御在所 

      1212m (三重)

2014年1月5日 晴れ

P6:00〜(中道)〜朝陽台8:15〜(中道)〜P9:40

午後の用事の為、ヘッドランプをつけて暗いうちに出発。辺りが見えないと、行動が鈍い。

空が白み始めて、モルゲンロート。御来光が厳かで、思わず手を合わせます。


澄み切った空が美しい。群青色。吸い込まれそう・・・

北に遠く、藤原岳、御池岳、霊仙の白い峰。冬は、空も山も凛として清々しい。

登山道は、踏み固められた雪道。こんな雪は、滑りやすく歩きにくい。逆ハの字で行く。


ロープウエイ駅舎の屋根辺りに樹氷ができていた。綺麗!藤内沢や国見岳を見降ろして中道を降ります。


キレットの見える岩。
アイゼンを付けた方がいいのに、結局アイゼンを付けずに、登り降りしてしまいました。
木の階段辺りで、O田さん等が登ってきた。「アイゼンなし?!」無謀な我々にあきれてる!

それからは、登って来る人に聞かれると「今日の雪はアイゼンを付けた方がいい。あちこち岩にぶつかりそうになって危なかった」と話す。皆さん、怪我しないで。


厳冬の御在所、澄んだ大気に大地も山も輝いていました。



2014年1月2日 はれのちくもり

P〜(本谷)〜御嶽神社〜武平峠〜P

Oさんはどこかへお出かけでした。Mさん、Tさん御一緒お願いします。

大黒滝。
今日の難関は、下のバンド岩。相方は真中から。「岩に雪、付いているから無理」と私は右岸の木の枝から、頭上の木などをしっかり持って一歩ずつ。Mさんも後に続いた。Tさんはいつの間にか、真中から登ってしまっていた。先週、ここで、ピッケルの細引が切れたそうですが・・・今日はその替わりに、荷作り用テープ!

大黒滝は、シャンデリアの上の方が融け、下だけになった。たしか30日は、全面凍っていた。その少し下でアイゼンを付ける。しばらく歩いてなんか右足だけゆるゆる・・・後ろのMさんから、「靴の底に雪がついてはずれそう」と注意される。アイゼンを付ける時に、靴底の雪を綺麗に払わなかったようだ。一度はずして雪をはらって付け直す。靴底って自分では見えないから、これからは辺りの岩やピッケルなどでしっかり雪を落としてからつけよう。岩場の途中だったら大変だった、ありがとう・・・

一枚岩。
Tさんからデッカイ氷柱のプレゼント!私の身長くらいある。白じゃない、透明氷、綺麗。スキー板かつぐみたいに、肩に背負って一枚岩の上の人に届けよう。岩に雪がたっぷりついているので、立って登れた!すごーい。氷を受け取った人は笑顔になって、記念撮影してもらった。その後、氷は岩に・・・



潜り岩横岩。
今日の難関の二番目。ロープを持って、岩と雪を登る。アイゼンが数センチあるので、足が思うように上がらない。いつもよりさらに高く上げなければならない。それが難しい。Mさんはささっと軽く登ってきた。Tさんは、左岸から岩と氷登り?!



ここは氷の世界!ピッケルで味わってみよう。固い!固すぎる。腕力のない私には歯が立たない。折れた氷柱が、頭に落ちたら大けがしそう・・・「沁み出した水が凍ると透明氷で固い、流れで凍る場合は空気も入って白く柔らかい」たしか、乗鞍高原の善五郎滝真っ白だった!そういうことか。

この辺りで、カメラが電池がないと言っている。気温が低すぎて消耗が激しいらしい。写真はおしまい・・・

目の前にウメバチソウの岩。
いつものスタンスがない。よく見ると、氷でふさがっている。上部の固い雪にサクッとピッケルを刺して、先程の氷にアイゼンの歯をしっかり決めて乗りこんだ。小規模だけど氷と雪の付いた岩壁登り。気分は最高!

ドンツキから大黒尾根へ。
雪の林を登って尾根から一の谷に合流。氷ばくへの出口では雪まじりの風にさらされる。顔が痛い!Mさんのレモンティで温まる。ミャンマーのお土産甘酸っぱいドライフルーツも。

望湖台。
階段が消えてただの雪の坂道、この方が登りやすい。雪尾根ができた!まだ柔らかくてはまり込む。降りで誰かさんが蹴り砕く・・・大丈夫、またすぐできるから。

記念碑へ。
砂糖みたいな雪を歩いて、あずまやへ駆け下る。笹原にはまり込みながらもキャッキャと楽しい雪原降り。

御嶽神社。
初詣。皆が健康で暮らせますように。

武平峠。
掘割道が雪で埋もれている。時々はまり込むが、気持いい雪道。峠には雪壁ができていた。今日は鎌ヶ岳には行かないので、そこから真っさかさまに落ちる人、二名。楽しそう。

スカイラインに出て、脇の登山道を行く。表道分岐でお茶にする。Mさんのレモンティと甘栗で。

有難いことに、今日もGホテルは営業していました。館内に流れる琴の調べがいかにも正月らしくていい。
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