白馬八方

         (長野)
HAKUBAHAPPO

2009年2月19日 小雪のちくもり時々はれ

17、18日と冷え込んで雪が降った。長野の天気予報はくもり。あまり気乗りしないが、夫の「雪がなくなる!」の声に押されていつものSトライパルに問い合わせ。空席一人。八方はツアーがないのでスノーライナーの座席のみ予約。

18日桑名駅20:45発。満席だから座ったまま仮眠。うとうとするだけ。

19日7時前白馬八方アルピコバスターミナル到着。
改築され綺麗になったターミナル。喫茶コーナーができ、案内所のイスの数も増えて広い。八方も雪が少ないようで三箇所ほどの閉鎖区域地図が貼られていた。

積雪215cm。天候は小雪。

暗い空に吹雪いている。やっぱり気乗りしなかったのはこういう天気を想像してたからだよ。昨日も雪だったようだし・・・。まあ八方の雪に会えるだけでもいいから・・・。気を取り直してザックと板を背負って歩く。すると山スキー気分で心が軽くなってきた。

ゴンドラ乗り場のロッカー¥300
半日券(8:00から13:00)¥3300
「風がきついのでゴンドラは止まるかもしれない。現在黒菱の方は動いていない。」との案内。
とにかく兎平へ行ってみよう。あたりはガスッて真っ白だ。リフトさえおぼろげ。小雪は降っているし、風もきつい。ただでさえ方向音痴だし、初心者だし・・・。



迷子になりそうだから一度降りて出直そう。改めて、下の白樺ゲレンデへ。初めての斜面。やっぱり白馬の雪はなめらか。隣の第三は休み。第二ペアからセントラルペアに乗ってセントラルコースへ。
ここは兎平直下の急斜面だった。新雪粉雪が10センチ以上ある。なんというなめらかさ。今まで体験したことのない雪!もしかしてこれがシルキーな雪?
板がその雪にもぐっても、雪なんてなんにも感じない。それは言葉にあらわせないほど心地いい。でも所々その下がアイスバーンになっていてびっくりする。
直滑降で滑る人を見送ってコースを横切って林間コースへ。こちらも急で怖いけど・・・。
後傾しているので「ブーツをしっかり押して、かぶり気味に!」だけを意識する。(先日膝が痛くなるのは後傾しているからだと教えられたのでなんとか前に乗れないものかと考え中・・・。)

次はまっすぐに降りてみよう。リフト側は滑られて圧雪。林道側は新雪のまま。やっぱりその粉雪を滑りたい。もこもこした雪に導かれるように惹かれるように林道側へ。
ゲレンデを越えた山スキーもきっとこんなだろう。ドキドキしながら思い切る。「やったー!」こんな急斜面、降りれたよ。


なんとなく空が明るくなったような・・・。

再び兎平へ。
パノラマコースはくもり。雪は白樺ゲレンデと同じ粉雪。広い尾根はなめらかな雪に覆われている。妙高辺りに青空が広がってきた。平日なのに人が多い。でもスケールの大きさがそれを感じさせない。
偶然隣に座った人が「今日はいつまたガスが出るかもしれないのでスカイラインやセントラルは行かないように。降りはリーゼンスラロームがいいですよ。」とのお言葉。経験豊富な方のようで有難く拝聴する。見上げる黒菱はずっと曇ったままだ。

やはり降りはお勧めのリーゼンスラロームへ。
なんて広大なんでしょう。二箇所ほどの急斜面。昨年たしか下が怖かったような・・・。セントラルコースを体験した後なので?楽しく降りる。人から見ればたぶん危なっかしい!

再びセントラルコース。
上のリフトからは国際ゲレンデに向うオリンピックコースの林道が見える。すぐ上がパノラマコースだろう。コブの横から滑り下りてくる人も目に入る。急斜面に魅せられた人だけがここに来るようで、パノラマに比べれば人がいないのと同じ。
未熟な人?が又粉雪求めて滑り降りる。人にぶつかる心配がないのがいい。白樺ゲレンデの粉雪独り占め。めちゃ贅沢!


そろそろ降りよう。ゴンドラ乗り場まで来ると青空が広がった。板を背負ってターミナルに戻る。

毛糸の帽子に暖かそうな長靴、背にはランドセルの子供が駆けてきた。赤いほっぺがいかにも白馬村の子。この子供達にとって、雪とスキーは普通の生活の中にあるのだろう。




バスターミナルから歩いて五分の八方温泉第一郷の湯へ。アルカリ性のつるつるしたお湯で温まる。(美人の湯)¥500 

尾根を見上げればスキー場の白い斜面が綺麗だ。なんと両側に銀色に輝く五竜岳、白馬三山が顔を揃えている。白い空に輝く白銀の峰々。近寄りがたいような凛としたその美しさに目が釘付けになる。それは朝の空模様では想像もできなかったことだった。この出会いに感謝感激!

昨年のパノラマとリ−ゼンスラロームに加え、新しくセントラルコースを体験。行動範囲がちょっと広がりました。二回目八方の雪を楽しめて幸せ。雪融けまでずっとここにいたい気分・・・。

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