御在所 

       1212 (三重)

2011年4月9日 小雨 

P7:00〜(中道)〜望湖台9:45〜(中道)〜P11:30

天気予報は大荒れ。春の雨もいいかもと出掛ける。
カッパ上下に傘をさして歩く。小雨。濡れても気にならない程度。
ショウジョウバカマが頑張って咲いている。木の枝に光る雨のしずくに引き寄せられる。銀色の水玉が宝石のよう。キラキラ光る・・・
木々の枝がどんどん赤くなる。
岩の隙間にコブシの蕾。まだ淡いクリーム色。足場がない・・・



地蔵岩。
日雀が目の前で独唱。全然、逃げようとせず、羽繕いしている。

雨が上がるようだ。雲が流れて幽玄の世界。生き物のように動き続ける雲に目を見張る!

マンサクが雨に濡れてしっとりしている。数メートル歩くと又、マンサク。今日はマンサクばかりが目に入る。毎年、他の花に先をこされて目立たないのか、今年が多いのか? それとも私がいつもぼんやりしているからか・・・


上のテラス。
赤く伸びた木の枝で、山肌が赤く見える。どの木も、今にも芽吹きそう。



スノーブリッジのような雪を歩く。岩のように固い残雪と岩。気持ちいい!

大地は鮮やかな緑色絨毯。麦が育ってきたのだ。

鎌ヶ岳には滝雲が流れて来た。雲の中に山頂の三角が見えて神秘的・・・


チビッ子そり広場。
まだまだ雪野原。たっぷり雪はGWまでもちそう。

望湖台。
雪の下になっていた木が起きようとしている。根元から折れたものもある。植物にとって雪は否応なしに自分を押しつぶす相手。愚痴も言わずに雪に埋もれる木々のそのしなやかさと強さに感動。曲がりくねった幹や枝は雪の仕業だった・・・

ガスってきた。てっぺんのこの木もマンサクだった。冬、強風にさらされるこの場所で耐えて、やっと咲き始め、命つないでいる。

もう一度、残雪歩き。まだこの雪の下に木が埋もれている・・・
岩の周りは雪が融けてきた。木の根の周りが丸く融けるのと同じように。



記念碑の尾根。
霧雨の中、固い残雪を踏みしめ行き戻り・・・


やっぱり雪を歩きたいので、残雪の中道を降る。地蔵岩あたりまで降りると少し日が射して来た。下界が空いて、再び春色大地が顔を出す。柔らかな薄緑色絨毯が敷きつめられている・・・


朝、蕾だったコブシは咲き始めた。青空と黒い山肌に清楚な白が目に飛び込んでくる。一瞬、雪かと思う。

コブシとマンサクの饗宴



山の家近くでは山肌が白く見えるほどのコブシ。見頃は来週かな?

薄黄色が優しいシキミ、花簪のキブシも咲き始め、御在所が春色に染められていく・・・

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