、雪尾根。
どうやってできたのかなって思う。ふっかふっかの真綿みたい。白い翼のようにもみえる。
20cmくらいの新雪。その下は凍った固い雪。またまたここを歩きます。御在所てっぺんの特上のサクサク雪を一人占めする。
伊吹山も雨乞岳も山頂は見えない。きっと雪が降っているよ。

記念碑へは、何処を歩いてもはまらない、シルキーな雪。半袖さんは御嶽神社あたりで飛び跳ねている。


しぜん学校で観察員さん、「御嶽神社あたりで、タテヤマリンドウが咲き始めた」と花情報。
この寒さにきっと凍えてるよ。雪を割って咲く健気で可憐な花に思いを寄せる・・・



中道を降る。まだ朝と同じで、雪はサクサク。この雪は団子にならないのでアイゼンはいらない。滑らない、歩きやすい雪。

若い人が次々登って来て、道を譲る。踏まれていない雪面を降るって、気持ちいい!

粉雪纏った美しい釈迦岳。普段はあまり目に留まらない山だけど、今日は特別。白いドレスがスポットライトに輝きます!

キレット。
太陽と雪と木々が描く自然画に目を奪われる。黒い影絵が今にも動き出しそう。光が射してくると鮮やかなモノクロの絵。太陽が雲に隠れるとはかなく消える・・・風紋と重なってより美しい。

おばれ岩では岩登りの練習。まだ一壁は寒くて行けないのだろう。


駐車場に戻ると再び青空。お色直しの御在所は、ただ白い衣装を纏ってそこに聳えていた・・・

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