御在所 

      1212m (三重)
2012年6月23日 はれ

P6:45〜(中道)〜朝陽台〜望湖台9:10〜鎌ヶ岳(10:50〜11:30)〜(三ツ口谷)〜P12:50

○○ユリに会いに、いそいそと出掛ける。
ゲートが締まっていたので、温泉最奥駐車場へ。

T尾さん情報の綺麗な子は終わっていた。先日の台風ですっかり痛めつけられた。傍の子も。少し左上にも終わったらしい子がいる。
そして今日一番のピンクちゃんにご対面。甘い香りが漂ってきた。誰かにくっついてきた山椒の香りもする・・・もう今年はこの子だけかも。

線香花火見たいなコアジサイが淡い色合いになっている。

岩棚。
恵那山がどっしり。右に中央アルプス、御岳山、乗鞍岳・・・御嶽山のてっぺんはまだ雪で白い。早く上へ見に行こう。

第二弾。
濃いピンクです。ちょっとしおれて・・・

第三弾。
しっかりしているから数日で咲きそう。今まで見つけておいた蕾は、全部鹿さんに食べられたみたい・・・

キレット。
抜けおちた岩が目の前に。雨で地盤が緩むとこうなるのだ。こんなのが落ちてきたら即死だよ!



タツナミソウ。
○○ユリの替わりに咲いていてくれました。

富士見尾根末端の岩場からのトラバース。
先日、イワカガミを家族に教えようと振り返って、下に落ちたというTさん。その場所を教えてもらう。「こんなとこで?」慣れているのに・・・慣れているから?
事故にはならなかったけど、そういうものなんだろう。「落ちる」ということは。
一の谷では、手で引き上げたところもあったそうです。やっぱり、御在所は険しい岩山です。

上のテラス。
台風で、汚れた空気や湿気が吹き飛ばされて、風景が鮮明。めちゃ爽やか。

富士見岩。
「御嶽山、乗鞍岳、穂高、笠ヶ岳、黒部五郎岳、釈迦の上に白山」とTさん。何て目がいいんでしょう。

朝陽台。
タンナサワフタギはしおれていた。


遊歩道。
遠く、御嶽神社あたりの笹が枯れているように見える。木々も元気がない。

望湖台。
ショウキランは去年より増えている。これは鹿も食べないようだ。

地獄谷を見降ろすとホオの花!あちこちに白い。
御池岳、鈴ヶ岳、霊仙・・・伊吹山がわからない。冬なら白くてすぐわかるけど・・・
もう西尾根はみどりの葉が生い茂っている。今なら、春のようには歩けなくて、迷うかも・・・


すっかり緑の夏山、御在所。

記念碑。
鹿の家族の足跡がいっぱい。乱れて飛び跳ねているのはやはり小鹿だろう。足跡は「今日の朝ごはん美味しかったね、おかあさん」とでもいっているようだ。鹿も子どもたちを飢えさせない為に、生きるためにそうしているだけだから、仕方ないけど。何とか守れないかな○○ユリ・・・


サクラソウみたいなハート形の白い花びらをつけた花は?イワツメクサに似ている。高山植物みたいに遊歩道の斜面いっぱいに咲いている。

調べたら八ヶ岳などに咲く「タカネミミナグサ」に似ているけど・・・普通の「ハコベ」かな?

峠道でも○○ユリには会えなかった。


緑の御在所、雨乞岳がくっきりクリアー。
望湖台と同じように、水量谷にもホオの花が白い!

鎌ヶ岳山頂。
大地、伊勢湾、山の輪郭がはっきり。ゆったりまったりランチ。


N村さん等が大勢で。北海道や九州や日本中飛び歩いて、山三昧の方。百名山にもう手が届くとか。我々と違って、お金も時間も体力も全部そろって余裕しゃくしゃく。うらやましい・・・


三ツ口小滝あたりの○○ユリはどうかな?
尾根のホオの花はどうかな?

尾根から、大きい葉は見えるけど、花は見つけられなかった。

日本庭園。
どこからか低音のセミの声。エゾハルセミ!一斉に鳴き出した。セミに夏が近いことを教えられる。初鳴き?!温度を感じて鳴くとか。下へ降るともう声は聞こえなかった。

長石尾根途中の鞍部から、三ツ口谷へ。
目を凝らして捜すも何も見つけられない。あんなにあった笹似の葉は一枚もない。


堰堤でエゴ。
去年は、たしかすごい花数だったが、今年はひとつふたつ・・・

線香花火?だけは綺麗です。


相方が前から、振り返って何やら合図。ふと右手下の崖を見ると咲いてました。

色白さん!
やっと会えました、この子こそ、今日の一番。今季一番です。会えてよかった!



小滝。
落ち葉が流されて綺麗な岩肌。白い花こう岩と水が美しい。

冬にでっかい氷柱を見た滝に、ダイモンジソウの葉が大きい。イワタバコの葉も育って艶やか。

モリアオガエルの白い卵は一つもない。木の下の流れも変わったし、イモリなどが待ち構えていたから、絶えてしまったのかもしれません。自然界は厳しいのですね。


今度は、ダム堰堤下で、白い花!光を浴びて眩しいほどに輝いているのは?それは間違いなくヤマボウシです。


今季の○○ユリ。
本人?もさぞ無念だろう。何年もかかって蕾をつけて、今、咲こうとしている時に鹿のお腹へ直行だなんて・・・
五月頃、一年生などの葉をあちこちで見たので、確実に増えていると思い込んでいた。今日の様子から、もう御在所では見られなくなるのではと心配しています。

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