御在所 

      1212m (三重)
2011年6月19日 雨

P7:00〜(中道)〜望湖台〜御嶽神社〜(一の谷)〜P11:00

「金とくを見て静岡から来ました。やっぱり、テレビの経済効果はすごい!」と年配御夫婦。O田さん等三人さんとは、ささゆりなど花の話をしながら歩く。

雨上がりの道は気分がいい。コアジサイやガンピの花が咲き始めた。赤いベニドウダンがしっとり濡れている。


岩棚。
ササユリを捜しながら進むと、目の前にタンナサワフタギの蕾がぎっしり。ツゲには水玉が光っている・・・銀色宝石!
コブシの種はどうかなと岩に登る。ここはクモの糸に水玉。レース模様みたいな銀色の糸も綺麗。雨は普段つまらないように思うものまで輝かせるから不思議!

野イチゴかヘビイチゴかの白い花が濡れている。今は毒々しい実がないので、清楚で爽やかなイメージ。ウエデングヴェールのよう・・・

富士見岩から遊歩道。
水を含んだサラサの花がぐっしょり重そう。花びらが岩に散ってサラサ絨毯となっている。


梅雨空にめげず、タニウツギは華やかで可愛い。

タンナサワフタギは木が真っ白になるほど花がついている。重そう・・・
今日の遊歩道はサラサ、ベニドウダン、タニウツギと賑やか。一歩進めば何かしらの花が、入れ替わり立ち替わり挨拶してくれる。花の饗宴!梅雨時なのに、ウキウキして楽しい散歩道。花があるとルンルンと心が弾む。



望湖台。
ガスっている。身軽な服装の若い人が数人やってきた。歩き方も身軽。
その後ろから、O田さん等が山ガールを案内してきた。

記念碑やあずまや辺りは、アシビの新芽が花みたい。霧に浮かびあがって綺麗。
彼らは武平峠へ降りるというので、別れて御嶽神社へ。今度の山旅の無事をお願いする。いつも勝手なお願いばかりする人がいて?御在所の神様も大変だね。ここのアシビも美しい。



一の谷。
木の根が雨に濡れて滑る。霧がだんだん濃くなってきたし・・・「怖がり」は心細くなって足早になる。「早く降りよう!」
急ぐと余計に危ない。足元は一歩の間違いも許されない。どこに足を置くか、とっさに判断して間違いなく置くこと。ちょっとでもずれると怪我のもとだ。一瞬たりとも、気が抜けない。張り詰めた気分で緊張して降る。軽いスリップ数回。それだけで済んでよかった!

単独女性が登って来た。この鬱蒼とした暗い林を平気で登れるなんて!尊敬します・・・
山の家近くになるとコアジサイ、ウツギ。登山口はウツギ一色。素朴な白のわびさびの世界に浸る。いい気分!


最終章は・・・
車で温泉街を降ると、今度はヤマアジサイのおでまし! 梅雨時の花々が全員集合した今日、結局、雨に降られることはなかったのです。

この日、御在所で滑落事故があったらしい。それは誰にでも、どこでも起きること。特に、雨の日の降りは、ザレと木の根に注意したいものです。

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