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2012年1月7日 くもり
P7:00〜(中道)〜朝陽台9:25〜望湖台10:00〜記念碑10:20〜(中道)〜P12:00
湯の山温泉のバス停に着いた。道路に雪はないけど、道路脇に雪がある。雲行きもあやしい。
帰りに、駐車場から降りられないと困るけど、数台登って行ったのでついて行く。道路端に雪が多くて対向できない。駐車場にも積もっていて、どう停めたらいいのやら。
年の始めはいつもスキーのはずのTさんが見える。お願いして、端っこへ入れてもらう。もう一台横にも停められるように。有難うございました。雪道に弱い人が雪山に来ては人に迷惑をかける・・・
細かい雪が降っている。滑らかな雪。カタクリみたいな雪。
トレースをくれたのは、筋トレさん。足の長い彼の一歩は私の二歩分。逆はの字で足跡を残してくれている。それに続くと滑らない。これもチムニー!
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キレット。
Tさんは岩壁で靴の爪先をコンコン叩いて雪を落としてから、岩に足を置く。砂もそうだとか。滑らないように細かな所まで気を使って、決して無造作に足を置いてない。
コブシの見える岩。
体を前傾すると滑り落ちる。木の枝を持って体と重心を外に出すと登れた。
北谷テラス。
風が冷たく寒いのでカッパ上衣を羽おる。トレースを外れ、尾根に上がると腰まで潜りこんだ。
上のテラス。
手前のボルト岩場は雪に隠れてしまって、知らない間に通り過ぎていた。
「遅いけど・・・」と言いながら、ここでアイゼンをつける人がいた。
先週滑り落ちた岩場、今日はしまった雪面を確かな一歩で。掘割道は埋まっていた。トレースを外さないように。はすすと、ここでもごっそり腰まではまる。
雪が岩の隙間を埋めてしまった。あちこち、ただの平らな白い坂道になった。
既に足下に数十センチ雪があって背が高くなっている。それを意識してなくて、木の枝が突然顔の前に来て、お辞儀して歩く。
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朝陽台。
丸岩に乗って富士山登頂気分。やったー!
遊歩道。
降ったばかりの雪が足元に滑らか。新雪ってどうしてこんなに気持いいのでしょう・・・
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望湖台。
雪の尾根ができ始めた。歩けるかどうか少し乗ってみるTさん、まだ柔らかであきらめる・・・
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記念碑。
三叉路からふかふか雪が、膝上まである。山頂公園でラッセル、ラッキー!登山口辺りでは大したことなかったのに、標高1200mではこんなに雪が深い。何処から来たのだろう、この雪!
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記念碑からササ原を降る。「降りだから、大したことない」そうだ。後からつづく。ふっかふかでどこまでもはまりこんで、出られない!
一歩がずずっと何処までも落ちる。二三回踏んでそっと乗り込んで、次の一歩もそうやってみる。あずまやはすぐそこなのにちっとも前へ進めない。
一気に1mも積もるとこうなるのだろう。もがいてもがいて真綿雪をやっと脱出。ホッ。
「そこまでとわかっているからいいけど、先がわからなければ柔らかい雪は危ない!」「この先の掘割道もこんなだろう。尾根に逃げても腰まである。峠も雪もがき・・・」と予測して今日の御在所はここまでとする。この後予定があるから。なかったらどんな雪か行ってみたい気もするが・・・
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戻るあずまやからの遊歩道もふっかふかだった。いつか長石谷を雪泳ぎしたのはきっとこんな雪だったのだろう。
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藤内沢からの道を富士見岩へ。ここも深い。
中道。
腰まで雪に埋もれてガレ場の急斜面を降る。富士見尾根末端の岩場、エルガーフエイスの見える岩場、新雪を捜して駆け下る。雪の下の岩で怪我しないように。
コブシの見える岩。
凹角部は白いすべり台。キャホー!キレットの雪と岩登りにちょっと苦労して・・・立岩あたりの広場もしっとり雪散歩。ルンルン!
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岩棚。
その下のやぶの雪斜面。などなどあちこちの新雪を蹴散らしてしまった。T尾さんがいたら怒るかな?「新雪は、はやいもん勝ち」と言っている人もここにいますが・・・
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ロープウエイの見える岩。
粉雪被った御在所を仰ぐ。手前の松が伸びて、だんだん御在所が見にくくなった。
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20cmくらい積もったスカイラインの雪も融けていなかった。
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帰り、千草あたりで青空が広がった。釈迦岳やその隣、三池岳?や、竜ヶ岳が新雪纏って綺麗!
ひと冬にそう何度もないいい雪。こんな雪に出会えてよかった!
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