御在所 

      1212m (三重)

2015年2月7日 晴れ

P7:00〜(本谷)〜自然学校9:25〜望湖台9:55〜記念碑〜武平峠10:35〜鎌ケ岳(12:00〜12:25)〜(左俣)〜三口谷12:45〜大滝13:30〜ダム湖跡14:00〜P14:30



風もなく穏やかな日和。足を痛めてリハビリハイクのT尾さん、Mさんと「本谷から左俣」へ挑戦。

一枚岩。
新雪があるので楽しく登れた。

大黒滝。
バンド岩は真中から。滝は凍って奇麗。溶け落ちて欠けた氷柱もある。直下は危ない!

くぐり岩。
Mさん等は真中から、我々は左岸から。氷柱も雪を被っている。



柔らかな白に覆われた朝陽台が目の前に広がってきた。奇麗。


大黒尾根を行く。どの木の枝にも雪がついて花が咲いたよう。まるで高山の花もちみたい。

一の谷道と合流して、氷爆への雪壁を登る。ほとんど垂直で、木のぼり状態。陽がよく当たる下の方の雪は蹴り込んでも柔らかくて決らない。落ちそう・・・トラバって蹴り続けるとだんだん堅くなってアイゼンがよく効いた。落ちないってわかると、雪を蹴るのも超気持ちいい。

自然学校で0℃。今日はあったかい。

望湖台。
御在所最高の雪質。サクサクしてはまらない。てっぺんに立って「やったー!」記念碑へもサクサク雪を歩く。壮大で見事な雪景色にルンルン!



雪が多い御嶽神社の尾根や、ゲート手前のどこでも歩きもはまらない。気持ちいい。


武平峠。
おもちみたいな鎌ケ岳への壁をちょっと見上げる。無理かなと左から回り込む。その後も三重県側に飛び出したでっかい雪庇を歩いては登山道に戻るという歩き方。

雪壁。
右端から取り付く。壁にピッケルをしっかり刺して、三人とも通過。アルプス気分!相方はパスしたようだ。もったいない、せっかくあるのに・・・



次々現れる雪庇が美しい。足元の雪はしっとり滑らか、超気持ちいい稜線歩き。

展望台。
ここでアイゼンをつける。いらないけどと思いながらも、直下の岩場が心配で・・・

歩きだすと足が重い。身軽なMさん等は行ってしまった。トレースは昔の登山道にあるのでそのまま進む。



やはり、直下の岩場は堅い雪壁になっていた。アイゼンつけてよかったよ。確実に一歩ずつ蹴り込みながら大岩へ。

目の前には白い御在所がドーンと聳えている。「やったー!」
一年中で一番美しい御在所。今日は記念碑が特に白い。峠から鎌ケ岳に続く雪庇もうねうねと迫力がある。見事な山水画だ。登ってきた雪壁の岩と雪も美しい。


南に行くと「わあ、すごーい」祠も鳥居も雪に埋もれてしまった。冬の鎌ヶ岳山頂の風景だ。そう何回も見られる景色ではない景色に身を置く。めちゃ贅沢な気分・・・


いざ、今日のメインイベント「左俣」へ。

全員アイゼンをつけた。凹凸が何もない尾根から、ただ雪の斜面を降って行く。ネチッとして粘り気があるような雪が、足に纏わりついてくる。気持ちいい・・・今までわからなかったけど、やっと、今年この雪が分かった。最高の雪のこと。

巨木に近づくにつれ雪は堅く締まってきた。新雪を蹴りながら降る急斜面。Mさんと私は、滑落しないように慎重にゆっくり一歩一歩降る。


傾斜が緩くなると辺りは粉雪たっぷり。雪にまみれて泳ぎながら降る。



あちこちお尻でも滑って。たぶん、今までの左俣雪体験の中でナンバーワン。


三ツ口谷。
ここもいい雪。長石尾根の案内板あたりで雪に寝転がっている人がいる。大の字で気持ちよさそう・・・真似てみる。雪に包まれるって感じ、いい気分。今日のように暖かいとこんなこともできる。やっぱり雪山はいい・・・

久しぶりに谷沿い道から降る。一ヶ所、足をはずしたらお終いみたいな危険なところは泣きながら・・・
谷の氷柱に魅せられる。大滝は蒼く凍っていた。川の淵の雪もはんぱじゃない。


おまけは、小滝下の人工氷ばく。奇麗!アイゼンをはいていることだし、誘われて、氷のシャンデリアを攀じ上る。ちょっと窮屈な氷壁登り。こんなクリスタルな世界も冬ならでは・・・


ダム湖跡の雪も深かった。本谷と左俣の雪と氷に遊んでもらって、めちゃハッピーでした。

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