御在所岳

1212m三重)


2003年1月19日 くもり 夫と2人

湯ノ山温泉街上部のP7:50〜(裏道)〜藤内沢出合9:15〜(藤内沢)〜御在所山頂(11:30〜12:15)〜(藤内沢)〜P14:30

ウサギの耳からは、雪が固くしまってさくさくと大変歩きやすい。雪質がさらさらしている。
藤内沢出合でアイゼンをつける。沢へ入ると、前尾根フランケ下のつららも大きくなっている。下へ行くとつららがささってきそうで怖かった。コウモリ滝の左は、まっすぐ氷の上を行った。ここの氷はしっかり付いているので、ピッケルの先をハンマーでたたくようにさしながら、アイゼンの前つめで氷をけって上がった。
マイナスの滝の下へ出て、そこからアイスクライミングしている人を見に行く。夏には決して立ち入れない場所で、雪と氷のある今だからこそ入れる。そこからは右のガラ場へ下りた。

いつもは岩と氷で登りにくい坂だが、今日は雪の階段になっているのでなんなく上がれた。これが冬山のいいところだ。
3ルンゼ上部鋸岩付近も雪も氷も固くしまっていて、登山道右の小さな氷をけって上がった。アイゼンが刺さる感触がとても気持いい。



下りも藤内沢を滑り降りて、奥又ルンゼへアイスを見に行く。
上から見下ろすと、見事な数十メートルの蒼い氷の滝だ。アイスアックスを氷に打ち付ける音や、アイゼンの氷をける音が谷間に響いている。
スリルと緊張感を楽しむクライマーを、うらやましいようなハラハラする気持で見守った。
翌々週も、奥又へアイスとツルムを見に行った。晴れわたった空にツルムは、眩しいばかりに格好よくそそり立っていた。

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