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高原ホテル下の小山でスノーシューをつける。夏道を離れて直登する。一歩進むと周囲がひびわれる。これがモナカ雪?!
ホテル前でテント二張り。青空が広がってきた。
五合目手前。
人が座り込んでいる。昨日、ホワイトアウトで自分の場所がわからなくなったという。雪に穴を掘って過ごしたとか。アイゼンだけで体力消耗して、スノーシューが必要だと実感したそうだ。今日、天気が回復してよかったね。
五合目の小屋からは広い雪原を行く。
山スキーの人が登ってきた。速い!楽しそう・・・
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六合目避難小屋。
ルートを外れて直登するので赤旗を使う。急斜面でトレースはない。
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Iさんのわかん跡を辿る。緩斜面の三番目は楽々。ルンルン。
ところが急斜面やトラバースに弱いスノーシュー。滑り落ちないように数回蹴り込んで足を置くが、なかなかうまく進めない。
妖しい黒雲がでてきたが、通り過ぎた。
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そこへ、上から、スキーの人が、雪を降らせて来た。雪崩!こわっ。
滑落しないように、スノーシューをはずしてつぼ足になる。
樹氷が見えて、急登。
私がサッと歩けるのに、相方ははまり込んで進めない。体重20キロの違いがこんな時に出る。最後のひと踏ん張り。
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でっかいモンスターが迎えてくれた。やったー!
琵琶湖が大きい。白い大地も綺麗。
トレース通り来る人を右手に見て、雪原を歩く。
再びスノーシュー。
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前方におとぎの国が出現?そこには極地かと思うような風景が広がっていた。風はほとんどない。
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エビノシッポがめちゃでかい!
風と雪が作り出した異次元の世界、不思議の白い国に迷い込む・・・
天候がいいとこんな光景に会えるんだ。
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登って来る人は、今日は急変はないと判断してか?普通に何処でも歩いてはしゃいでいる。
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エビノシッポに囲まれて一休み。この白い世界で熱い紅茶を頂く贅沢!
どんな強風が吹き荒れたのかと思うと、今この時の穏やかな空模様は、神様が下さったとしか思えない。奇跡・・・
大自然の造形物たちは、何か語りかけてくるようで愛おしい。
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あの急斜面は大丈夫だろうか?
私はつぼ足。スノーシューやわかんの人はそのまま。
心配はいらなかった。ほとんどお尻滑り。あっという間に避難小屋。
2時間かかった急斜面を、30分で!
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振り返ると、青空に白い伊吹山が堂々と聳えていた。そして我々のトレースがくっきり。
その後は、スノーシューをつけて何処でも歩き。
五合目は谷に向かってショートカット。
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三合目まで降りてくると、雪はちょっとベタベタ。
ホテル下ではガイドツアーらしき20人ほどが雪山のトレーニング中。天気がいいと何の心配もいらない。行動範囲も広がって活動的になれる。
登り五時間、降り二時間。一日中、伊吹山の雪に遊んでもらって大満足!
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