御在所岳
      1212m(三重)


2004年7月18日 くもり 夫と二人

藤内沢〜長石谷

P9:00〜(一壁、藤内沢)〜御在所岳〜鎌ケ岳〜(長石谷)〜P16:00

一壁で I さんがトップデビューしていた。
ヘルメットやハーネスもすっかり板についてどこから見ても格好いいクライマーだ。
彼の目を見張るような成長ぶりに尊敬の念を抱きつつ、我々はいつものように一壁の上を行く。


藤内沢へ下りるとギボウシとシモツケのピンクの花がきれいだった。先日の嵐で3ルンゼ鋸岩の下に大きい岩が落ちていた。

奥又尾根手前の夏道も一部くずれていた。

山頂公園ではアカトンボのマーキングをしていた。虫取り網を持った元気な子供たちがトンボの羽根に御在所岳の「G」と書いて、雌雄の判別をしてファイルに記録していた。
秋にどこまで飛んで行くか行動範囲を調べるらしい。下界で「G」のトンボを見たら知らせてと言っていた。

武平峠から鎌ケ岳の道では黄色のキンレイカを見かけた。遊歩道、峠道、鎌ケ岳山頂と赤トンボが多かった。

今日も御在所岳はすっきりしない空模様だった。





2004年7月25日 くもりのち雷雨 

P6:50〜山頂カモシカセンター前9:00〜武平峠9:40〜鎌ケ岳(10:35〜10:55)〜(かみなりで雨宿り)〜武平峠12:30〜P13:00

ギンラン?はまだ咲いていた。北谷から吹き上がるガスが美しい。
遊歩道のリフト下辺りでアサギマダラを見つけた。
又、なんか帽子についているので見ると絵の具でも塗ったような鮮やかな青のカミキリ虫だった。ルリボシカミキリらしい。
なぜか御在所岳のトンボは少なかった。

鎌ケ岳山頂は手を伸ばせばすぐそこにトンボというほどいた。帰りに鎖場の岩を下りた辺りで大粒の雨がポツポツ・・すぐに大きな雷。
通りがかった数人と樹林帯に入ってカッパを着て傘をとじる。頭上でバリバリと鳴り響く。ただしゃがみこむ。

雨があっという間に川となって登山道を流れた。30分ほどで遠のいたが一人だったらパニックになっていただろう。

山で雷ははじめてで「金属類を離して体を低くする。慌てて動かないほうがいい。」と居合わせた人に教えてもらう。

逃げ場のない稜線では体を伏せるしか方法がないのだろうか?
又、行きにあんなに沢山いたトンボが不思議なことに下りるころほとんど飛んでいなかったが、トンボは前もって雷雨のことを知っているのだろうか?

大自然の前に人は無力だから、対処法を知り無謀な行動は慎まなければならないと怖い貴重な体験から学んだ今日の雷だった。




2004年8月7日 朝雷 くもり時々晴れ 夕方雷 A・N・Mさん 夫と5人

中道から本谷

朝、雷で愛知川の予定を御在所岳に変更。ハト峰下まで行って戻る。
雷がまだ鳴っていたので中道を行く。無風で湿度が高くとても蒸し暑い。
キレット下で菰野菊が数本咲いていた。

山頂は空一面のトンボで、その数は数千数万。今年の一番だった。トンボ同士もぶつかりそうな数。公園にいる人の帽子や肩や指にとまって、誰もがトンボとの出会いを楽しんでいた。

カモシカセンターの人の話では雌雄の区別は足の付け根の腹部で、腹のまっすぐなのが雌。そうでないのが雄。雄はもう体全体が赤くなって大人だとか。
秋になると下界へ帰るが、御在所岳から半径100kmの範囲がトンボの故郷で遠くは知多半島で見つかっているとのこと。

アサギマダラやミヤマカラスアゲハも見かけた。
一時入道雲がモクモク出て夏空だったが、下りの本谷ではススキもすっかりガスの中だった。

昨日と今日の雷雨で谷の水量が多くAさんは川に飛び込んだ。

温泉で汗を流していると激しい雷雨になった。今日が立秋というのに御在所岳は朝も夕も大気の状態が不安定だった。

トップページへ

inserted by FC2 system