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2011年9月10日 くもり
P7:00〜(中道裏道)〜藤内小屋〜藤内沢出合〜P12:30
今にも降り出しそう。空が暗い。山が暗い。
天候がイマイチなので少ないかな?と思ったが意外に車が多い。残り数台の所へ停める。すぐ、Tさんが来て一台置いて隣に駐車。もう満車。
道路にザックを少しの間置いて、背負おうとしたらヒルがいた!Tさんがライターを捜してくれたが見当たらない。相方が塩をかけると、ちぢこまった。塩では死なないけど・・・
今日は青空作品展の写真を背負って藤内小屋へ行く。登山口すぐで、大木が倒れていた。根がめくれて道が崩れている。
松の緑が色鮮やか。緑色の小さいマツポックリをいっぱいつけている。
裏道へのバイパス道には、台風の凄まじさがあちこちに。強風にちぎられた木々の枝や葉が、山の斜面を埋め尽くしている。
裏道に出ると、落ち葉は少なかった。もう流されたのか?大きい岩についた緑のベルベットのような苔の美しさに見惚れる。
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まだ、小屋はあいていなかった。相方らは国見尾根から国見岳へ行くと出掛けた。
しばらくで、T本さん等が大きい作品を背負ってきた。ザックを頼んで、待ち時間を散歩に当てよう。藤内沢出合まで。
台風の置き土産、オレンジ色のカエデ、ミズナラの実などを踏んで歩く。いかにも秋!
藤内沢出合はガスっていた。
その霧の中から、突然「解除」若い男性のコールが北谷に響き渡った。今日の私はここまでだけど、彼の声が聞けただけでホッとする。自分も岩に触れている気がして・・・
下から、ガイドのMさん。六月末にセントレアでお会いしてからだから、二ケ月ぶりだ。
いつもの女性。「今年はイタリア、ドロミテの岩登り。楽しかったよ!」岩質は石灰岩とか。滑るかな?毎年、ヨーロッパの山へ出かけられるなんて贅沢ですね。うらやましい限りです・・・
小屋に戻って、お手伝い。
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作品には涸沢の紅葉、夏の雪渓、御在所の紅葉、春の山桜など。光と影をうまく取り入れた力作揃い。「山っていいな、写真っていいな」
その中に一壁の写真!光る新緑と黒い岩壁との対比がいい。そこをクライミングする人がいる。よく見ると、なんかリードしている人、見たことあるよ。セカンドで登っている人のヘルメットが赤い・・・私?いつのまにかモデルになっていました!
今日は小屋の前を通った人が多い。登山者が絶えることなく数珠つなぎ。賑やか。
午前中いっぱいかかったので、上には行かず、このまま降りる。私を撮った四日市のOさんと一緒に歩く。「新緑に光が射していたのはほんの数分。すぐ後でもう一度行ってみても、もう光はなかった」そうだ。写真を撮る人にとって、光との出会いが全て!シャッターチャンスって一瞬なのだ。
「作品は、10月2日までの土日祭日展示されます」
裏道登山口で一箇所、土砂崩れ。工事車両通れるのかな?
朝は雨が降りそうだったのに、車に戻る頃、雲が切れて青空が広がって行った。山の天気って、よくわからない。この風で、岩が乾いて、明日晴れるといいけど・・・
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2011年9月11日 くもりのち雨
蒼滝P7:00〜(裏道)〜望湖台〜朝陽台〜(中道)〜P12:00
昨日の予想に反して、曇り。菰野町に来ると、道路が濡れていた。
岩登りの道具を背負って歩く。どんどん空が暗くなる。小屋手前で雨が降りだした。
カッパ上衣とザックカバー。今日は少しでも軽くしようと、傘を置いてきてしまった・・・
小屋に着く頃、土砂降り。もうすでに何人もの人が雨宿りをしている。岩登りの人もあきらめ顔。
今年八月にマッターホルンへ登られた方の話。前年に偵察に行って、今年無事登頂。「ヘルンリ稜を登るには、体力、腕力、握力がいる。垂直の岩壁をよじ登らなければ行けない。そこであきらめた人がいる。折角行ってもそれではもったいない。腕立て伏せをやること。高度順化は前にブライトホルンなどに登ること。」
握力腕力の全くない私には耳が痛い!
小降りになった。
裏道を歩こう。私って裏道をあまり登ったことがない。前壁ルンゼからは時々降るけど・・・新鮮な気分で歩く。峠手前は中道みたい。マッターホルンさんことSさんに追いついた。山初めてらしい方の引率のようだ。
望湖台から記念碑へと歩く。所々、木の葉が赤や黄に衣替え!
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タテヤマリンドウ咲くシロヤシオのあたりに、オコジョのような、イタチのような、リスのような動物!人を見ても怖がらず、じっと見つめてくる。
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アザミの花が雨に濡れている。サラサドウダン?が色付き始めた。
朝陽台。
本谷から来たI藤さん、Sさん等と休憩。
中道へ。
シロヤシオ、コメツツジ、マンサクが秋の色!ホツツジが岩の隙間から顔を出している。
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登山道は大渋滞。天候がイマイチなのに、若い人がどんどん登って来る。
中道登山口でアケビ発見。実りの秋だ!
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下界へ降りるとすっきり青空。夏と秋の雲が、仲良く挨拶してるみたいだった!
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