ハライド
   908m
(三重)


2006年5月6日 はれ

P7:00〜朝陽台〜カモシカセンター9:30〜国見岳〜青井岳10:10〜ハライド(11:00〜11:45)〜ヤシオ尾根分岐12:15〜藤内小屋〜P13:30

登山口から、白い鉄塔あたりにアカヤシオが咲いているのが分かる。なんかガスっている。地蔵岩あたりのヤシオがとても綺麗。でもやはりガスって岩の上からは前尾根も何も望めない。
降りる時、一番下で左手をうんと下げて持ち、右手を伸ばして岩にかける。右足は水平じゃなくて岩に斜めに押しつけて、左足を下へ伸ばすとうまく降りる事が出来た。恐怖感なくできたのは初めて。

小屋が見えるガレ場左手にタテヤマリンドウが咲いていた。今年初めてお目にかかる。
キレットの見える岩のアカヤシオが満開。花がいっぱいついている。下のテラス、富士見岩下の岩場、上のテラスにもアカヤシオが咲き出しているがここもガスで何も見えない。
山頂はまだ固い。所々に咲いているものもあるが蕾が多い。



カモシカセンターで水芭蕉。カタクリやザゼンソウもまだあった。観光客がいっぱいいるのでさっさと写真だけ撮って国見岳へ。


岩場から御在所岳は望めない。ヤシオの林を抜けて国見岳山頂へ。岩に乗るとヤシオ尾根上部がアカヤシオでピンクに染まっている。ガスが流れて見え隠れする。でも山頂はまだまだ。足元にはところどころにバイカオウレン。
きのこ岩。人が多くて通過。ヌタバにはさっき猪がいたような跡。
「岩清水」らしき場所で、ヤシオ尾根北側の谷に雪渓が見降ろせた。GWにまだ雪が残ってるってすごい。
三叉路を左に行って急降下。アカヤシオの花びらの向こうにハライドの岩場が見えてきた。朝明側にアカヤシオが多い。
振り返るとヤシオ尾根下部の岩場にもアカヤシオ、ミツバツツジ。 今日はこのあたりが一番のようだ。
足元にはかわいい紫のスミレ。名前を調べたが良く分からない。鈴鹿の新種かも?筋が入って丸葉の白い花のスミレはフモトスミレ。葉がとても印象的。

峠からハライドの岩場にあがる。すぐかなと思っていたが結構登り甲斐があった。
ハライド山頂。
キレット越しに御在所岳ロープウエイのゴンドラが望めた。朝明に目を遣ればハト峰、雲のかかった釈迦ケ岳なども。
目の前にヤシオ尾根の萌えだした若葉がまぶしい。見下ろせば腰越峠辺りのアカヤシオが最も美しい。この季節には朝明から入る人が多いようだ。



ハライドからの眺望を十分楽しんだ後
峠に戻って少し登り返し左折れして御在所岳へ。下って登り返す。尾根を乗り越してしばらく沢沿いに。
もう一度急斜面を登る。高台の岩を左折して以前の道に出る。道が崩れて高巻く感じなのだ。その後しばらくでヤシオ尾根に出た。
ここを歩くのは今日で三回目だからとても近く感じた。初めての時は遠かったもの。北谷に出て川原で小休止。砂が綺麗。細かくてさらさらしてる。
藤内小屋へ。
久しぶりにテストストンに。以前よりさっと取り付いて登れる。一番上で安全の為ザイルを持つ。体を岩から離して足をかける事ができる。この岩の感覚がいい。乾いて固くてフリクションが利いて。
「最後のテラスに上がる所は掌を岩に平たく押し付けて岩をつかむ感じ。」
それが不安で今はまだできないが近いうちに出来るようになるだろう。
中道へ戻る道。雪のない乾いた大きいスラブ岩を歩く。ここも気持ちいい。岩の上ってどうしてこんなに気持ちいいのだろう。
イワカガミが咲き乱れていた。中道の登山口あたりにもいっぱい。ショウジョウバカマは黄色やオレンジ。日陰だから?とうが立ったの?
ロープウエイの見える岩に戻ると一の谷の新緑が目に飛び込んできた。一段と鮮やか。朝はなぜか気づかなかった・・・。
今、御在所岳周辺の山は萌え出した緑が最も綺麗な季節。
風薫る五月。木々も若葉も山も輝いている。

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