御在所 

      1212m(三重)
2011年8月20日 くもり

P7:00〜(中道)〜朝陽台〜望湖台〜(中道)〜P11:00

いなべから、鈴鹿の山は見えない。菰野町へ来てもガスっている。天候が悪いので車が少ない。登山者もまばら。相方は腰が痛いとかでその辺を散策するらしい。一人で出発。

空に分厚い雲が降りて来ている。緑の大地がちょっと黄色に色づき始めた。里ではもうすぐ稲刈りが始まるだろう。

ミヤマウズラ。
蕾、茎などがうす緑なので目立たない。中道には、あちこちにママコナ。今日の主役はこの花かな?



若い人。
「初めて御在所に来ました。岳の映画見て」小栗旬、格好良かったもんね。
最近若い人が増えた原因のひとつに、映画があるようだ。感性の研ぎ澄まされた若い時代に、山と出会えていいね。うらやましい・・・

北谷テラス。
ススキの穂が風に揺れている。御在所に秋が来た!
岩の隙間にはアキノキリンソウ。アルプスに比べるととても小さいけど、鮮やかな黄色で自己主張している。


上のテラス。
ガスが湧きあがって神秘的。一瞬、ここはどこだろう。北アルプスかな?と錯覚する。我に返って、御在所です!

富士見岩。
先週、下の方におぼろげに見えた白い花。今日は手すりのすぐ外にも咲いてました。コモノギク!淡い紫の素朴な花に、秋の訪れを教えられる・・・

ちょっと遠いので手を伸ばして。今日の主役は、この花だった!

遊歩道脇には小さいオトギリソウ。



朝陽台。
ここでも、ススキが霧に揺れている。


遊歩道。
ママコナがいっぱい。ヨツバヒヨドリの蕾みっけ。アサギマダラ、来るかな?

トンボが少ない。数えるほど。気温が低く、ガスっているから?それとももう里に降りた?

ネジバナ。
7月末に裏道登山口あたりで見た。三週間経って、今日は山頂の遊歩道であちこちに咲いている。

今度は木の花、淡いピンクの蕾、何かな?よくみればホツツジ。やっぱり秋!


記念碑辺りには、まだリョウブが咲いている。この花は花期が長い。枯れたようなヤシオの葉。紅葉?そういえば、山肌の所々がどことなく茶色っぽい。

望湖台。
トンボの姿はないが、ツバメはまだ飛んでいる。分厚い雲が一瞬消えて、琵琶湖が見えた。竹生島も。

記念碑の尾根。
春にタテヤマリンドウが咲く斜面にも、オトギリソウ。


ネジバナも小さいので見逃しそうだけど、目を凝らすと、あちこちに咲いている。ピンクの小さい花が可愛い。


帰りに、ケルン近くでナツツバキの白い花絨毯。散ってもどことなく品がある。花びらの柔らかいフリルの皺が和紙みたい。触ったらがさがさって音がしそう。


ぼけたけど、この花はフクオウソウ?

ミズナラにはドングリの実が大きくなっていた。一ケ月前は、ざぶとん?だけだったから。

コガネムシが岩登り!トカゲみたいに乾いた岩が好きなのかな?



登山口でキンミズヒキ。朝、ぼんやりして気がつかなかったけど、ちゃんと秋を知らせてくれていたんだ。

駐車場傍でオトギリソウ。こんな標高の低い所にも咲いている!この花は、1200mの山頂付近だけに咲くものと思い込んでいた・・・まったく知らないことばかりだ。

夏は終わった。そして、いつの間にか御在所には秋が来ていました。

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