御在所 

      1212m (三重)
2011年10月16日 はれ

P7:00〜(中道)〜朝陽台8:50〜望湖台9:20〜武平峠〜鎌ヶ岳(10:50〜11:20)〜白はげ11:50〜犬星の滝12:10〜P13:10

昨夜の雨で道路が濡れている。今日はたしか「かもしかハーフマラソン」こんな道は走りにくいだろうな。ランナーの心配をしながらスカイラインを進むと、鹿が飛び出した。
又しばらくして今度は立派な角を持った雄鹿。横断すると、振り返ってじっとこちらを見ている。朝ごはん?
 
午後に用事があるのと、筋肉痛の足の様子を見ながらの山歩き。久しぶりに中道へ。

登山口近くで工事が始まった。


おばれ岩下。
歩きだすと暑い。夏の終わりの様な感じ。レッグウオーマーを脱ぐ。皆さん薄着になりました。

岩棚。
コアブラツツジかな?ワイン色がいい。

地蔵岩。
黄葉で谷が明るい。アカヤシオが赤い。

シロモジの鮮やかなオレンジ色が目に飛び込んで来た。朝日が差し込んで、より美しい。

 
コブシには、ネコヤナギに似た芽ができていた。生き残る為に、厳しい冬を超えて春までの半年間こうやって身を守るのだろう。植物は賢い!


北谷テラス。
見上げる御在所は所々、赤や黄色に彩られている。マンサクには丸い実。花の大きさから考えると実が大きすぎるような・・・

シャクナゲの樹辺りで、すらっとした木に真っ赤な実。青空と赤い実と白い幹のコントラストがいい。

その青空の下、エルガーフエースの岩壁が銀色に光っています!


上のテラス。
藤内小屋に続く谷は、秋色に染まっている。朝陽台への遊歩道は万華鏡!赤や黄色の木から、光がクルクルキラキラこぼれる。美しい!


富士見岩に、たった一株ダイモンジソウが咲いていた!


山ガールさんと一緒に朝陽台へ。
感受性豊かな年代に自然と触れ合えるのは素晴らしい。もう戻れませんがその頃に山を歩きたかったといつも思っています。


御在所しぜん学校への遊歩道。
サラサの濃い赤やマンサクの黄色が綺麗。


しぜん学校前から仰ぐ朝陽台、渋い赤が裾模様。高層雲か?帯状の雲が青空に大きく落書きしている。

どんと空に横たわっていた雲は、見ている間にほうきではいたような雲になった。

今日はここまで足が軽い。以前から、足だけは丈夫と思い込んでいたのにずっと重くて、結構落ち込んでいた三週間。シップしたり、ドリンク飲んだりと必死でケアしたのがうそみたい。
今朝はザバスを飲んだからいいの?バナナ、パン。

さてここから先はどうでしょう。


歩道には、落ちたばかりの赤や黄色の葉。落ち葉を踏んで歩くのって好き。秋ならではの風情に気分はルンルン!

三角点への階段を上がると、ほうき雲が彩雲になった。虹みたい!手前を速く流れるのはずっと低い雲。

望湖台。
黄葉が谷を染めている。ここから御在所の錦絵巻が始まります!

記念碑から見下ろす御嶽神社もサラサドウダンの渋い赤で彩られている。

峠道ゲート近くでカエデが赤い。街路樹によく見るような大きい葉っぱで、見ごたえがある。

街路樹と言えば、富山の鈴懸通りのプラタナスが綺麗だそうです。九月には立山駅しか行ってないので、ネットで調べたら見事でした。



武平峠。
鎌ヶ岳へ登り始める頃、ほうき雲はあっけなく消えてしまった。「水蒸気になった!」

ハイジが乗ってたのに・・・(気分はハイジ)

いつもの辛い登りも気にならない。まったくもってどうしてか、足が軽い。時々現れる黄葉にドキッとさせられる・・・


展望台。
ヤマボウシの赤い実はもうなかった。鳥に食べられ、種はどこかへ運ばれて行った。ハナミズキに似た赤い葉が秋の色。

三ツ口源頭あたりから望む鎌ヶ岳、北面が美しい。日影の暗い部分が紅葉を引き立てているのだ。登山道の先の方で、なにか明るいと思うと、シロモジの黄葉だったりする。秋を感じながら歩く。
 
カメラを新しくしてから、デジカメのサイズを3Mくらいで撮っていたけど、一番大きい10Mで撮ると大伸ばしできるそうだ。DISPで残りの枚数なども表示すると便利。


鎌ケ岳山頂。
露岩、馬の背岩を楽しく。前尾根似の岩で背後を振り返ると結構な高度感。「もしここが穂高だったら後ろは滝谷だけど、どんなんだろう。暗いのかな?」以外にも「明るいですよ」の回答。鎌ヶ岳で穂高の疑似体験!山っていいな、こんな遊びができる・・・

大岩へ。風がきついので尖がりに乗るのは控えよう。

南面、鎌尾根あたりはまだみどりが濃い。

祠前で、陽だまりを楽しみながらランチタイム。リンゴ、松茸ごはんのおにぎり、クリームパン、紅茶。

柔らかな秋の日差しが気持ちいい。夏なら絶対こんなことできない。日向ぼっこなんて!

もう壊れたと思った足は完全復活。元に戻った。「山がなかったら、私やることないじゃん」と、落ち込んでいたけどよかった!これからは、ザバス忘れないようにしようっと。

大勢の人が次々やってくる山頂。Tさんは「湧いてくる」と言っている。面白い表現!


今日は白はげから降ります。
岳峠で水沢から来た人が「初めて人に会った」と喜んでいた。廊下から鎌尾根に出ると、急に夏みたいに暑い。足元からむしむししてきた。この尾根は年中、日当たりがいいようだ。

鎌尾根末端の岩場。
屏風の頭から望む穂高連峰のように錯覚する。ちょっとスケールが違うけど・・・


白はげ。
突然、遮るものが何もない空間に飛び出す!この瞬間が好き。

下から数人登ってきた。春に会ったA川さん。岩の降りが苦手のようだ。「憧れの北方稜線は天気が悪くて行けなかった」そうだが・・・岩が怖いと剱岳はちょっと大変かも。

谷が近付くと、滝の音が大きく聞こえて来た。水の音を聞くと心が落ち着くのはなぜでしょう。



犬星の滝。
水量が多い。ダイモンジソウはまだ咲いていた。でも雨のように滝の水が降って来るので早めに退散。

その後も谷に水が多くて、はまらないように岩を歩く。足場にしていた岩が流された所もある。

ダイモンジソウ。
感度を上げるとうまく撮れると教えられ、やってみる。さてどうかな?
前回より、うまく撮れたみたい!


下の滝にもまだまだ咲いている。その後の腐葉土は、いかにもヒルがいそうで苦手!ピョンピヨン岩を飛んでいく。(後で聞いたけどヒルは土の中にいるので、葉っぱにはいないそうだ)

御在所の黄葉に遊んでもらって大満足の一日でした。

これから少しずつ裾野へ降りてくる紅葉、来週も楽しみ!
鮮やかな黄色い葉一枚が、今日のお土産・・・



丁度、ハーフマラソンも終わって、Gホテル駐車場は満車。温泉も大混雑。
山だけでなく、マラソン界でも若い女性が活躍しているようです。頼もしい・・・

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