御在所 

      1212m (三重)
2011年12月17日 くもり

P7:00〜(中道)〜朝陽台9:00〜望湖台9:55〜鎌ヶ岳12:00〜(尾根〜三ツ口谷)〜P13:15

スカイラインは冬季通行止め。温泉街の蔵の助辺りからは道路が真っ白。まだ誰も走っていない。

駐車場には雪を被った車が二台。昨夜から停めてあるのかな?すぐ、Tさんが到着。

積雪はここで6cm。降ったばかりの軽い雪を靴先で蹴る。気持ちいい!

おばれ岩。
若い人が「車が降りられるか心配で・・・」朝日の撮影が目的だったようだ。雪まみれ車のお二人さん。彼らが戻ったらしい地蔵岩辺りからは誰も歩いていない。

やったー!雪の柔らかさを感じながら歩く。めっちゃ贅沢。けがれない白の世界に足跡を印していいのかな?申し訳ない気分です。



キレット。
雪と氷の付いた岩壁を降りる。雪があると緊張して、体が固くなってしまう。岩だけなら、ささっと降りられるのに。滑らないようにそっと足を、雪と氷の付いた岩に置く。

Tさんは、何も見ずに、私なら滑りそうで足の置けないスタンスに、普通に足を置いて立って、ささっと降りた。滑らかな身のこなし。「なんで?」「体が勝手に動く」

無雪期の動きが、雪や氷があっても普通にできる!どれほど練習したらそうなるの?多分、気が遠くなるほどの時間・・・


上のテラス。
凍っているがその上に雪があるので滑らない。あたりは水墨画。モノクロの世界に身を置くと自分まで色がないように錯覚する・・・

ガレ。
相方は雪の付いた壁を登った。滑り落ちそう。その後は岩と雪と氷を歩く。「足裏で?!滑るかどうか確かめながら一歩を決める」 言葉では簡単そうに聞こえるんだけどなかなか・・・


富士見岩。
手すりには小さなエビノシッポ。朝陽台への道は白い林。樹氷だ!氷の華が咲き乱れている。お見事!



白い朝陽台からしぜん学校前へ。
柔らかい雪を蹴って、白い木々を仰いで、気分は上々。ケルン辺りではエビノシッポがでかい。

しぜん学校でストーブをすすめられる。
中で、水谷のりやさんの迫力ある写真に見入る。

汗をかかないように歩いたのに、背中は結構汗をかいて、止まると寒い。でもストーブのお陰で、かじかんだ手や膝はぬくぬく温まった。


望湖台。
御在所の標識のエビノシッポが尖がって格好いい!



遊歩道には10cmくらいの新雪が降り積もっている。その軽い雪を蹴って歩く、楽ちんラッセル。靴の先が雪をかき分けて、自分が進んで行く。なるほどラッセル車の気分だ。

峠道。
中ほどでは笹が覆いかぶさって、ガサッと雪が落ちてくる。「首に入ると冷たいのでフードを被る」これで大丈夫。峠手前で一人登ってきた。鎌ヶ岳から?

峠。
先程の人はスカイラインからだった。足跡でわかる。鎌ヶ岳へはもう既に登りのトレースがある。ここからはラッセルじゃないの?ちょっとがっかり・・・何でも一人占めしたい欲張りな人!


露岩。
下の登山道から行ったのに、岩に取りつけない。ただでさえ不器用なのに、手袋をつけているとほんとに何もできない。手や腕をジャミングするといいらしいが、とっさに判断できない・・・


山頂手前でデッカイ樹氷!めちゃ迫力がある。エビノシッポの氷模様ができたてでくっきりはっきり。そっと触れてみる。ぽろぽろ簡単にはがれる。もろい。こんな綺麗な物を造り出す自然ってすごい!

前尾根似の岩場。
雪の付いた岩壁、登れるかな?行ってみよう。「基本に忠実に」 爪先立ちせずに、足裏をフラットに置くってこと?

大岩にも小さいエビノシッポがいっぱいついている。


南は何にも見えない・・・


白い鎌ヶ岳。
雪は、ないのと同じくらい軽かった。なのに、ストックなし、体が重いなどの理由で時間がかかった・・・

風がないので、祠前で一休み。静かな先客さん一人、お邪魔します。熱い紅茶で温まる、冬の鎌ヶ岳を感じながら・・・

先週と同じ尾根から降りよう。


北斜面なので雪が多い。8cmくらいの柔らか雪がずっと足にまとわりついてくる。たまらなく心地いい。「岩も花も紅葉もいいけど、やっぱり雪は別格。私にとって、雪以上のものはありません!」

さっさと歩けるし、気持いいので「これくらいのラッセルも楽しい」と相方。単純に雪ならどんな雪でもいいってことね!
?今まで、膝のことをすっかり忘れていた。雪がクッションになったらしい。雪っていいことばかりだ!

三ツ口ダム跡、一面真っ白。山は曇っていたが、菰野の町は晴れているようだ。



駐車場まで雪は続き、朝からずっと雪だけを歩けてラッキー!
新雪さまさま。お陰で、靴ピッカピカ。

山頂付近が暗いけど、明日もラッセルできるかな・・・

         トップメニューへ
inserted by FC2 system